あらすじ
時は平安。羅刹という化け物に呑まれて行方不明になった中宮・章子。その身代わりとして、彰子が内裏に参内することになってしまう。愛する彰子を救うため、少年陰陽師・昌浩は相棒のもっくんと共に、中宮を探しだそうとするが……。一方、敵の天狐・凌壽と最後の戦いにのぞむ覚悟をした大陰陽師・晴明。彼と十二神将たちとの別れの時が迫っていた――。少年陰陽師“天狐編”ついに完結!!
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天狐編第5弾!
天狐編の締めくくりとなる今巻は、うるっとしてしまう
この編の子達はそれぞれ悲しい想いを抱えていて、全員が全員悪とは言いきれないなって思う
今巻で特に印象深いのは章子の気持ちと清明様の両親について
章子は現代で言うような恋心と決着
初恋のような想いと嫉妬心と
この時代の女性は政治の駒としては扱われてしまうから、どんな理由であれ仕方がないと思うけれど、やはり可哀想と思ってしまう
報われない想いに打ちのめされてしまうけど、それでも彼女が少しでも報われて幸せになることを願ってしまう
そして清明様、命が尽きなくて本当に良かった
清明様の母親について明かされた今巻
天狐編で主要な人物である晶霞が母親であるという事実
少しの邂逅だとしても出会えたことが良かった…と
清明様が母と呼び、晶霞が清明と呼ぶ
そのひと時でお互いが愛情を感じ大切な存在と認識した瞬間が涙腺がっ!
もう出会うことのない親子だとしても、私は2人が出会うことができて本当に良かったと思うんだ
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凌壽の最期の瞬間、泣きました。
晶霞に見てもらえていた、目玉なんかなくてもよかった。それが分かった瞬間、全てを受け入れたような彼に、胸が締め付けられました。
最新刊も含め、ずっとずっと大好きです!
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2011.03.17
天弧編完結。
彰子は章子の代わりに土御門殿に戻るというややこしいことに…彰子のために羅刹を探す昌浩。じぃ様も危ないし…だんだん、負の連鎖になってる気が…
一番驚いたのが、昌霞の正体!!天弧で、晴明のことを助けてるって時点で気づけませんでした…よくよく考えてみたら確かに、と。
結果、昌霞の天珠が晴明の命を救い、凌壽の天珠で章子を救うことに。章子を助けてっていう彰子の願いがあったからなんだろうな。
元に戻った章子になぜ、彰子が参内しなかったか、その理由を知らされる。それでも、章子は昌浩に名を読んでほしいと願うが…
昌浩は彰子への想いを打ち明ける。切ない…
でも、最後に帝が良い働きをしてくれました!!あきこは秋を思い、寂しいからしょうこと呼ぶと。本当の名を呼んでくれる人に出会えたんだなぁ。
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時は平安。羅刹という化け物に呑まれて行方不明になった中宮・章子。その身代わりとして、彰子が内裏に参内することになってしまう。愛する彰子を救うため、少年陰陽師・昌浩は相棒のもっくんと共に、中宮を探しだそうとするが…。一方、敵の天狐・凌寿と最後の戦いにのぞむ覚悟をした大陰陽師・晴明。彼と十二神将たちとの別れの時が迫っていた―。少年陰陽師“天狐編”ついに完結。
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少年陰陽師の中で2番目ぐらいに好きなシーンが載ってるのがこの巻。
紅蓮が初めて勾陣のことを「慧斗」と呼んだシーンでs(吐血←何事
あれは・・・私に萌え死ねというところですね。わかります。
ど ん と こ い 。←
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シリーズ中天狐編が一番好き。ストーリー展開や悪役の在り方、顕在されたキャラクターの関係性等全部が好み。カバーを付けてないから手垢とかでぼろぼろ。何回読んだかな。持ってる本の中で読み返した数が一番多いのは、たぶんこの巻。
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天狐編最終巻。
章子の想いが切なすぎてなんとも言えません。
昌浩との別れのシーンでは、昌浩の誠実さがとても切なく、彰子への想いが深いです。
ハッピーエンドではあるけれど、心に切なさが残る作品。
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シリーズ第13巻。主人公は毎回殺されそうになりながらも頑張る健気な子。しかし、更に健気なもっくん(紅蓮)に、読者の人気はかっさらわれていくのである。既にドラマCD化はされている。アニメ化される日も近いのでは?
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晴明と晶霞の最後の会話のところは
うるっと、きた…!!
少年陰陽師の各編の最終巻では必ず泣かされます
命の危機の3人全員助かってよかったけど、
章子ちゃんが切ないです…。
しかし、後書きでの「殺さないでください、勾陣に一票」には笑った
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天狐編、完結編。…章子の想いと昌弘の想いと、そして顕子の想いと…最終的にはこれでよかったんだろうなぁと思いつつも、切ないなぁ。切ないといえば、晶霞と晴明。でもこれもこれでよかったんだなぁと。気持ちの上でもすっきり完結です。
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時は平安。羅刹という化け物に呑まれて行方不明になった中宮・章子。その身代わりとして、彰子が内裏に参内することになってしまう。愛する彰子を救うため、少年陰陽師・昌浩は相棒のもっくんと共に、中宮を探しだそうとするが・・・・・。
一方、敵の天孤・凌壽と最後の戦いにのぞむ覚悟をした大陰陽師・清明。彼と十二神将たちとの別れの時が迫っていた−−−。
少年陰陽師“天孤編”ついに完結!!
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【再読】シリーズ13作目、天狐編5/5。
綺麗にまとまって良かった。じい様も彰子ちゃんも章子ちゃんも。章子ちゃんは本当に不憫だとは思うけど、最後に救われて一安心。昌浩と彰子ちゃんにも進展? こっちは少しヤキモキするけど、作者の言うとおりこの位のペースがいいのかな? そして若じい様の単行本も読んでるからこそ、じい様と十二神将の関係が響いた。あと名前。今巻のキーワード。救いになり喜びになる、短い呪。
怒涛の、波乱に満ちた天狐編。ボリューミーでハラハラして読み応えたっぷり。とても楽しかった!
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晴明と晶霞が最後に母と子の会話をする場面が好き。凌壽も丞按も死んで、章子中宮の呪詛も消えて「めでたしめでたし」のはずなのに、章子中宮の気持ちを考えると切なくなる。
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本読みとして、清明と晶霞の関係性に気づけなかったのは
ちょっと悔しい。てっきり別の天狐が…とか考えてた。
紅蓮がどうして「匂」と呼ぶのか、
その理由が書かれている部分を
何度か読んでも分からないです、先生!
昌浩はいつも道を間違えないけれど、
この年で細い細い正解を導き出すのは辛いだろうに。
がんばれー。
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ネタバレあります
○概要
天狐編完結。
中宮章子は帝のもとに、彰子は安倍邸へ戻る。
○感想
晴明さんが生きていてよかった、と言っていいものか。
お母さんに会えて、よかったなと思いました。お母さんの前だと晴明さんが子どもに見える。葛の葉さんは、情が深いなぁ……。
そんでみんなかなり晴明さんに頼ってるんだなぁというあたりは、ある意味で理想形なのかもしれません。
帝は全部分かって言っているのでは、というあたりは穿ちすぎでしょうか。