やなせたかしのレビュー一覧

  • ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか

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    アンパンマンは君さ。

    アンパンマンを観て育たなかったという人と出会ったことがない。
    それほど同年代にとってはアンパンマンは人生の最初のヒーローなのだ。
    そのアンパンマンを生み出したやなせたかしのエッセイ集である本作。
    で、あるからとっ散らかっていた本だった。
    しかし『やなせたかし』という人間は自信のない、誰よりもアンパンマンを必要としていた人間ということがわかる作品だった。
    と同時にアンパンマンのように澄んだ心の持ち主であることがわかる作品でもある。

    自分から見れば天才も『自分は凡人なんだ』と思っているという絶望感にも等しい感情を度々受ける。
    でもきっとこれが人の一生なんだろう。
    本作で登

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    2024年09月23日
  • ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか

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    まぁ読みやすい。ご本人もおっしゃっているが、とりとめないところからまとめた、というだけあって同じ話が多い(笑)うっかり『あれ?しおり挟むとこ間違えた?』って思うくらい。読みやすいけど、昔に書かれているものなのでほーほー、位で読むのがいいかも。
    人生喜ばせごっこ、っていいなって思う。喜ばせる、じゃなくて『ごっこ』ってつけたのが。結局ほんとに喜んでくれてんのかはその人じゃないと分からないもんね。
    喜ばせてる風でいいんだろうな、お互い。気が楽で

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    2024年09月16日
  • ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか

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    ■評価
    ★★★☆☆

    ■感想
    ◯物語を作るときに、ストーリーを考えるのではなくキャラクターを考えて、そのキャラクターがどう立ち回るかでスリーリーが勝手にできるという話は、色んな場所で使えると思った。ビジネスとしても誰を船に乗せるかという話につながると感じた。

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    2024年04月03日
  • ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか

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    日頃お世話になっているアンパンマン様。私の世代ではあまり目にしない原画のアンパンマンと、「何のために生まれて何をして生きるのか」という聞き慣れているはずの、文字にすると途端に興味深くなる一文。あと、個人的に好きなクラフト紙でできた表紙、好き。
    まえがきにあるように、ラーメンの待ち時間のような隙間時間に読んだ。タラタラ読みのせいか(?)感想はあまりない。やなせたかしについて少し詳しくなった。朝ドラが楽しみ。

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    2024年03月24日
  • ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか

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    3冊のスクラップブックから編集された、やなせたかしさんのエッセイ。1995年に刊行された『もうひとつのアンパンマン物語』を改題し、新装復刊したもの。

    始めに表紙のアンパンマンをみて、とても懐かしくなった。アンパンマンとは、たくさんの思い出がある。

    そのアンパンマンが日の目を見るのに、意外にも時間がかかっていたことに驚いた。
    やなせたかしさんの色々な思いが書かれていた。私が大好きだった、いちご新聞にも関わっていらっしゃったとは驚きだった。

    『手のひらを太陽に』の「みんなみんな生きているんだ、友達なんだ」という歌詞が、今こそみんなに届いてほしいと思う。

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    2024年03月18日
  • ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか

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    誰もが通る道アンパンマン。
    小さい子どもがいるので、アンパンマン様には足を向けて寝られないくらいお世話になっております…ということで興味を持ち読みました。

    著者の謙虚で奥ゆかしくユニークなイメージが見え、松下幸之助さんの自叙伝を読んだときに感じた人柄とリンクするものがあるなぁ…と思ったり。
    ふとみるとPHP研究所でなんだか重なるものを感じました。

    アンパンマンといえばキャラクター数がものすごいことになっていて、子どもに聞かれてもすぐに名前を答えられないキャラがたくさんで困っていましたが、キャラクターに重きを置かれてるということでなるほどと納得しました。

    この本を読んだ後だと、子供と一緒に

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    2024年01月19日
  • ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか

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    小さい頃アンパンマンが大好きだったので思わず買ってしまったやなせたかしさんのエッセイ本。
    アンパンマンは随分商業化されて、コンプライアンス上昔みたいに頭なくなるまで食べられたりとかの描写もなくなった印象だけど、その描写が大事なんだよなぁと。
    いくつになっても新しいものにとりあえず挑戦するという先生の姿勢は見習いたいと思った。

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    2023年09月14日
  • 何のために生まれてきたの? 希望のありか

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    とっても読みやすくて内容がすっと入ってきた
    人生、運、鈍、根
    アンパンマンがどうやって生まれたか知れた

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    2023年05月01日
  • ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか

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    アンパンマンは昔から大好き。
    特に『アンパンマンマーチ』が好き。
    私が大人になってから誕生したアンパンマンだけど、子供達とみてるうちに大ファンになってました。そして、辛い時にアンパンマンマーチに支えられたこともありました。
    そんなアンパンマンの生みの親のやなせたかしさんのエッセイは、そんなにへりくだると逆に嫌みだぞ…という部分も含めて人間臭くて面白かったです。

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    2023年04月18日
  • 何のために生まれてきたの? 希望のありか

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    私は「つまずいたり、迷ったときに読むノート」を作って、自分が感銘を受けた言葉を書き記しています。

    この本からもたくさんの言葉をノートに書き写しました。

    「誰にでも楽しめる世界を追求したい。難しいのは好まない」という考え方には同感です。私も文章を書くときには誰にでも容易にわかるように書くよう心掛けています。

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    2019年06月30日
  • 何のために生まれてきたの? 希望のありか

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    正義の味方は傷つきやすい。
    みんな、大体は弱い人で、だけど、子どもが川で溺れているというような時は、飛び込んでしまう。強い人じゃないのに、その時、そうせずにはいられなかった。それが正義なんだ。正義を行う人は、自分が傷つくことを覚悟しなくちゃいけない。

    というところが印象に残りました。

    とても読みやすく、小さい頃から見ていたアンパンマンの作者であるやなせたかしさんのことが少し分かった気がしてよかったです。

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    2016年02月19日
  • 絶望の隣は希望です!

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    「自分の命をできるだけ有意義に使って暮らすこと」

    「困難にたじろぐとき、何もかもうまくいかないとき、どう振る舞うか、そこが問題」

    ご自身のつらかったご経験を、さらりと語られるところ、すごいなぁと思います。
    やなせさんのように、謙虚に、人にやさしく、自分には客観性を忘れずに、日々を重ねていきたいと思いました。

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    2015年02月08日
  • やなせたかし みんなの夢まもるため

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    アンパンマンのマーチの詩が最初の見開きにある。どのフレーズも素晴らしく抜粋を許さない。「てのひらを太陽に」に負けず劣らずの名曲である。あらためて一行一行を噛みしめた。絵本時代のアンパンマンが話題になり始めたのが60歳。70歳を過ぎてヒットし94歳の生涯を終えるまで終生現役で描き続けた。70歳を過ぎるまで漫画家としての代表作がなく手塚治虫,石森章太郎などの活躍を目で追うばかりであった。それでも立ち続けた。立ち続けた先には揺らぐことのない空き席が。準備期間の長短は人それぞれ。全5章からなるが、どの章もホロリとさせられる深い感動があった。

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    2014年09月11日
  • やなせたかし みんなの夢まもるため

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    一番初めに、皆さんご存知「アンパンマンのマーチ」の歌詞が載っていて、これを見ていたら鼻の奥がツーンとしてきた。やなせたかしさんが来し方を振り返ったり、アンパンマンに込めた思いを語っているのを読み進めていく間も、ずっと鼻はツーンとしたまんま。西原理恵子さんがやなせ先生の思い出を書いている所で、あ~ダメだ、とうとう涙が出た。

    テレビや雑誌で見るやなせ先生はいつも笑顔だった。身内との縁が薄く、辛いことの多い人生だったというのは、亡くなって初めて知った。長いこと売れなくて、アンパンマンのヒットは七十近くなってからということも、いつも笑いのネタにされていた。本書を読むと、どこまでもサービス精神旺盛で、

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    2014年07月16日
  • 何のために生まれてきたの? 希望のありか

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    前回読んだ「天命つきるその日まで アンパンマン生みの親の老い案内 」がよかったので、この本も読んでみたが、ほとんど重複しているためか、あまり感銘を受けなかった。前書「天命・・」の方を推薦する。

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    2013年11月29日
  • 絶望の隣は希望です!

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    代表作・アンパンマンは50代後半から~1奇跡の一本松が教えてくれたこと:2父の病死,母の再婚:3戦争で思い知った本当の正義:4オンボロアパートで日は暮れて:5どん底の僕を救ったアンパンマン:6天国の妻へ:7やなせ流・長寿の秘訣:8人生は喜ばせごっこ:9絶望の隣は希望です:10明日を信じて~父親とは死別,母は再婚,叔父夫婦に育てられ,東京高等工芸学校に進み,銀座で遊んで,田辺製薬に入社,徴兵で砲兵隊に配属され,中国で4年,復員後,故郷の高知で新聞社に勤めて伴侶を見つけ,東京に出て,三越宣伝部に勤めながら,何でも屋で稼ぐ。三越の包装紙のロゴは彼の筆。詩や絵を書き続けながら,ラジオの脚本を書き,舞台

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    2012年05月05日
  • 絶望の隣は希望です!

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    ネタバレ

    「60歳でアンパンマンがヒットするまで自分は何もかもうまくいかないと思っていた。」という1文が気になって読み始めたのだが、この方の場合なんでも器用にこなしてそこそこ結果をだすので、器用貧乏となっているだけでした。

    「自分なんかぜんぜんダメ」と言う割にはぜんぜんダメではないのでちょっとだまされた気がする。

    でも、「手のひらを太陽に」の作詞がやなせさんだったとか、
    著名な作家と悪さしてたとか、おもしろいエピソードがいっぱいでした。
    アンパンマンのテーマが共生だったのは深いわ。

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    2011年11月20日
  • 絶望の隣は希望です!

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    やなせたかしについては、日経の私の履歴書を読んでアウトラインを知っていた程度。◆平家の落人の子孫だったのか。◆◆三越の包装紙のレタリングも彼の作品。◆断らないスタンスと、納期の早さ。芸たる由縁。見習うべきこと。

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    2020年07月27日
  • 絶望の隣は希望です!

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    かなりのご高齢、くらいしか知りませんでしたが
    やはり軽く90超えていらっしゃったのですね…。

    人生のあんな事、こんな事。
    アンパンマンにたどり着くまで。
    後悔はしないように生きていかねば、と思う内容でした。
    が、そんな事を思っていた時に出てきた、スープに釘付け。
    これは…ちょっと試してみたいです。

    知っている人、知らない人の名前も出てきて
    どういうものを描いているんだろう? という興味も。

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    2012年01月01日