あらすじ
桑原水菜の初SF作品、ついに単行本化!『COMIC BLADE ZEBEL』誌上にて連載された話題作がついに単行本化! 遺伝子操作によるクローン売買が横行する島「イルゲネス」を舞台に、男たちの熱い戦いが始まる…!! 上巻
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Posted by ブクログ
ラノベと普通の小説の間くらい。ノベルス的な。
クローン売買が横行する社会を舞台にしたSF。
漫画を読んでから小説に手を出したので、どうしてもフォンとジェイクに視点がいっちゃうんですけど、あの、主人公、レイですよね?(爆
んで、漫画に出てきたキャラ何人かが「ああおまえそういうキャラだったのか!」てのが分かって楽しかったです。
あと、根本的なことなんですけど、これ、SFですか……?(爆
わりとダークでシリアスな話なんで、読んでるとしんどくなることもありますが、フォンとジェイクの相思相愛っぷり(笑)に癒されました。
主人公よりもこのふたりが目立ってましたね(笑
Posted by ブクログ
「炎の蜃気楼」でおなじみの桑原水菜さんの新作です。SFとだけあって、ベーコンレタス描写はありません。苦手な方でも読めるかと思います。
上下で完結するので、これから購入予定の方は、上下一度に購入をオススメします。じゃないと続きが気になって眠れなくなります。笑
私は発売日購入したので、気になって気になって…。笑
Posted by ブクログ
イラストが多くてよいです。とはいえ読みながらは見ないので、あとで眺めながら「ここは○○があーなったシーンだ」とかいう風な…おかしいな。
400年同じ魂を持ち続ける人間とか、ひとつの心臓のために生きるふたりとか。命だの魂だのを描く作者が人造体の話を書くと、それでもやっぱり、生きていたいって話になる(?)ので、桑原先生らしくて安心。転生する魂を持たないプラスチックの命、だとか、文面でぞくぞくっとくるわ。
あと、キャラがよそのシリーズの彼みたい、彼に似てる、なんてのが馴染みやすかったりするのかな。ちょっとだけF.S.S.のファティマとか思い出してみた。
20080922〜20080929
Posted by ブクログ
自分が自分でないといわれるなんて、レイにもフォンにも言えることだが、すごい辛いと思う。
世界観とかも細かく練ってあったと思う。
漫画版から今までの間に何があったか分からないけど、フォンが自らが嫌悪した独裁者になるなんて信じられない。
それでもフォンとジェイドの友情が変わらないのにはほっとした。
Posted by ブクログ
遺伝子操作によるクローンの闇市場が横行する孤島「イルゲネス」。かつて、反クローンを掲げて当時の政権を打倒したはずの現政権だが、クローンの闇市場を取り締まる動きを見せることなく、違法売買の横行するがままとなっていた。反クローンの中心人物であった現政権の元首フォン・フォーティンブラスは、革命の信念を忘れて権力に溺れてしまったのか。同じく革命の中心人物、そしてフォンの親友でもあるジェイクィズ・バーンも、その真意を知ることが出来ずにいた。
ある日、ジェイクが営むバーに、反クローン売買のテロ活動を行っているという少年レイ・レアティーズが現れ、協力を求められる。その目はフォンと同じ「孔雀眼(マユラアイ)」であった・・・。
人工生命体として造られた者の葛藤を中心に描かれている。自分自身に「信念」はあるのか。人工的にプログラムされた遺伝子がそう思わせているだけではないのか。テーマとしてはそこまで新しいものではないが、「人間が”本能”を”理性”で制しているのだから、人間を模して造られた人工生命体が"本能(プログラムされた遺伝子)"を"理性(後天的に身につけた強靭な精神力)"で制することができる」というのは、ありそうで意外になかったように思う。
本書上巻ではフォンの真意も明かされ、凡その全体像が示される。この物語はどのような結末を迎えるのか。下巻に続く。
Posted by ブクログ
遺伝子操作によるクローン売買の闇市場のある島「イルゲネス」
元首フォンは人造人間。親友のジェイク、フォン狙うレイ、幾十にも隠された謎、とっても、面白い。展開も早い。
Posted by ブクログ
遺伝子操作が可能となった未来。
遺伝子操作されていない天然体と、遺伝子操作体との対立と闘争を描く。
設定も展開も面白いのだが、若干眠くなるのはなんでだろう・・??
むむむ・・・