やなせたかしのレビュー一覧

  • やなせたかし おとうとものがたり

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    先日高知県のやなせたかし記念館に行った時に 何冊か買った内の1冊で、近くの本屋で買えばいいのになんとなく高知県で買いたかった笑
    NHKの朝ドラ「あんぱん」の内容と、当たり前ながらリンクする部分もあり、どハマり中の私は読みながら「千尋...」と悲しくなった。
    「たら」は考えても仕方がないけど どうしたって考えてしまう。

    もしもお父さんが生きていたら
    もしも弟が生きていたら

    もしも戦争がなかったら

    ただそうなると、アンパンマンも生まれてなかったかもしれないな、となんとも複雑な気持ちになる。

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    2025年07月25日
  • アンパンマンの遺書

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    やなせさんのちょっと自虐的で、素直な文章に心打たれました。

    人生の付録が本誌より豪華なこともある。
    本当の正義というものはかっこいいものではないし、そのために自分も深く傷つく。
    …など、印象に残る部分がたくさんありました。

    やなせさんは自分の容姿のことを気にされていたこともあったようですが、容姿も心も含めて、やなせさんという一人の人間、存在が、とても素敵だなぁと思いました。

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    2025年07月23日
  • アンパンマンの遺書

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    『手のひらを太陽に』『三越の包装紙』の作詞者、作者でもある戦中派のやなせたかしさんの風変わりなホップ・ステップ人生を語る人生模様の書籍です。

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    2025年07月21日
  • 何のために生まれてきたの? 希望のありか

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    アンパンマンを史上最弱のヒーローととらえたことはなかった。正義の味方は傷つきやすい。人生は「運・鈍・根」絶望せず、やり続ければチャンスはきっと巡ってくる。そのチャンスを活かせるかどうかだ。やなせ先生の人生哲学の一端を心に刻み、ちょうどアンパンマンに興味を持ち出している息子にも伝えていきたい

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    2025年07月16日
  • ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか

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    読みやすくて一気読みした。やなせさんの哲学的な部分を少し知れて、感動した。丁度、いわさきちひろさんとアンデルセンの展示を見た直後だったから、古典のメルヘンの話はなるほどと思った。アンパンマンの明るく、しかし哲学がしっかりある歌に元気を貰える理由が分かった気がした。

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    2025年07月10日
  • 新装版 わたしが正義について語るなら

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    朝ドラ「あんぱん」を現在進行形で見ているいま、この本を読めてよかった。
    ドラマの出来事と、この本でやなせさんが語られていることがリンクして、より実感としてやなせさんの考えが沁みてくる。
    アンパンマンの創作裏話は面白く、自分の進路や天職が見つからなくて悩んでいる人に読んでほしい。
    「アンパンマンのマーチ」の歌詞に込められた思いを知って感動する。
    歌詞の意味を気にしないで歌ってしまうくらい、日常にある歌だけれど、この本で語られるやなせさんの体験や思いを知ってから歌詞を見ると、じんと胸が熱くなる。

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    2025年06月28日
  • やなせたかし おとうとものがたり

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    ネタバレ

    朝ドラ「あんぱん」を観て、おとうととの詩集があることを知り、さっそく購入した。本の紹介には「18編の絶唱」とある。22歳で海に散った弟を、詩と絵で綴ったものだという。

    まず表紙の絵に、胸が締め付けられる。弟がもういないことへの悲しみが伝わってきて、思わず涙が出る。兄弟って、小さいころは絶対的に年上の子が大きくて、下の子は頼りなく小さい。この表紙のように、はっきりとした身長差がある。下の子は、なんでもできるお兄ちゃんやお姉ちゃんを見上げて、絶対的な信頼を寄せ、頼りにしているものだ。やがて成長して、下の子が上の子の身長を追い越したり、立場が逆転することもあるけれど、この年齢差からくる身長差は、幼

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    2025年06月27日
  • アンパンマンの遺書

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    一気に読み終わりました。アンパンマンのことは自分の子ども時代から知っていたけれど、ハマる程ではなかった。子どもがアンパンマンにハマって、キャラクターの名前を覚えて発語するようになったので、私も興味を持つようになった。ちょうど同時期に朝ドラ「あんぱん」が放送開始になり、ドラマも欠かさず観ている。ドラマ放送開始に合わせて、MOEや芸術新潮でやなせたかしさんの特集が組まれていたのでそれもチェックし、やなせさんの人生年表を知り、幼年期から晩年期まで、密度の濃い人生を送られてきたことを知った。雑誌の特集でも、やなせさんの人生はまとめられているのだけど、ご本人の言葉で書かれた本も読んでみようと思った。

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    2025年06月24日
  • ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか

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    自分は才能もなくて目立ちたくない…と言いながら
    やりたい事は全部やって編集、漫画、デザイン、イラスト
    歌や司会の人の前に出る仕事も。何でかなぁなんて言っているところが可愛らしい
    子供に向ける目線が、どこまでも優しい
    アンパンマンや詩に滲むお人柄

    子供の頃は自然に触れ、都会の洗練をうけ、海外に行くがいいと書かれていてそれは納得。
    中学生の時の芥川龍之介に憧れて包帯巻いてみたり文学ばかり読んで勉強しなかったり厨二病っぷりが面白すぎる

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    2025年06月20日
  • アンパンマンの遺書

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    ネタバレ

    いやー、思ったより、よかったです。
    なんていうか、波乱万丈な方なんですね。
    しかもまさかの、超遅咲き!
    もちろん、なんだかんだ、ずっと才能はある意味では認められていたんでしょうが、なんというか、最初っからバリバリやってた人ではない。
    そして、戦争を経験されている方だけに、やはり人生がなかなかに、もう、読むだけで重みがあるというか。何でもない1人生が、今の私らから見ると、なんか根底から違うというか。

    そして、ずーっと、アンパンマンの歌が、重いなコラ、と思ってたけど(笑)、なんとなくその理由も分かったよ。ずっと、大人向けを描き続けてきた人で、その中でたまたまアンパンマンが生まれ、たまたま周りによ

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    2025年06月20日
  • アンパンマンの遺書

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    アンパンマン作者の自伝。生まれ~学生~戦争~社会人~約70歳でアンパンマンがヒットするまでと、復刻時に追加された94歳時の近況が語られる。

    戦争後に色々なものがリセットされ、その後勢いよく成長するエンタメ分野の潮流に乗って仕事をされていたこともあり、歴史書めいた内容に感じた。オーディブルで聴いたが、ナレーターがばいきんまん役の中尾隆聖氏で、これははまり役だなと思った。

    現代ではほぼ専業化している看板、雑誌、漫画、ラジオ、テレビ、アニメなどの仕事がもっと近い位置にあり、伝手でそれらを横断して経験を積まれたのであろう辺りが個人的には面白かった。何回もなぜこの仕事が回ってきたか分からないと書かれ

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    2025年06月19日
  • やなせたかし おとうとものがたり

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    扉に書かれた「弟よ 君の青春はいったいなんだったのだろう」という言葉が、じわじわと心に染みていく感じがしました。

    淡々と綴られた詩のなかに、やなせたかしの生い立ちが書かれ、弟への思いがあふれていました。

    事実があまりにも悲しくて、余計な言葉はなくてもその思いが伝わってきました。

    「戦争は大嫌い」と公言していた理由が、よくわかりました。小さくてかわいい弟、大きくなってからの弟。どちらもやなせたかしにとっては、大切な弟だということが、すごく伝わってきました。

    カラフルなアンパンマンも大好きですが、この本の白黒のイラストも、とてもよかったです。

    〈目次〉
    父の死
    母とのわかれ
    夏の川で

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    2025年06月12日
  • やなせたかし おとうとものがたり

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    ネタバレ

    やなせたかしさんの絵と詩は、子供の頃から好きだったけれど、この詩集の存在は初めて知った。
    弟さんへの愛情、思慕、悔いがヒシヒシと伝わってくる。
    やなせさんの詩と絵が、細かな憧憬を思い起こす。
    弟さんが亡くなってからの長い、70年弱の時を辛い思い、温かな思い出を心にしまいながら生きてきたのか。
    今、あちらで再会出来ているだろうか。
    どうか、そう思う。

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    2025年05月27日
  • やなせたかし おとうとものがたり

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    うっかり電車の中で読み始め、涙が溢れて困りました。

    やなせたかしさんの、素直な気持ちがそのまま言葉に。弟と交わした時間。苦しいけれども、そのストレートな愛に、どこか寂しく、どこか心あたたまる詩集でした。

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    2025年05月08日
  • やなせたかし おとうとものがたり

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    朝ドラ『あんぱん』にどはまりしてしまい、購入しました。

    弟の千尋さんとの幼い頃の思い出。
    二人にしか分からない寂しさとそれを乗り越えた兄弟の絆。

    涙無くしては読めませんでした。

    やなせたかしさんの人生がギュッと詰まった一冊だと思いました。

    ドラマもより深いものにしてくれるなと感じました。

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    2025年04月17日
  • 新装版 わたしが正義について語るなら

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    息子が小さい時、たくさんアンパンマンのビデオを見たり、絵本を読んだり、アンパンマンショーを見に行ったりしました。
    懐かしい思い出が蘇りました。
    アンパンマンの歌は何回も何回も聞いていました。こんな深い内容だとは思っておらず、涙が出ました。

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    2025年03月27日
  • ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか

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    パラパラっとめくって読んでたら
    ある一文に惹かれて購入!

    すごく感動した。
    子どもの心をすごく大事にしていて
    それがすごく私の心を動かした。
    『人生は、よろこばせごっこ』
    アンパンマンからすごく滲み出る。
    子どものキャラクターかもしれないけど
    私はアンパンマンが好き。

    やなせさんの考え方。
    私も子どもに関わる以上は見習いたい。

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    2025年01月20日
  • 新装版 わたしが正義について語るなら

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    「正義とは何か」をやなせ氏の人生を通じて考えさせられた。
    スーパーマンのような怪獣を倒す欧米型の正義感と対比し、やなせ氏の人はみな正義の一面・悪の一面を持つ、正義は自己犠牲であるという正義感は、小さい頃からアンパンマンで育った日本人の私にも血潮として流れる思想なのかもしれない。

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    2024年12月15日
  • 何のために生まれてきたの? 希望のありか

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    誰が読んでもわかるように。
    でも、子どもだからってグレードを下げず、向き合う。そうすると、大人よりもむしろ子どもの方によく伝わる。

    そういうものづくりの姿勢が素敵だなと思った。

    やなせたかしの背景や哲学を知ってから「アンパンマンのマーチ」を聴くと涙が出そうになる。


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    2024年05月15日
  • 何のために生まれてきたの? 希望のありか

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    《私が参考になったこと》
    ◇人生は現在と未来しかない。
    それをなるべく楽しく面白く生きる

    ◇戦争経験を通して
    悪いやつをやっつけるだけではなく
    ひもじい人を助けるのもヒーローの役割?
    →アンパンマンの誕生

    ◇正義を行うには傷つく事を覚悟する。

    ◇生きているから、痛み、悲しみ、苦しむ。
    それを感じるから喜びに気づける。

    ◇自分のやってることが
    世間にどう影響を与えるか考えてみる。

    《感想》
    私は"普通"と呼ばれる人生から
    かなり外れて生きてきて
    (毒親育ち、不登校、
    転職続き、結婚願望ナシ、鬱病治療中…)
    劣等感があり、自分のことが嫌いだった。

    この本を読んで遅

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    2024年03月19日