あらすじ
ヒッタイトの皇太子継承争いのさなか、カタパの街に夕梨の偽者が現れた。イシュタル(戦いの女神)の名のもとに傍若無人に振る舞う彼女のせいで、日に日に民衆の不満は高まっていく。このままでは皇太子候補のカイルの立場が危うくなると考えた夕梨は、1人でカタパに乗り込む。しかし、誰も夕梨が本物のイシュタルだとは信じない。それどころかイシュタルを侮辱したとして捕らえられ、街外れの”谷”へ放り込まれてしまう。そこは、恐ろしい伝染病・七日熱にかかった患者の収容所だった。この事件も、やはりナキア皇太后のしわざ。夕梨を病死させようという企みだったのだが、不思議なことに夕梨は発病せず…。
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懐の大きさ
さすが、器が違う!そしてまさかのワクチンがこんなところで役にたつとは(笑)現代はいろんな病気に対抗する手段を持っているなぁと思った。
天は9
ニセモノのイシュタルの事件。。。う~ん。ユーリの立ち回り、お見事でしたね~!惚れ惚れする展開に、ユーリのスゴさがわかりましたね~!
お気に入りの巻のひとつです。
谷に入れられたユーリが活躍してみんなに慕われていく、ミタンニでの安息の家で、捕虜の心を掴んだみたいな。
それを助けたい見過ごせない一心でやるから、周りが魅了される。
そしてクライマックスがカイルが谷にユーリを向かえにくる場面!
あー、ほんと素敵すぎて何度も読み返してしまいます。
Posted by ブクログ
このお話での七日熱と言われた病気(現代では七日熱と呼ばれる病気は色々な種類があることがわかっている。)は、麻疹かな?
古代メソポタミアで麻疹が流行した記録があるらしい。
今でも大人が罹れば一大事。
いつの時代も高貴なおうちにお世継ぎ問題は発生する。
本当に大切だと思える人に出会えた時、それまで大切に思っていたおかあさんには紹介したいよね。
カイルは女子の理想のオトコだね。
9巻。
この巻ではヒッタイトでは皇帝・シュッピルリウマが病死し、ナキア皇太后(の皇子)と皇太子争いへ。カイル皇子の評判を落とす為に横暴な偽イシュタルが現れ、その街へ単身で駆け付け牢にぶち込まれてしまうユーリは相変わらずの無鉄砲ですが、そこで1人の人間として人々の支持を集めてしまう人間性が素晴らしいです。"谷"に迎えに来たカイル皇子との再会シーンが、めっちゃ好き!。何度読んでも良いな^^♪
Posted by ブクログ
主人公がかっこいい!
よくあるタイムスリップものなんだけど、主人公がこんなにキャラ立ち出来てる作品って珍しいと思った。
今まで読んだファンタジーものの中ではピカイチ!
登場人物がいちいちキマってるしw
王家の紋章よりこっちの方が断然良い!
古代文明に興味が湧くよ☆
Posted by ブクログ
現代の主人公が古代へある用件のためタイムスリップさせられる。
その用件とは、自分の息子を皇子にしたい王妃が自分の皇子以外の王位継承者を呪い殺す生贄のためだったのだ。
さてさて、このまま呪いの生贄にされちゃうの??
天は赤い河のほとり9
"ギュゼルの子は 私の息子ではない。"
女をいとおしいという気持ちが わかった。
私のものになるかならないかは わからないが
一度ユーリを見ていただきたかった- - - - - - -母上。