やなせたかしのレビュー一覧
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朝ドラでやなせたかしさんという人物がどのような人だったか気になり手に取った。
全体の感想としては、本全体が読者を温かく包み込んでくれる雰囲気をまとっていた。特に「お金がもうかる正しい原則」の章の「お金持になれる正しい原則は良心的な面白い仕事をすること」の一文が深く心に残った。この信念を貫いてきたから国民から愛されるアンパンマンが生まれたのだと納得した。
真面目さは馬鹿にされたり、良いこととして捉えられていない風潮があると最近感じていたがこの本を読んで、やなせさんのように自分も腐らずに実直に真面目に頑張っていこう、人生を楽しもうと元気をもらえた。 -
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ネタバレやなせ先生が亡き弟さんへのレクイエムとして書かれた詩集。
朝ドラ『あんぱん』がきっかけで、こちらの作品に出逢えた。
「母とのわかれ」「シーソー」は朝ドラそっくりの内容。ドラマ制作者の方がこの作品を参考にしたのだろう。
幼い頃のやなせ先生と弟さんの姿はとても儚げで心細そうで、見ているだけで切なくなってくる。
やなせ先生の弟さんへの複雑な想いが文面から伝わってくる。お兄ちゃんって色々ツラいんだね。
きっと今頃、あちらの世界で弟さんと再会できましたよね。アンパンマンをヒットさせて有名になれたことを弟さんに自慢してほしい。
久しぶりにあの頃に戻って、2人でシーソーをギッコンバッタンさせているかな。 -
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やなせたかしの伝記っぽいものなのかと思って手に取ったら、小手鞠るいにとってのやなせたかし先生エピソードと、やなせ先生の詩の紹介みたいな構成。連ドラもやっているし、光村国語とも相性良いので手にとったけど、小学生には向いてない内容でした。でも、小手鞠るいさんの人生を読みながら詩も味わえる良い本です。なかなか、詩の本って、手に取らないものね。後は、小説家を目指している子どもにオススメの本です。『放課後の文章教室』『放課後の読書クラブ』併せて読んで欲しい。
やなせ先生の詩は改めて読みたいなぁと思いました。やなせたかし全詩集に収録されているそう。
「ヒトミシリ科のヒトミシリ」(幸福の歌)子どもにも刺さりそう。
「さびしい日」(小さな雲の詩)絶望のとなりという詩もはっとさせられるけど、これも短くてインパクトある。
「戦場」(ぼくの詩と絵と人生と)やなせ先生が戦争に思うところが、映画のワンシーンのように刻まれています。
「一円玉の希望」(希望の歌)これも短くてはっとさせられる詩。一円の重み。
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この春スタートの朝ドラの主人公のモデルであり、アンパンマンの作者、やなせたかしさんのエッセイです。
遅咲きで突き抜けたからこその謙虚さと優しさ、そして、アンパンマンほど突き抜けることはなかったにしても、若い頃からマルチに活躍をされていた深みのある人生を垣間見ることができて、読んでいて勇気をもらいました。
もっと深く、詳細に作者の人生を覗いてみたいと思うほどに興味深い人生を送っていると思うのですが、割とさらっと描いているのは、子供からお年寄りまでこのエッセイを楽しんで欲しいという思いなのかもしれません。
アンパンマンは世界中で愛されているキャラクターですが、そこにやなせさんが込めた思想は深く、相手が子供でも、相手に理解してもらえなくても、自分の思いを作品にぶつけるというストイックを感じました。そして、そのストイックさを微塵も感じない、押し付けないスタイルに謙虚さを感じます。
あぁ、こんな人になりたい、と憧れの気持ちで一気読みしました。
“そうだ うれしいんだ 生きる よろこび
たとえ どんな敵が あいてでも
ああ アンパンマン やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため” -
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0〜3歳くらいまでの子どもに本気で向き合う作品を作ってくれるやなせたかしさん。
ここ何十年の日本人なら、子どもの頃ほぼ全員が通ってきたのではないかと思うアンパンマン。
本を読んで、こういう方がアンパンマンを作ってくれたんだと思うと、自分が子どもの頃に関わっていたことに安心できるし、自分の子どもにも通ってほしい作品に思う。
赤ちゃんや幼児は、知らないことだらけの世界に生まれて、そんな中でアンパンマンみたいなキャラクターがいてくれたら本当に安心出来るし、大好きになるだろうなと思う。
大人になって、改めてやなせたかしさんの生涯を知って、アンパンマンをみると、今だって私の心の中にはアンパンマンがいることに気がつく。
アンパンマンがどうしてアンパンなのか、原体験を知れたことも興味深かった。
食べものは自分の一部になるもの。
アンパンマン、ヒーローの中で最弱だとしても、美味しくて、自分の身を削って相手の一部になり喜ばせるなんて、最強のハートを持ったヒーローだと思った! -
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アンパンマンのマーチ
作詞:やなせたかし
作曲:三木たかし
歌:ドリーミング
そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも
何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!
今を生きることで 熱いこころ燃える
だから君は行くんだ微笑んで。
そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも。
嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為
何が君の幸せ 何をして喜ぶ
解らないまま終わる そんなのは嫌だ!
忘れないで夢を 零さないで涙
だから君は飛ぶんだ何処までも
そうだ!恐れないでみんなの為に
愛と勇気だけが友達さ
嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為
時は早く過ぎる 光る星は消える
だから君は行くんだ微笑んで
そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえどんな敵が相手でも
嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為
またこの歌が頭をぐるぐるする。
「アンパンマンのマーチ」は弟に向けて作ったんじゃないかと一部で言われているが、やなせさんは別の著書で、"ぼくはそんなつもりはなかった"と言っているそうです。
『おとうとものがたり』を読むと、この歌詞は、やなせさんご自身を励ます歌だったんじゃないかと思いました。
壮絶な幼少期を過ごし、父も弟も早くに亡くしたが、やなせさんは94歳没と長命だった。おとうとものがたりにある思いを持ちながら、これほど長く真摯に人生に向き合って生きたことを思うと胸が締め付けられる。ますますアンパンマンのテーマはやなせたかしさんご自身を鼓舞する詩だったんだろうと思わずにはいられない。
嵩さんは、弟の千尋さんと天国で出会えただろうか。
海彦山彦の新たな神話となるような兄弟の実話でした。