あらすじ
ナビスコ杯二戦目。博多デルフィネスと、激しい接戦をくりひろげる和也たちヤマキ自工。後半、拓馬のリタイヤがありながらも、先制点を奪取・・・。
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日本にプロリーグの無かった頃から連載開始、日本プロサッカー誕生の歴史と共に成長したマンガ。主人公の父は実業団チームの有名な選手だった。だが、Jリーグ発足前に交通事故で亡くなり、幼い和也はショックでサッカーをやめてしまう。その後、再びサッカーに戻り、父をはるかに超えたプロ選手になる、というお話。あらすじを書くと簡単だが1つ1つの密度が濃い!すべてに全力なのだ。
主人公は素直で仲間思い。勝つために努力し損得を考えずまっすぐでブレが無い「気持ちのいい性格」が魅力。試合で観客を味方につけてしまうタイプ。
「適当にやっときゃあいいじゃん」と諦めることに慣れてしまった大人達が、和也に煽られ「お前みたいなガキに負けてたまるかコノヤロウ!」と火がついて、全力で戦う喜びを思い出す。サッカーに限らず、戦うことを諦めた大人たちに読んでもらいたい。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
デルフィネス相手に劇的勝利を収め、本格的にJリーグ入りを狙うヤマキへとまたひとつ大きな波が襲い掛かる13巻である。
チームが経済に組み込まれた存在である以上、母体となる企業の意向というのはどうしても重要になってくる。そのことが端的に描かれているが、この危難をどう乗り越えるのか、乗り越えられるのかが物語の核となってくることだろう。
また、社長令嬢の玉緒の初登場巻でもあり、恋愛面での進展も期待されるところだろう。この時点ですでに当て馬感が猛烈に出ているところは、まあ、致し方ないところだろうか。
今回は星四つと評価したい。