あらすじ
時は平安。心の傷を癒すため、玉依姫のもとに連れてこられた昌浩。だが、祈りを捧げつづけてきた玉依姫の最期の力が途絶え、気脈の化身である金色の龍がふたたび暴れ出してしまう。昌浩は神の力を取り戻すため、紅蓮といっしょに龍を倒し、地御柱をおおう邪念を断ち切ろうとする。そこで昌浩が目にした本当の敵とは──!? いま、玉依姫をめぐる哀しい真実が明らかになる。玉依編、完結!!
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Posted by ブクログ
そういう繋がりだったのか! と叫んでみたり。
ようやくこの痛々編完結いたしました。
が、読んでいて、本当にこれ1冊で完結? と
何度も首を傾げそうになりましたが、一応完結(笑)
しかしそういう落ちがあるとは、というのにも驚きましたが
なるほど…というものも。
誰しも傷を負い、それから目を逸らしつつ
癒えるのを待ちつつ生きていく。
それを乗り越えてこそ強くなる、というのは分かっていますが
痛すぎるのも問題ありです!!
しかし、人というのは憧れの人がイメージ外な事をすると
どうしてこうも「裏切られた」と文句を言うのでしょう?
それは勝手な想像で、勝手に作ってそういう箱に収めているだけなのに
何を持って「裏切られた」と表するのでしょう??
結局、その人と向き合っていなかった、というだけなのに。
むしろ、理想を具現化するのは脳内恋人だけにしてほしいです。
…多分、そういう問題じゃないとは思いますが。
Posted by ブクログ
ようやく斎に注目がいきました。
内親王もだけど、幼い子がこらえてる様って
想像するだに切ないです…。
玉依編全体が辛くて切なかったけど、
最後には昌浩と彰子がまっすぐ向き合えて
本当によかった。
Posted by ブクログ
時は平安。心の傷を癒やすため、玉依姫のもとに連れてこられた昌浩。だが、祈りを捧げつづけてきた玉依姫の最期の力が途絶え、気脈の化身である金色の龍がふたたび暴れ出してしまう。昌浩は神の力を取り戻すため、紅蓮といっしょに龍を倒し、地御柱をおおう邪念を断ち切ろうとする。そこで昌浩が目にした本当の敵とは―!?いま、玉依姫をめぐる哀しい真実が明らかになる。玉依編、完結。
Posted by ブクログ
生きていく上で誰しも深い傷を負うことがきっとあるだろう。しかしそれから目を背けて逃げ、誰にも迷惑をかけないようにと独りで抱え込むことが自分でも気付かないうちに周りの人に気を遣わせ、傷つける原因になっているのかもしれない。痛くて苦しい、だけど自分の傷と向き合い、信じる人に話してみたらどうだろう。相談してみたらどうだろう。自分が思うよりも案外楽になれるかもしれない。そしてあなたを愛する相手はきっとこう思うのだ。「話してくれて、ありがとう。」
Posted by ブクログ
言葉、言霊とは怖いものですね。
使い方によっては、自分を奮い立たせる善き手段にもなれば、
誤れば、相手を縛る鎖にもなる。
フィクションではあるけれど、誰しも鬼になる可能性があるのだということを
肝に銘じておこうと思います。