やなせたかしのレビュー一覧

  • アンパンマンの遺書

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    朝ドラは特に観ていなかったものの、本のタイトルに惹かれ購入。やなせたかしはもちろん知っていましたが、その生い立ちやアンパンマンが生まれるまでのストーリー、作者の性格などが知れて読み応えのある一冊でした。誰かの人生を知ることが好きなのもあり、この手の本は面白くて一気に読めてしまいます。やなせたかしは本当に運に恵まれている人だとも思いました。「どんな仕事でも一旦引き受けてみる」がアンパンマンを生み出したのかもしれない。

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    2026年02月09日
  • 新装版 わたしが正義について語るなら

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    たびたびアンパンマンマーチの歌詞について考えさせられるような授業やテレビ番組がある。
    その時はそんなに重く考えることではないだろうと軽く考えていた。
    この本が出版された頃はやなせたかしとその夫人をモデルにした朝ドラ「あんぱん」が放送されていた。途中まで、この二人が結婚して仕事が入ってくるようになったところまで見て、残念ながらその先は忙しくて追えなかった。
    やなせたかしは、戦後母国日本へ帰ってきて、ひっくり返らない本当の正義を探したいと言った。その答えが献身と愛。
    正義とはやさしさ、愛とはいさましさなのだと記している。
    基本的にアンパンマンは優等生、ザ・ヒーロー。ロールパンナというキャラクターは二つの心を持っていて、優しい心と悪い心の二面を持っているわけだ。つまり、人間誰しも心の中が全て優しいだけではないのだ。悪い心のない人間なんていない。
    アンパンマンは国民の全てが幼少期に通るであろうブームである。大人になって、少し成長して、考える力が身についた時にこのキャラクターは…と考えるとやなせたかしが伝えたいことが見えてくる気がする。
    私はこれを読んで、正義を振りかざす、なんて言葉は本当はないのではないかと思う。正義というのはきっと表立ってこうだ、と言い張るものではない。きっと人の数だけ正義がある。それを他人に押し付けたり、押し付けらたりなんていうのはあってはならない。それが大きくなったのが戦争なのだと思う。あなたの正義も、私の正義も互いに尊重するべき尊いもので、それが間違っているかなんてわからない。でもそれがもし他人を傷つけるものならそれは絶対に間違っていると思う。
    私はあの人にちゃんと、あの子が傷ついてるからやめなさいって言えたらいいのに…と思ってしまった。互いの優しさのために。

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    2026年01月18日
  • 絶望の隣は希望です!

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    やなせたかしさん92歳の自伝。戦争の体験、アンパンマンの誕生、妻との別れ、人生との向き合い方を優しい言葉で書かれています。
    特に第6章、天国の妻への話には、妻に対する後悔と感謝が綴られておりグッと来るものがあった。

    「回り道の僕の人生ですが、一つだけ胸を張って言える事があります。それは、どんな事でも思いを込めて一生懸命やっていれば、自分が望んでいた方向に、道は拓けるという事です。」
    「夢とは実現する事だけが目的ではありません。夢に向かって一歩ずつ進もうとする事が尊く、それが生き甲斐に繋がるのではないでしょうか。」

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    2025年12月23日
  • アンパンマンの遺書

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    朝ドラあんぱんの脚本家の凄さがわかった
    本当のところはこんな感じだったんだとわかり
    ドラマとの対比も楽しめた

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    2025年12月23日
  • アンパンマンの遺書

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    231ページ
    1600円
    2025年12月17日〜12月19日

    遅咲きのやなせさんの生涯が綴られていた。アンパンマンとノブさんへの想いに溢れていて、朝ドラあんぱんのキャスト陣の顔を思い浮かべながら読み進めた。晩年のやなせさんがエネルギッシュに仕事をこなしている姿も目に焼きついている。

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    2025年12月19日
  • 新装版 わたしが正義について語るなら

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    まず90歳のときに書かれた文章とは思えない文章にびっくり!
    私のイメージする、朗らかで優しそうなお爺ちゃんのやなせ先生そのままの、柔らかいけど、でも確固たる信念のある言葉で語りかけてくるような、そんな文章でした。
    今となっては漫画やアニメでは必ずしもヒーロー=正義=強い、というわけではなくなり、弱かったり地味だったりダークヒーローみたいな登場人物も珍しくありませんが、やなせ先生はそういった正義のあり方について早くから考えていらっしゃったんですね。
    そしてあんぱんマーチ、子供の頃から幾度となく歌ったり読んだりして歌詞はしっかり覚えていますが、やっぱり何度見てもいい歌詞だ…

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    2025年11月10日
  • 新装版 わたしが正義について語るなら

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    朝ドラ「あんぱん」をずっと見ていて、番組が終わってからやなせさんの本を読もうと思ってました。

    参考にした作品名など正直なところや、毒舌なところもたまにあり、やなせさんは温厚なイメージから意外に思えて、面白かったです。

    また、現在のばいきんまんの羽が小さくなったのは、UFOに乗るので羽が不要になったからなど、ユーモアを交えて書かれています。

    アンパンマンや幼少期やこれまで関わった仕事のことが書かれている1,2章もよかったが、3章「正義の戦い方」(これまでを振り返った仕事への取り組み方など)の言葉がどれも印象的でした。その中で、以下の2つについては、私も勇気づけられました!

    P.135メソッドを作る簡単な方法はなくて、やってやりまくっているうちにいつの間にかできてくるんですね。
    P.139努力は確かに辛いところもあるけれど、辛いというのは意外と面白いところもある。結局は本人が好きだったら、それに耐えていかれます。

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    2025年11月08日
  • アンパンマンの遺書

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    戦争や葛藤や謙遜を抱えながら
    時代の移り変わりを彷徨ってきた
    人間やなせたかしの人生が、
    子どもだましの甘さを嫌う彼らしく
    軽妙に綴られている。
    名を連ねる往年の著名人との交わりとともに。

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    2025年11月08日
  • アンパンマンの遺書

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    やなせたかしという人物は謙虚さの塊で愛に溢れた方なんだなとこの本を通して感じた。

    何かを続ける、貫き通すというのは非常に難しい。
    だっていろんなところに逃げ道はあるし、
    自分を守るためには必要な手段だとも思うから。
    だけど彼は最期まであきらめなかった。

    多分、彼は自分軸ではなく他人軸を大事にし、
    誰かを喜ばせることに全振りされているのだろうな
    だからこそ、亡くなった後も彼の築いた作品の数々は廃ることなく輝き続けている
    きっとこれからも。
    作品は嘘をつかない、
    思いの籠った作品は受け取り手にしっかり伝わる。

    朝ドラを通じてやなせたかしという偉大な人物を知ったように、これからもたくさんの素敵な作品に出会えますように

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    2025年11月05日
  • 新装版 ぼくは戦争は大きらい ~やなせたかしの平和への思い~

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    ネタバレ

    「戦争を語る人がいなくなることで、日本が戦争をしたという記憶が、だんだん忘れ去られようとしています。人間は、過去を忘れてしまうと同じ失敗を繰り返す生き物です。」

    やなせさんが戦争時代を生き抜くことができたのは、偶然の重なりだったということが分かりました。親族がいないことで高知ではではなく小倉に入隊した、居眠りがばれて降格した、などの偶然から激戦地を免れたようです。
    派遣された中国では紙芝居で村を回ったり、自作のお芝居を上演したりと、やなせさんらしい前向きな生き方が感じられました。アンパンマンが自分の顔を食べさせてあげるのは戦時中の空腹の辛さがあったからとのことです。
    「ぼくが『アンパンマン』の中で描こうとしたのは、分け与えることで飢えはなくせるということと、嫌な相手とでも一緒に暮らすことはできるということです。」
    アンパンマンとばいきんまんは、食べ物とばい菌なので仲良くはできないが、共存している。嫌なものはやっつけてしまおうと無菌にすると、人間の抵抗力がなくなってしまうとのこと。なるほどと思いました。

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    2025年11月01日
  • アンパンマンの遺書

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    「アンパンマン」の作者やなせたかし氏が75歳の時にかいた自叙伝。最後の章は亡くなる1年くらい前に「おしまいのあいさつ」として老いと戦い、受け入れながらも彼らしい表現で綴られた言葉で締め括られている。
    94歳まで生きたやなせたかし氏の人生は青春時代には戦争に駆り出され、アンパンマンの最盛期時にはすでに70歳近く。お子さんはおらず、家族や沢山の知人を天国に見送った。
    彼が作詞したアンパンマンのテーマソング
    なんのために生まれて
    なにをして生きるのか
    わからないままおわる
    そんなのはいやだ!

    戦争を経験し、激動な時代を1世紀近く生きたやなせたかし氏が自分に問いかけた言葉。
    そう思うととても重みがある言葉に感じられた。

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    2025年10月31日
  • 十二の真珠 -ふしぎな絵本-

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    やなせ先生の優しさが伝わるお話が多かった。子供に読んで聞かせたが、大人が読むにも短くてシンプルでウィットに富んでいて素敵な本でした。

    やなせさん自身が「まえがき」「あとがき」を書かれていて、物語の背景がみえるとても興味深いまえがき、あとがきでした。

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    2025年10月29日
  • 新装版 わたしが正義について語るなら

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    かなり苦労されたと思うが、ポジティブな気持ちを忘れずに成功されたことが分かった。
    アンパンマンのストーリーの裏にあるやなせさんのたくさんの想い。見方が変わります。

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    2025年10月25日
  • アンパンマンの遺書

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    2020年2月に買ってからずっと積読。朝ドラ「あんぱん」が終わったので読んでみた。朝ドラを見てたのでスッと読めた。生涯が1冊にまとまっていて、あんぱんの追体験をした感じ。

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    2025年10月10日
  • やなせたかし おとうとものがたり

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    朝ドラの「あんぱん」に出てきた
    幼少期の嵩と千尋の場面が浮かんできました。
    複雑な家庭環境の中、戦争も体験し
    眩しかった弟への愛と、ちょっぴり複雑な思いとが赤裸々に綴られていました。

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    2025年10月05日
  • アンパンマンの遺書

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    やなせたかしが自分の人生を振り返る本。

    漫画家になりたいのに、なぜか頼まれる仕事は漫画とは違うことばかり。それでも器用にこなして、ヒット作を生み出す。だけど、それで有頂天になるどころか「私はいったい何者なのだ?」と悶々とする日々。

    名だたる人たちと一緒に仕事をし、そしてヒットするところを見ると、やなせたかしは紛れもなく「天才」なのだろうと思う。見よう見まねでシナリオ描いたり舞台演出するけど、それがちゃんと様になってるから、本当に頭がよくてセンスのある人だったのが伺える。本人は「なんか見よう見まねでやってみたら、偶然、うまくいってしまった」みたいに書いているが、これはぜひ、彼と仕事した人たちの声も聞いてみたいと思った。

    権威を嫌い、好きなものは好きという純真な表現への想いや、彼の人間性に惹かれた。

    私にとっての、やなせたかしは「アンパンマンの著者」だけれど、それ以外のことをたくさんやっていたことや、彼自身、絵本作家になるなんて全く考えてなかったということ。

    本編の最後は「◯年◯月、やなせたかし死す。全財産はアンパンマンに贈る」で締められていたけど、そのあとで文庫版あとがきがついていて「まだ終わらなくてよかったね」と安堵した。

    人生の最後までエンターテイナーだったんだなと感動し、人を喜ばせることが大好きなやなせたかしに感銘を受けた。

    この本、著者が生きてるうちに読んでおきたかったと後悔した。

    あと、終盤の詩に涙がでた。

    「生まれた時はひとりだったし
    死ぬ時もひとりだもの
    今ひとりだってさびしくない
    でも少し さびしい
    なぜだろう?」

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    2025年10月05日
  • 十二の真珠 -ふしぎな絵本-

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    やなせたかしさんの短編メルヘン集。

    ・バラの花とジョー
    ・クシャラ姫
    ・天使チオバラニ
    ・チリンの鈴
    ・アンナ・カバレリーナのはないき
    ・アンパンマン
    ・星の絵
    ・風の歌
    ・デングリ蛙とラスト蛇
    ・ジャンボとバルー
    ・キュラキュラの血
    ・十二の真珠

    現在のヒーロー「アンパンマン」の原型である太っちょおじさんのカッコ悪いアンパンマンも登場している。
    どの話にもやなせさんの平和を願う思いが感じられた。ハッピーエンドであってもなぜか切なく、バッドエンドであってもちょっぴりあたたかい。
    特に好きなのは「バラの花とジョー」

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    2025年10月04日
  • アンパンマンの遺書

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    朝ドラをきっかけにアンパンマンややなせたかしさんが好きになった。
    ドラマは脚色の設定の中であっても、色んなエピソードが散りばめられていて、やなせさんの考えのいい意味での浅さも、ドラマの良さも改めて感じられてよかった。素敵な夫婦だなあ。

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    2025年09月30日
  • アンパンマンの遺書

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    今をときめく やなせたかし氏の自伝
    朝ドラ「あんぱん」を観続けてきて、最終週が近づいてきたいま、この本を手に取ることができてよかった。
    なんのために生まれて
    なにをして生きるのか
    アンパンマン マーチの歌詞は、子ども向けの童謡にはあり得ないような言葉が並んでいる。

    やなせたかしの代表作は?と問われれば「アンパンマン」と答える人は多いと思う。私もそう思うが。しかし、アンパンマンが始まる前からやなせたかしの名前は知っていた。
    やなせ氏は、どんな人生を送り、何をしてきたのか?
    自伝の内容は、朝ドラの内容とオーバーラップし、現実のものとしてそこに描かれていた。
    代表作のない漫画家?として、なんでもこなしてきたやなせ氏。
    私たち普通の人も、自分に代表作なんてありゃしない。
    そんなやなせ氏の自伝を今読むことができてよかった。
    ああ アンパンマン やさしいきみは
    いけ!みんなの ゆめ まもるため

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    2025年09月25日
  • やなせたかし おとうとものがたり

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    「アンパンマン」の作者で有名なやなせたかしが弟を回想してつづった短いエッセイ。わかりやすく簡潔な言葉の中に彼自身の壮絶な生い立ちや亡き弟への思いがあふれている。

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    2025年09月24日