あらすじ
時は平安。晴明の後継・昌浩は、重い運命の選択を迫られる。黄泉の封印をとくための鍵として、紅蓮の魂は屍鬼にとりこまれてしまった。封印を守るため紅蓮を殺すか、なにもできずに黄泉の軍勢が人を滅ぼすのを見ているか……!? 失いたくないと、心の一番奥が叫んでいる。けれど――。逡巡の果て、昌浩はある一つの決意を胸に、宗主が潜む出雲国へと出立した! シリーズ“風音編”、激情のクライマックス!!
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Posted by ブクログ
風音編第4弾
闇堕ちした紅蓮
運命とは残酷だ
何かを選び、何かを捨てなければならない
それでも、何に変えたととしても守りたいものがある
代償は大きく、そして苦しい
焔の刃は重くて切なくて、昌浩君の気持ちを考えると胸がざわめく
表紙が、2人でまだ見ぬ明日への希望を眺めているようでめっちゃ切ない
六合もそうだけれど、大切な人との別れややるせなさに溢れている巻だなと…
Posted by ブクログ
久々に泣けました。
紅蓮が辛い思いをしないようにと昌浩が考え抜いた方法に涙しました。
出雲に出立する時にどうして彰子に匂い袋を預けるのかなぁ?と思っていましたが、昌浩の覚悟だったのですね。
戻ってきた紅蓮と昌浩の今後の関係が気になります。
ところで、六合の旦那はとても情熱家だったのですね。
いつから風音を好きだったのかしら?
Posted by ブクログ
展開はわかっているのに、
最後の最後であえなく号泣っ。
黄泉の屍鬼との戦い終了ぐらいから、
涙が止まりませんでした。
昌浩の決意が切なくてたまらない…っ!!