あらすじ
アルゼンチン世紀の対決・ボカ対リーベルの試合に、日本人ながら出場を果たした高杉和也。宿敵・ダミアンとの激しいせり合いのすえ、アルゼンチンへのこだわりに決着をつけた和也は、満足な気持ちで日本に帰国。
...続きを読む
日本にプロリーグの無かった頃から連載開始、日本プロサッカー誕生の歴史と共に成長したマンガ。主人公の父は実業団チームの有名な選手だった。だが、Jリーグ発足前に交通事故で亡くなり、幼い和也はショックでサッカーをやめてしまう。その後、再びサッカーに戻り、父をはるかに超えたプロ選手になる、というお話。あらすじを書くと簡単だが1つ1つの密度が濃い!すべてに全力なのだ。
主人公は素直で仲間思い。勝つために努力し損得を考えずまっすぐでブレが無い「気持ちのいい性格」が魅力。試合で観客を味方につけてしまうタイプ。
「適当にやっときゃあいいじゃん」と諦めることに慣れてしまった大人達が、和也に煽られ「お前みたいなガキに負けてたまるかコノヤロウ!」と火がついて、全力で戦う喜びを思い出す。サッカーに限らず、戦うことを諦めた大人たちに読んでもらいたい。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今回からヤマキ自工編が始まっている。
Jリーグの開幕が悪い影響をもたらし、チーム自体が崩壊しかけているヤマキへと入った和也は、チームメイト全員から拒絶されるという状況で物語は閉じられている。
それにしても、ここまで残酷に物語を描くのはさすがだろう。ぬるま湯の物語では仕方がないが、Jの開幕が裏目になった、というチームの状況は大変興味深かった。
今回も星五つと評価したい。
Posted by ブクログ
で、日本に帰ってくるわけだが…コレなんで日本に帰って来る事になったんですかねー?
作者が日本を書きたくなったのか、
読者から騎馬の活躍が見たい、とか要望が多かったのか、
Jリーグの盛り上がりに合わせたかったのか…
アルゼンチン編も一応完結はしてるけど、
わざわざアルゼンチン行って、やっと認知されて…って帰るタイミングじゃないじゃん。
とはいえ、日本に来て俄然面白くなるのもまた事実。
寺本の登場、時の流れた旧登場人物、
スーパープレイヤーとなった和也の気持ちよさ、
Jリーグ開幕の熱狂&今読む懐かしさ、
落ちぶれたヤマキ絡みのストーリーの面白さなど…
続きが読みたくなる巻です。