あらすじ
時は平安。外法師を倒し、都に戻った昌浩。気になるのは、総領天狗・颶嵐に招かれたまま戻らないもっくんと勾陣のことだった。そのころ天狗の郷・愛宕では異変が起きていた。郷全体に十二神将すらも苦しめる外法がかけられてしまったのだ。深手を負い、清明邸にたどり着いた颯峰に話を聞いた昌浩は、天狗たちを救うため、ふたたび愛宕に向かう。そこで昌浩が目にした真の敵は──!? 大人気シリーズ<颯峰編>感動の完結!!
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Posted by ブクログ
時は平安。外法師を倒し、都に戻った昌浩。気になるのは、総領天狗・颶嵐に招かれたまま戻らないもっくんと勾陣のことだった。そのころ天狗の郷・愛宕では異変が起きていた。郷全体に十二神将すらも苦しめる外法がかけられてしまったのだ。深手を負い、晴明邸にたどり着いた颯峰に話を聞いた昌浩は、天狗たちを救うため、ふたたび愛宕に向かう。そこで昌浩が目にした真の敵は―!?大人気シリーズ“颯峰編”感動の完結。
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飄舞達が切なかったです。
天狗達の物語や周囲に食われがちではありましたが、今までで一番“成長した昌浩”が感じられたようにも思います。
にしても、激昂した勾陣のおっかないことと言ったら……。
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前巻の最後で、「おのれ、飄舞…っ!!」と思っていたのに…。
結城先生には、いつもいつも
いい意味で期待を裏切られます。
切なさが胸に迫るいいお話でした。
疾風の一言に泣きそうになったよ…。
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泣けました。飄舞があまりにも可哀想で…でも最期まで立派な守り役だったと思う。それにしてもやっぱりカッコいいのはもっくん。今回派手な活躍の場はなかったけど、さすが十二神将最強。やることが違う!
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最初っから、何て状態に…です。
前回の爆笑内容とはうって変わったこのシリアス。
つり合いは取れてる感じです。
命にかえても、とはよく聞く台詞ですが
それを確実なものとしたのを見るのは初めてです。
痛いというよりは悲しくて、その覚悟の深さを
浮き彫りにしてくれました。
どんな事をしても相手を守ろうとする意志。
とても素晴らしいものだとは思います。
けれど、それはとても悲しいです。
多分、やられたら『悲しい』を通り越して
怒りを覚えるとは思いますが。
そんなシリアスモード大全開。
いつもコンビじゃない状態で話が進む中
爆笑したのは神様お呼び出し。
うん、この状態は泣きたいし逃げ出したいし
何よりも怖いと思う感情をとてもよく理解できます。
天然って素敵です(爆笑)
Posted by ブクログ
とても残酷なのに、綺麗な終わり方だなと思った。決して良かったねなんて言葉で締めくくれる物語ではない。特に飄舞の話はあまりにも残酷で見ていてつらい。しかしつらい、だけで終わらせないのはさすが結城さん。どうしてこういうことになってしまったのかなあと思うのに読み終えた後は悲しさより温かさが心に残る。
彼らは守ったのだ。例え自分が傷付く事になったとしても、最期の最期まで。それがこんなにも痛くて、温かい。
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疾風編完結! 相変わらずシリーズの最後は泣いてしまいますね……。勾陣がものすごく格好良くてときめきましたー^^ 今回のシリーズは昌治の体への負担がまだ軽くて安心です。
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颯峰編が完結しました。
久しぶりに通学中以外でも読みました。
というか読みたくってしょうがなくて。
個人的に勾陣の外法師をこてんぱんにするあの姿がかっこよかったです。
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最後やはりこうくるかといった感じで、でも分かっちゃいるけど出てくる涙、、でした。守役というのは、その絆は言葉にできないほどの大切なものなんですね。親子の関係の上を行くようです。
Posted by ブクログ
このシリーズは全て読んでいますが、今回は以前にも増して登場人物が限られていました。
特に出番が多かった(印象が強かった)のは、天狗たち、昌浩、朱雀、嵬。
離れている晴明はもちろん、彰子たち伊勢に赴いた面々については触れられていなかったように思えます。
その代わりなのか、初版には薄い冊子がついていました。こちらは短いですが彰子をメインにした伊勢組が登場しています。
本編は、颯峰編、と言う割には肝心の颯峰の活躍が全体を通してもあまり見られなかったです。
個人的にはそのまま天狗編、とでも言われたほうがしっくりきたかと。
話の流れで一番気になったのは、キーキャラクターとなる飄舞の設定と天狗族の飄舞に対する評価。
「無愛想だが実力で里の皆からの信頼を得た」という設定だと思うのですが、それにしてはあんなことがあったとは言え飄舞の人となりを掘り下げるエピソードが少なかったです。
あとは物語をラストスパートに持っていくくだりと、そのラストスパートが全体的に無理やりかな?と思いました。
ですが、やはり天狗族はとても良かったです。
ただ主人公である昌浩が置いてけぼりだったことが残念です。
Posted by ブクログ
昌浩は、結局神将が居ないと敵が倒せないという事か、と少しがっかり。主人公は昌浩であるはずなのに、相棒達が目立ちすぎてつまらない。人気もあるからむげにはできないだろうし、作者さん本人も凄く一人ひとりのキャラクターを愛していらっしゃるのだと思う。それでも神将達は添え物程度でいい。もう、絆は充分わかっているから、と言いたくなる。そして個人的には、初期、特に二巻から五巻あたりまでのイラストが大好きだっただけに、どうしてこうなった....と首をかしげてしまう。
Posted by ブクログ
何も知らずに買っていたけど、初回限定とやらで彰子のお話がペーパーで挟んであったので星一つ追加。本編よりも思わずほっこりしてしまった。
一区切りは無難な落としどころだと思うけど、そろそろ昌浩の手に負えないことばかりになってきたんじゃないかしら。
Posted by ブクログ
颯峰編、完結。
意外と呆気なかったな。まあ、だからと言って、だらだら続けられても困るんだが。でも、何となく釈然としない解決方法なのは、最後の最後で神頼みという方法を出してきたからか? うーん、それはそれでいいのかもしれないけど、何となく……納得行かない部分があるようなないような。
話が進むにつれて、前ほど燃え滾って読めなくなってきている気がする。決してつまらなくはないのだが……何だろう?