あらすじ
いつもより手強い妖に苦戦していた良守と時音の前に現れた男・墨村正守。そいつは良守が苦手な兄であり、強力な結界術の使い手で、妖をいともたやすくやっつける!正守がやってきた真意とは…?烏森に忍び寄る怪しい影の正体は…。
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心に眠った厨二病を呼び起こす、妖退治物語!
物語の舞台は烏森(からすもり)という土地。そこには、「妖を引き寄せ、力を与えてしまう」という厄介な性質があります。土地の力を受け、時に狂暴化する妖を、人知れず退治して平穏を守る存在…それこそが「結界師」!
この作品の魅力のひとつは、個性豊かで深みのあるキャラクターです。
主人公の良守や幼馴染の時音もさることながら、絶対に外せないのが数多くの敵キャラたち。人間に裏切られた過去、この世への悲しみ、昔の仲間への怒り…どの敵にもしっかりと動機があるので、倒すべき相手にも関わらず、思わず感情移入してしまいます。良守や時音がかっこよく見える理由は敵キャラにもあるのかも?
そしてもうひとつの大きな魅力が、巻を追うごとに広く、深く展開していく物語です。
序盤は短いエピソードが多い本作品ですが、平穏な日常とバトルを繰り返しているうちに、気づけば大きく深い事件に巻き込まれることになります。ミクロもマクロも練り込まれた展開は、読了後もきっと読み返したくなること間違いなし!
烏森はなぜ強力なのか?結界師とは何なのか?数々の謎の真相を、ぜひ確かめてみてください!
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墨村長男
なんと、四巻では、墨村家の長男、正守(まさもり)の登場です。 夜行の頭領である正守は、正統後継者である良守を上回る力を持っています。 大きくて強力な結界を五重に張って、良守や時音が苦労する敵を倒したりします。 しかし、どこか裏のある謎な男です。