日本にプロリーグの無かった頃から連載開始、日本プロサッカー誕生の歴史と共に成長したマンガ。主人公の父は実業団チームの有名な選手だった。だが、Jリーグ発足前に交通事故で亡くなり、幼い和也はショックでサッカーをやめてしまう。その後、再びサッカーに戻り、父をはるかに超えたプロ選手になる、というお話。あらすじを書くと簡単だが1つ1つの密度が濃い!すべてに全力なのだ。
主人公は素直で仲間思い。勝つために努力し損得を考えずまっすぐでブレが無い「気持ちのいい性格」が魅力。試合で観客を味方につけてしまうタイプ。
「適当にやっときゃあいいじゃん」と諦めることに慣れてしまった大人達が、和也に煽られ「お前みたいなガキに負けてたまるかコノヤロウ!」と火がついて、全力で戦う喜びを思い出す。サッカーに限らず、戦うことを諦めた大人たちに読んでもらいたい。
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Posted by ブクログ
今回はセレッソ戦。ロシア代表選手を補強したセレッソの中で定位置を奪われた拓馬は、持ち前のテクニックを封印してゴールゲッターの道へと進む。そうして臨んだ試合が、おおよそ前半を終えたところで締められている。
バンディッツは良いチームになっていて、簡単には崩れない。最初こそワンタッチゴールを決められていたが、それもチーム力によってカバーしてしまった。次なる展開がどうなるのか楽しみなところである。
この場合、優勝争いをしているバンディッツとセレッソ、どちらの立場で見ていればいいのか微妙ではあるが、さて。親友同士の対決をただただ楽しめばいいのだろうが、どうも主人公は拓馬のようにも見える。
今回は星四つ半で評価したい。