あらすじ
時は平安。羅刹という化け物に呑まれて行方不明になった中宮・章子。その身代わりとして、彰子が内裏に参内することになってしまう。愛する彰子を救うため、少年陰陽師・昌浩は相棒のもっくんと共に、中宮を探しだそうとするが……。一方、敵の天狐・凌壽と最後の戦いにのぞむ覚悟をした大陰陽師・晴明。彼と十二神将たちとの別れの時が迫っていた――。少年陰陽師“天狐編”ついに完結!!
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Posted by ブクログ
天狐編第5弾!
天狐編の締めくくりとなる今巻は、うるっとしてしまう
この編の子達はそれぞれ悲しい想いを抱えていて、全員が全員悪とは言いきれないなって思う
今巻で特に印象深いのは章子の気持ちと清明様の両親について
章子は現代で言うような恋心と決着
初恋のような想いと嫉妬心と
この時代の女性は政治の駒としては扱われてしまうから、どんな理由であれ仕方がないと思うけれど、やはり可哀想と思ってしまう
報われない想いに打ちのめされてしまうけど、それでも彼女が少しでも報われて幸せになることを願ってしまう
そして清明様、命が尽きなくて本当に良かった
清明様の母親について明かされた今巻
天狐編で主要な人物である晶霞が母親であるという事実
少しの邂逅だとしても出会えたことが良かった…と
清明様が母と呼び、晶霞が清明と呼ぶ
そのひと時でお互いが愛情を感じ大切な存在と認識した瞬間が涙腺がっ!
もう出会うことのない親子だとしても、私は2人が出会うことができて本当に良かったと思うんだ
Posted by ブクログ
凌壽の最期の瞬間、泣きました。
晶霞に見てもらえていた、目玉なんかなくてもよかった。それが分かった瞬間、全てを受け入れたような彼に、胸が締め付けられました。
最新刊も含め、ずっとずっと大好きです!
Posted by ブクログ
晴明と晶霞の最後の会話のところは
うるっと、きた…!!
少年陰陽師の各編の最終巻では必ず泣かされます
命の危機の3人全員助かってよかったけど、
章子ちゃんが切ないです…。
しかし、後書きでの「殺さないでください、勾陣に一票」には笑った