やなせたかしのレビュー一覧

  • ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか

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    今更感あるかもだけど、朝ドラきっかけで。
    もともと小さい頃、アンパンマンの教育ビデオを見ていたのもあって、購入。

    やなせさんの人物像が、文章から手に取るように伝わる。
    それに朝ドラで描かれたやなせさんの姿がありありとそこにあって、本当にこんな人だったんだなぁと思った。
    お父さんのこと、お母さんのこと、手のひらを太陽にに対する思い、絵本に対しての思い…。
    どれを取ってもそこにやなせさんらしさがいっぱい詰まっていて、最高でした。

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    2025年12月05日
  • やなせたかし みんなの夢まもるため

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    「あんぱん」を見て、たかしさん、のぶちゃんの生き様に感銘を受け、読みました。やなせさんの詩、作るキャラクター、絵、曲…どれも優しくて大好きでしたが、この本を読んでさらに愛着が沸きました。あれだけ辛い半生を送っていたのに、それを言い訳にすることなく「人生は喜ばせごっこ」と、人のために自分を犠牲にできるやなせさん。見習いたいです。

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    2025年11月01日
  • アンパンマンの遺書

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    最愛の奥様であった暢さんが亡くなって、死を身近に感じたやなせさんが書いた自伝「アンパンマンの遺書」。1995年に刊行されたものが、2013年2月(アンパンマンTVアニメと映画の25周年)に復刻。あとがきは当時94歳のやなせさんが書いたもので、同じ年の10月に亡くなられたことを知った。暢さんを失くしてから20年も走り続けてきたんだ!
    アンパンマンに込めたやなせさんのメッセージ「正義とは何か。傷つくことなしに正義は行えない」
    そして、自身のテーマ「何のために生まれて、何をして生きるのか」

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    2025年10月19日
  • 新装版 わたしが正義について語るなら

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    朝ドラ「あんぱん」を毎回楽しみに観ていました。
    やなせたかしさんの生き方、考え方に興味を持ち読みました。
    語られる言葉に優しさと謙虚さが溢れていて、ほんわかと温かい気持ちになりました。

    なんのために 生まれて
    なにをして 生きるのか
    こたえられないなんて
    そんなのは いやだ!

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    2025年10月18日
  • アンパンマンの遺書

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    "家族を亡くし、戦争で飢え、漫画家の仕事が思うようにいかなかったりと、
    人生に何度も向き合い 深すぎる人生を歩んできたやなせさんだからこそ、
    大切な問いをもたせてくれる「アンパンマン」を生み出すことが出来たのだろう。"

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    2025年10月18日
  • ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか

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    誰もが知っているようなアンパンマンの生みの親でも特別な人ではなく、普通の人と同じような人で、特別な才能があったわけではないとこの本で言っていることが印象に残った。
    特別な才能が与えられ、それを鼻にかけて何もしない人よりも、才能がないなりに自分のできることや目の前のことを一生懸命にやっていく人もはたまたま特別な才能を持っているのかもしれないと感じた。

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    2025年10月17日
  • アンパンマンの遺書

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    先日終わったばかりの
    『あんぱん』の原作とも言える
    「アンパンマンの遺書」

    やなせたかしさんにとっては
    アンパンマンが
    自分でそして子供で
    あったようです
    激動の時代を生きて

    なんのために生まれて
    何をして生きるのか

    生涯の問い
    答えを探しながら
    長い人生
    生き抜いた
    ひとりの人間が
    何かを教えてくれているようです

    朝ドラ『あんぱん』は
    ほんとにおもしろかった
    主人公が愛おしかった

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    2025年10月06日
  • さよならジャンボ

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    やなせたかしさんの代表作アンパンマンの精神にも繋がる部分のある作品。戦争は、直接関わりのない国にまで影響を及ぼすことと飢えが人間の精神を狂わすことが短いお話の中に詰まっています。
    最後がバッドエンドじゃないことに救いを感じます。

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    2025年10月06日
  • 愛の人 やなせたかし

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    朝ドラあんぱんを視聴してから
    やなせたかしさんの考え方を始め、
    紡ぎ出される言葉や詩の数々に
    すっかり魅了され
    まだまだやなせワールドに
    どっぷり浸りたいと思い
    表紙がとてもかわいらしい
    この本を手にとった

    あまり詩を目にすることは
    普段ないけれど
    やなせさんの詩はすーっと
    入ってきてなんだか心地よい

    この本を読んで
    やなせたかしさんは
    本当に"愛"に溢れた方なんだなと
    自分の信じた道を諦めず、
    真っ直ぐ歩み続け
    たくさんの"愛"を届けてくれた
    だからこそ
    やなせさんの紡ぐ言葉からは
    たくさんの温もりを感じられ
    心に響くのだろうな

    まだまだやなせワ

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    2025年10月04日
  • 新装版 わたしが正義について語るなら

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    あんぱんのモデルやなせたかしさんの考え方がわかりやすくまとまっています。あんぱんまん誕生の裏話や従軍から作家や舞台制作など幅広く経験され、多くの方との交流の結果、正義は多義的で不安定なものであること 別れや悲しいことが多い世の中だからこそ笑ってもらえる生き方がよいという思想に大いに共感しました。
    アンパンマンの遺書より直接的に伝わってきましたね。

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    2025年10月04日
  • 絶望の隣は希望です!

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    やなせたかしさんは本当に多才な人だった。


    なんのために 生まれて 何をして 生きるのか
    こたえられない なんて そんなのは いやだ!

    今を生きる ことで 熱いこころ 燃える
    だから 君は いくんだ ほほえんで

    そうだ うれしいんだ 生きるよろこび
    たとえ 胸の傷が いたんでも
    ああ アンパンマン やさしい 君は
    いけ! みんなの夢 まもるため

    何が君の しあわせ なにをして よろこぶ
    わからないまま おわる そんなのは いやだ!

    忘れないで 夢を こぼさないで 涙
    だから 君は とぶんだ どこまでも

    そうだ おそれないで みんなの ために

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    2025年09月30日
  • 新装版 わたしが正義について語るなら

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    ・正義はある日突然逆転する 逆転しない正義は献身と愛 正義が何かと定義するのは難しい 戦いは正義同士から起こっているんじゃないか

    ・善良な人も全部まっしろではない 人間のそういう部分を体現したのがロールパンナちゃん

    ・赤ちゃんは先入観も欲もなく、すべての権威を否定する、純真無垢かつ冷酷無比の批評家

    ・愛と勇気だけがともだち 戦う時はひとりで 友達をまきこんじゃいけない

    ・好きなものを選んで その他の武器も鋭く懸命にがんばれ

    ・時は はやく すぎる
     光る 星は 消える
     だから 君は いくんだ
     ほほえんで

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    2025年09月28日
  • アンパンマンの遺書

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    『あんぱん』がよかったので読みはじめたが、フランクな言葉でユーモアがあって読みやすくても戦前生まれの人の話は深みがある。50歳過ぎてアンパンマンが生み出され、70歳手前でアニメ放送開始とは遅咲きに思えるが、それまでもマルチな才能は発揮されていたようだし、なにより人に恵まれているのはやなせたかしの人間性の良さなのだろう。終盤はタイトルのとおり遺書のようで、とくに文庫のあとがき的な章は亡くなった年に書かれたものというのも感慨深い。

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    2025年09月27日
  • やなせたかし みんなの夢まもるため

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    ネタバレ

    やなせ先生は、戦争や家族との別れを度々経験して、本当に苦しいこととは何か本当にうれしいこととは何かを身をもって体験されたのですね。
    「悪人を倒すことよりも、弱い人を助け、ひもじい人にパンを一切れ分けてあげるほうがはるかに正しい」
    私の知りうる限りのやなせ先生の私の多くには
    「生きていることが幸せ、幸せを感じるのは生きているから」
    のようなテーマが込められているように思えます。
    本当のやさしさとは
    本当の正義とは
    本当の幸せとは
    なんなんでしょうか。
    やなせ先生は「自己犠牲のない正義なんて、ありえない」とおっしゃっています。

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    2025年08月31日
  • 愛の人 やなせたかし

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    旅行で高知を訪れた際に立ち寄った本屋さんで、やなせたかし特集が組まれたコーナーに置いてあった本。表紙のイラストに惹かれ、自分への旅のお土産として購入しました。

    やなせ先生の優しさと、小手鞠るいさんのやなせ先生への愛が、本から溢れそうなくらいたくさん詰まっていて、1ページ1ページ大切に読み進めたくなる本でした。

    アンパンマンを最初に認めたのは誰か?
    優しい気持ちで、何度も胸がいっぱいになりました。

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    2025年08月26日
  • アンパンマンの遺書

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    朝ドラの影響もあって読み始めた。

    漫画家を志して独立したやなせさんが、あらゆる仕事をして、一つに絞れないことを悩みながらもアンパンマンに辿り着く姿に元気付けられた。

    自分自身が同じような状況にあるから。
    手当たり次第とまでいかないが、垣根をつくらずやっていこう。

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    2025年08月14日
  • 愛の人 やなせたかし

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    ネタバレ

    小手鞠るいさんが、やなせたかしさんについて書いた本。やなせたかしさんの詩も多く掲載されている。
    児童小説家の小手鞠るいさんを前から知っていたが、デビューして成功するまでに長い時間がかかり、苦労したことはよく知らなかったし、やなせたかしさんとの関わりについても知らなかった。
    小手鞠るいさんは、やなせたかしさん主催の詩とメルヘンに衝撃を受け、その後、詩を投稿するようになる。掲載詩の常連となり、サンリオから詩集を3冊出す。ある時京都に来たやなせたかしさんと永田萠さんと出会い、そこからずっとお付き合いは続く。やなせさんは先生、永田さんは友人。
    やなせたかしさんの詩にはどこかしら寂しさが漂い、小手鞠るい

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    2025年08月13日
  • 新装版 わたしが正義について語るなら

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    日曜日に3歳の娘とアンパンマンこどもミュージアム行ったら、本当に多くの子ども連れで賑わっていた。時代を超えて子どもたちに愛されるアンパンマンの普遍性とは何か、それを知りたくてこの本を読んだ。

    著者のやなせたかしさんが、戦争に行ったり、日本橋三越の宣伝部で働いたり、「マンガ家」を名乗りながら実際はマンガを描かずに色々な頼まれ仕事をやったり。そんな具体的な生活描写から、アンパンマンを描くに至る考え方の背景が浮かび上がってくる。

    どんなにかっこいいヒーローも、お腹を空かせた子どもに直接ご飯を与えることはしない。ある「正義」はすぐに逆転して悪になる。戦争における「正義」とは違う普遍的な正義は、目の

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    2025年08月11日
  • やなせたかし おとうとものがたり

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    朝ドラから、弟の人生について気になって選書。

    やなせさんと弟の日常の思い出や、生死について深く考えさせられた。

    当たり前だと思うことが当たり前ではないことを
    感じながら生きなければならない。

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    2025年08月04日
  • 新装版 わたしが正義について語るなら

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    絵本やアニメでおなじみの『アンパンマン』の作者・やなせたかしさんが正義について語った子ども向けの哲学書。展覧会を観に行ったことをきっかけに読んでみた。

    幼いころから身近にあって、あまり深く考えたことのなかった"自分の顔を泣いている子に食べさせるアンパンマン"像。海外の人からは、カニバリズムのアニメと気持ち悪がられると最近聞いたけれど、アンパンマンが自分の顔(=食べ物)を差し出すことへはやなせさんの戦争体験からの深い意味があったのだなと気づかされた。

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    2025年07月27日