あらすじ
「北斗」の鬼神を探して四国にやってきたギャル忍者コンビの風音と葛葉。霧隠才蔵に会うため、宝野原を通った風音たちは、人の血を吸う妖怪銀杏に襲われた。血を吸われ、瀕死の状態になった風音を前に、さすがの才蔵も顔色を変えるだけでなすすべがない。「うそ……。このまま、風音、死んじゃうの?」――そこへ、おりよく姿を現した摩緒によれば、鬼仲島に生えている赤目銀杏の根を取ってくれば風音は助かるという。島に渡った葛葉と才蔵は、鬼の面をかぶった謎の男たちに襲われた…。いよいよ佳境へ向かう人気シリーズ第5巻!
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Posted by ブクログ
このシリーズで一番面白かった!
この作者の勢いのあるところが良いと思うが、ともすれば雑になるので、今回はそれに刀剣の鍛刀という現実的な要素が入り、良かったと思う。刀剣乱舞をやっているので、長船派光忠の名前が出てきた時はおっ!と思った。
葛葉に似た正太の母さんに身体を売らせて死なせてしまった村人たち。葛葉は嫌でも自分もそうなる可能性を感じるだろうから、ぞっとした。葛葉と三郎次が割と親しくしていただけになおさら。
お話として水を刺せば。三郎次が樹木子を燃やした時は剣が上手くできるか綱渡りだったから、念のため根を採集すれば良いのにと思った。(娘の生肝問題はあるけど)
また摩緒も海が荒れるより早く移動出来たら、死なずに済んだのでは、と思ってしまった。