あらすじ
本所で「狐の嫁入り」騒ぎが頻々とおきている。花嫁行列の駕籠が宙に浮いて、青白い狐火が飛ぶのだとか。妖怪変化のうわさ話、と最初は聞き流していた神林東吾だが、同心・畝源三郎が続出する目撃者を捨てておけぬと慌しい。ふたりで真相究明に乗りだし、かわせみの女主人・るいも一役買って……表題作ほか「師走の月」「迎春忍川」「梅一輪」「千鳥が啼いた」「子はかすがい」の全六篇を収録。江戸の四季、風物、人情を織り込んだ人気シリーズ新装版第六弾。
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Posted by ブクログ
御宿かわせみシリーズ6巻、「狐の嫁入り」「師走の月」「迎春忍川」「梅一輪」「千鳥が啼いた」「子はかすがい」6篇。表題作『狐の嫁入り』本所で“狐の嫁入り”騒ぎが頻々と起きていた、花嫁行列の駕篭が宙に浮いて、青白い狐火が飛ぶのだとか、狐の面をかぶった行列が突如消え失せるとか…奉行所に旗本より苦情がきて捨ててはおけぬと、同心・畝源三郎と東吾が真相究明に乗り出した。かわせみの女主人・るいも一役買って…果たしてその真相は?。東吾の兄吟味方与力神林通之進の見事なお裁きで解決。