あらすじ
20世紀の世界に戻るために必要な夕梨の服を取り戻すため、夕梨は使用人のティトを連れて皇妃の宮に忍び込む。しかし、そこには皇妃のワナが!なんとか服を取り返した夕梨だが、ティトは夕梨を逃がすために捕らえられてしまう。ティトを帰してもらおうとする夕梨。けれど、ナキア皇妃はタワナアンナ(帝国第1の女性の称号)の権威をたてに相手にしてくれない。そして翌日、城の外にティトの死体が。悲しみにくれる夕梨だが、そんな暇もなく夕梨を20世紀の世界に帰す儀式が始まる。この機会を逃すと、あと1年は待たなければならないというのだ。嬉しいはずの夕梨だが、ティトのことを思うと素直に喜べなくて…。
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元の世界か今か
現代の女子中学生が水たまりから古代ヒッタイト帝国にタイムスリップした後のおはなし第二巻。
ヒッタイトに来たばかりで右も左もわからないユーリ。
そんな彼女の心の支えの一つは、日本にいる妹の詠美(えいみ)にそっくりな少年ティト。
彼は遠くから来たユーリにヒッタイトやカイルのことを詳しく教えてくれる。
そんなユーリが日本に戻るための条件として必要なものの一つにタイムスリップしたときに着ていた衣服だった。
それはユーリを呪い殺そうとしている皇妃ナキアの元にある事を思い出したユーリは危険だから行くなというカイルを出し抜いて、衣服を取り返しに深夜ナキアのもとへ忍び込むことにした。
そんなユーリの異変に気付いたティトは彼女について行ったが、そうなることはナキアも予測できていたことで、宮殿に人間の皮を剥いで衣服にする異常者
ズワを放ち彼女たちを待ち構えていた。
罠にはまるユーリとティト。
ティトは身を挺してユーリを逃がし犠牲になる。
衣服を取り戻し日本に帰る条件がそろったが、ユーリは残る事を決めたのだった。
ティトの仇を討つために残ったユーリがどんどんたくましくなっていくのが読んでいてわくわくした。
カイルともどんどん親密になってるので次も楽しみ。
天は2
あんなにいい子だったのに~。ティトの死が悲し過ぎる~。ユーリのわがままのせいでと思うと、ユーリのことも、ちょっと許せないです。
やっぱりカイル皇子が女性にみえるときがあって、微妙です。早々に現世のことより、いまの状況、カイル皇子におちてしまいましたね、ヒロイン
天は赤い河のほとり 2巻
ユーリに飲まされた毒薬は、名作『ロミオとジュリエット』のジュリエットが飲んだ薬ではないのか!
呼吸も心臓も止まって死んだようにみえる眠り薬。
さだかではないが。