桑原水菜のレビュー一覧
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試し読み
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Posted by ブクログ
いわくつきの心臓をめぐるファンタジー。剣とか鎧とかたまりませんな(?)。なのに、主人公がフィギュアオタクというなんとも親しみやすい(?)キャラクター。って、中学生に親しみやすいもなにもない結構な年齢の自分にへこむわ。登場人物の年齢がぐんと下がり(蜃気楼&神紋 比)、性格に難のあるおっさんたちがいないせいか、若干のものたりなさも感じつつ、「コバルト文庫っぽい!」と懐かしさすら感じてみたり。読んでる自分に愕然としたり。
そして苦手なカタカナ名前が、これからもたくさん出てきそうな予感。どうしよう、読めないし覚えられない。
20080519〜20080522 -
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Posted by ブクログ
この作品のキーワードは、「コンプレックス」「エゴ」だと思います。
舞台が、演劇なのですが、人間関係がすごいです。
主人公の連城響生は、先行として活躍している天才戯曲家の榛原の「呪縛(コンプレックス)」に悩まされ続けていた。榛原の呪縛とは、自分の作品はどことなく彼の作品に似ている…彼を超えることが出来ない…というものだった。そんな中、街角で連城は路上で歌っていたある青年に心を奪われる。彼、葛川蛍の才能を見出し、自分だけの才能にしたいと思い、いつか自分が手がけた作品を演じて欲しいと思うも、蛍は榛原の戯曲を演じることを夢見ていて…。
連城は蛍の才能を愛し、自分のエゴを押し付けるもそれが中々