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匿名 2022年09月28日
ユーリの運動神経の良さ、度胸に驚かされる第二巻。ズワの行為は本当に許し難いですね。憔悴するユーリを不器用に慰めるカイル皇子、お互いに強く惹かれている感じが良かったです。
ティトへの申し訳ない。という気持ちをキチンと持っている主人公に好感が持てました。
そんなユーリにどんどん惹かれていくカイルとの関係性がとても良いですね!
移ろいゆく状況は主人公に即時の行動を迫る。
出来ることの限られる中で最善と考えられる道を選ぶも、脳裏には後悔と焦燥のみが浮かぶ。
絶望的な状況を彼女は乗り越えられるのか、目が離せない。
現代の女子中学生が水たまりから古代ヒッタイト帝国にタイムスリップした後のおはなし第二巻。
ヒッタイトに来たばかりで右も左もわからないユーリ。
そんな彼女の心の支えの一つは、日本にいる妹の詠美(えいみ)にそっくりな少年ティト。
彼は遠くから来たユーリにヒッタイトやカイルのことを詳しく教えてくれる...続きを読む。
そんなユーリが日本に戻るための条件として必要なものの一つにタイムスリップしたときに着ていた衣服だった。
それはユーリを呪い殺そうとしている皇妃ナキアの元にある事を思い出したユーリは危険だから行くなというカイルを出し抜いて、衣服を取り返しに深夜ナキアのもとへ忍び込むことにした。
そんなユーリの異変に気付いたティトは彼女について行ったが、そうなることはナキアも予測できていたことで、宮殿に人間の皮を剥いで衣服にする異常者
ズワを放ち彼女たちを待ち構えていた。
罠にはまるユーリとティト。
ティトは身を挺してユーリを逃がし犠牲になる。
衣服を取り戻し日本に帰る条件がそろったが、ユーリは残る事を決めたのだった。
ティトの仇を討つために残ったユーリがどんどんたくましくなっていくのが読んでいてわくわくした。
カイルともどんどん親密になってるので次も楽しみ。
あんなにいい子だったのに~。ティトの死が悲し過ぎる~。ユーリのわがままのせいでと思うと、ユーリのことも、ちょっと許せないです。
学生の頃から何度も読んでいる作品ですが、大人になってから改めて読んでみると、最初の頃(1~2巻)のユーリは行動が軽率ですね(還りたい気持ちは解りますが)。そして、目的があっての表向きの顔もあるにせよカイル皇子がチャラい(笑)。これから逞しくなってゆくユーリと、どんどん大人の魅力満載で格好良くなってい...続きを読むくカイル皇子が、何度読んでも楽しみです^^♪
Posted by ブクログ 2009年10月04日
現代の主人公が古代へある用件のためタイムスリップさせられる。
その用件とは、自分の息子を皇子にしたい王妃が自分の皇子以外の王位継承者を呪い殺す生贄のためだったのだ。
さてさて、このまま呪いの生贄にされちゃうの??
初期の段階で、まず仇を討ちたいという目的を持たせた訳だ
夕梨は女性としては勝ち気、というよりだいぶ好戦的な性格なんだな
それ以上に、カイルが人権意識に近い考え方なのが貴重だ
実際はそんな人は昔はいなかっただろう
Posted by ブクログ 2023年03月29日
ティトの助けで二十世紀に帰るための服も見つかり、ハットゥサ城壁内の7つの泉がすべて満ちる夜明けも来た。このチャンスを逃せば、二十世紀の日本に帰れるチャンスは一年後。なのに、そこへ、ティトを虐殺したカシュガ族のズワが、、、!許せない!ティトの仇を討つまでは帰れない。
夕梨のヒッタイトでの恩人カイル王...続きを読む子は王位継承者。
「わたしは私の正妃となる者に厳しい要求をするだろう。人の上に立つ器量、自戒心、自制心、その他にも多くのこと。その代わり私は側室は持たぬ。生涯、その正妃ひとりを愛し抜こう。」というのが信条。
「何!カシュガ族がアリンナを襲った!?」
カイル王子は皇帝陛下の命令で討伐隊の指揮をするため、戦場へ行かねばならない。
「全軍出陣!」
「ユーリ、戦場に行く覚悟はあるか?」
「え?」
「わたしのそばにいろ。必ず守ってやる!」「わたしを信じられるなら一緒に来い!ユーリ!」
「カイル王子!」
「皆も聞いていよう。これは過日、暁けの明星が輝く日、和泉から現れた娘だ」「イシュタルはわれわれのために、この娘をつかわされた」「この娘がいる限り、ヒッタイトに勝利は約束されている」
考えてみれば夕梨はハットゥサの城壁を出るのは初めてだった。「こんなことになるなら歴史の勉強もっとしておくべきだったな」
うんうん、わたしもそんなロマンスがあるなら今からでも歴史の勉強するよー。
まさか、どさくさ紛れにユーリが跨った馬が暴走してことで、カイル王子らに、「戦車より騎馬のほうが機動力がある」と気づかせることになろうとは。ユーリは歴史をつくり勝利の女神となった。
だけど、またもや毒を飲まされ、死んでしまう。え、二巻で死ぬ?
これは白雪姫のパターンだよ。
カイル王子ー!
現代の感覚からいうと人の皮をはぐなんてぞっとする話だけれど
調べると昔はどこでも結構残虐なんだよな。
さて、ティトのお姉さんたち。いかにもうさん臭い相手なのに
その人の言葉を信じる?
ユーリが古代の世界に来た時から帰れるかどうか問題は出ると思ったけど
思ったより早くにきた。
もう選ぶの?
なんか早くないか。
時間が欲しいと思うのは私だけ?
ユーリすごいね、この展開についていけるなんて。
Posted by ブクログ 2010年06月07日
夕梨は日本に帰るために必要な、服を取り返しにティトとともにナキア皇妃の宮に忍び込む。
しかし、二人はナキアの待ち伏せにあい、捕まりかける。何とか服を取り返し宮を脱出したが、ティトが犠牲となってしまう。
悲しみに暮れる夕梨を、カイルは優しく慰める。二人の距離が少しずつ縮まるなか、カイルの側近イル・バー...続きを読むニは日本に帰るための条件が揃ったことを告げる。
嬉しいことのはずなのに、素直に喜べない夕梨。ついに、日本に帰るための儀式が始まるが、皇妃の邪魔が入り...。
日本だったのに、いきなり古代エジプト。そして、人の皮を剥ぐなんて気色悪い話がありましたねー。素敵なラブロマンスではなく、ちょっとした冒険ものです。
やっぱりカイル皇子が女性にみえるときがあって、微妙です。早々に現世のことより、いまの状況、カイル皇子におちてしまいましたね、ヒロイン
ユーリに飲まされた毒薬は、名作『ロミオとジュリエット』のジュリエットが飲んだ薬ではないのか!
呼吸も心臓も止まって死んだようにみえる眠り薬。
さだかではないが。