日本にプロリーグの無かった頃から連載開始、日本プロサッカー誕生の歴史と共に成長したマンガ。主人公の父は実業団チームの有名な選手だった。だが、Jリーグ発足前に交通事故で亡くなり、幼い和也はショックでサッカーをやめてしまう。その後、再びサッカーに戻り、父をはるかに超えたプロ選手になる、というお話。あらすじを書くと簡単だが1つ1つの密度が濃い!すべてに全力なのだ。
主人公は素直で仲間思い。勝つために努力し損得を考えずまっすぐでブレが無い「気持ちのいい性格」が魅力。試合で観客を味方につけてしまうタイプ。
「適当にやっときゃあいいじゃん」と諦めることに慣れてしまった大人達が、和也に煽られ「お前みたいなガキに負けてたまるかコノヤロウ!」と火がついて、全力で戦う喜びを思い出す。サッカーに限らず、戦うことを諦めた大人たちに読んでもらいたい。
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Posted by ブクログ
最高に熱い10巻だった。いまさらだが、なるほど、これは根強いファンが存在するのも納得できる作品だ。
逆境の中で、チームがよみがえっていく様は鳥肌が立つような思いである。それぞれが勝利への気持ちを取り返し、この当時はまあ強豪だったヴェルディに対峙していく。これほど熱いドラマがあるだろうか。
ここからどう展開していくのか、楽しみでならない10巻だった。文句なしに星五つである。