日本にプロリーグの無かった頃から連載開始、日本プロサッカー誕生の歴史と共に成長したマンガ。主人公の父は実業団チームの有名な選手だった。だが、Jリーグ発足前に交通事故で亡くなり、幼い和也はショックでサッカーをやめてしまう。その後、再びサッカーに戻り、父をはるかに超えたプロ選手になる、というお話。あらすじを書くと簡単だが1つ1つの密度が濃い!すべてに全力なのだ。
主人公は素直で仲間思い。勝つために努力し損得を考えずまっすぐでブレが無い「気持ちのいい性格」が魅力。試合で観客を味方につけてしまうタイプ。
「適当にやっときゃあいいじゃん」と諦めることに慣れてしまった大人達が、和也に煽られ「お前みたいなガキに負けてたまるかコノヤロウ!」と火がついて、全力で戦う喜びを思い出す。サッカーに限らず、戦うことを諦めた大人たちに読んでもらいたい。
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Posted by ブクログ
真の日本代表を争って、現日本代表とリザーブドッグスが対決することとなった26巻である。緑川があっさり復帰する一方で、和也は現日本代表に残ることを決める。
内容的には、勝ちに飢えたリザーブドッグスを相手に、プライドを捨てて消耗戦に出る現日本代表という形であるが、和也がその流れを作っているところなどはさすがのカリスマ性だろう。
試合そのものは次の巻に続いている。途上であることも含めて、星四つ相当と評価したい。