あらすじ
神剣〈北斗〉とともに風音と天丸が消えて一年。〈北斗〉復活を断念するよう真田幸村から命じられた葛葉だが、男女の生き神様の噂を聞き日向・高千穂峰に向かう。そこでは天孫アマテラスの子である生き神様のもとで新しい国が作られようとしていた。真田の忍び、服部忍軍が集結する中、最後の鬼神を見た葛葉。高千穂峰から〈北斗〉の閃光が放たれる。いよいよ真田十勇士が勢揃いして怒涛の急展開! ギャル忍者コンビの風音、葛葉の運命は? 『風雲縛魔伝』ついに完結!!
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Posted by ブクログ
くノ一が妖怪退治する話で、真田方で江戸幕府を苦々しく思ってるところや、出てくる妖怪のチョイスも渋くていい。
少女向けなのに、色恋を前面に出さないのも尊敬する。
美形で強くて、いつもフォローしてくれる霧隠才蔵に、二人とも最後まで反発しているのが良い。敵と読者まで彼のかっこ良さを感じるが、主人公達はメロメロにならない。
上司の真田幸村にも憧れと忠誠心という感じで、恋という感じではない。
美形だがロリコン・近親相姦も辞さない神楽王に対してはただ気持ち悪いよね!という視点。
葛葉が気になる人が出来る、位で按配がちょうどいい。
本当に的確な言葉選びのできる人だと思う。
シリーズの序盤は雑だな、という印象のところもあったが、戦闘の描写や方言、忍術等、この巻では格段に上手くなった。
風音が建御名方命の直系なら、葛葉は信濃・洩矢の民と同郷という構造。
風音が異父兄弟の天丸と建御名方命の影で繋がる、という隠喩じみたのも上手い。
140ページの葛葉と佐助のやりとりは、若い女の子たちへのメッセージとして感動した。
完結して良かった!
次は真田十勇士が活躍する本を読もうかな、と思う。
Posted by ブクログ
これにて完結、めでたしめでたし…ってなるのかな?
6巻から7巻への怒涛の急展開!そして急成長!!
主人公二人の漫才(笑)と、シリアスなところとの交互に入るテンポのよさが楽しかった!
Posted by ブクログ
続きが出てるのに気づきませんでした・・・。何年経ったでしょう、もう内容を忘れてるので時間を取って読み返したい。しかし、結局未完で終わるのかと思っていたので完結して嬉しい限りです。他にもコバルトでだいぶ前からストップしているシリーズが色々ありますが、復活する見込みがあると思っていいですかね?これは希望だ!