ビートたけしのレビュー一覧
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北野武が、普段思っていることを書いたもの。テレビは規制が多く、言いたいことも言えないので、思う存分言いたいことを本にしている。的を得ていることが多く、共感をもった。国会議員でも思っていることが言えないもどかしさを感じていると思うが、変えていかなければいけない体質だと思う。マスコミや左翼に負けないでほしい。
「他のタレントじゃ「完全アウト」で大問題になっちまいかねない内容でも、オイラの発言ならなぜかセーフになっちまう。まァ、そりゃ当たり前だよ。ここ何年かで芸能界で顔が売れてきたくらいのヤツと、40年以上この世界で生きているオイラじゃ年季がまるで違う。「掟破り」ってのは、一朝一夕にはできない芸の -
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テレビでは滑舌もスピードも以前より悪く、さらに毒舌がカットされてしまう現状のテレビ界では前ほどの活躍を見られず、映画監督としての評価が高まることで時折文化人に見えてしまうこともあるたけしさんの活躍の場がここにあった。
毒舌のキレは相変わらず。
出る杭は打たれるが出すぎた杭は打たれないの言葉通り、他の芸人さんが言ったら大炎上してしまうような発言を繰り返している。
それでも、たけしさんが言うなら仕方ないなと思えてしまう世の中はとても生きやすい世の中だと思う。
これらの特権が許される最後の世代の中心人物。
これからも長生きして、嫌な爺さんであってもらいたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
『テレビじゃ言えない』という題名だが、これは本書冒頭によれば、「最近の想い」を一言で表したモノであるようだ。近年はテレビの世界は“自主規制”のようなモノが相当にキツく、「アレはダメ」、「コレもダメ」と「言ってはならない」と先回りして注意される場合が殆どなのだという。そこで本書という訳だ…
本書に納められたエッセイの多くは「世の中の常識を疑ってみる」というような出発点を有しているモノのように見える。“本音”で“正直”に考えてみると「あの件に関して…」と思い浮かぶ色々なことが在り、それをビートたけしなりの流儀で言葉にして整理したという感じがする…率直に、「それだ!そのとおりのように思う」という部 -
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ネタバレネットでこの本の名前をよく聞くので購入しました。
文体は話し言葉でとても読みやすいです。何も考えなくてもさらっと読めてしまう。下ネタや笑いがところどころに散りばめられていて、それが本書を読みやすくしていますが、逆にそのせいで著者の真面目な意見も笑いながら読み流してしまっているのかもしれません。
知人が心臓マッサージで蘇生して、それを「俺が葬儀委員長で香典集めて飲みに行く予定だったのに」といじるのはギリギリOK。従軍慰安婦は必要だったと言うのはNG。ヒンシュクがヒンシュクで済むギリギリのラインを著者は熟知しています。僕はどこまでなら許されるのかが読めないタイプの人間ですので、著者流のヒンシュクを -
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かつて週刊ポストで連載されたコラムからの抜粋で作られた新書。他のコラムに関しては小学館文庫から発売されている。
10月1日に発売された小学館101新書の第一シリーズ。
特にビートたけしらしい毒舌に加え、痛烈な社会風刺は読むだけで気分爽快なものが多くストレス発散にも向いている作品。
最初の内は言葉がきつかったり、いくら何でも言いすぎじゃないだろうかと最初は思うかも知れないが、よくよく考えてみると「確かにその通りだ!」と、思わず言いたくなるような話ばかり。
話のテーマは現代社会の問題点に合わせてあるので時事問題の勉強代わりにも持ってこいの一冊であり、一つ一つの話が短いので毎日の隙間時間に一つずつ読 -
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Netflixの映画は未視聴。劇団ひとりさんと太田光さんの掛け合いは見た
題名だけは知っていた本。講談社のキャンペーンに釣られて購入。
わかりやすく章分けされており、北野武氏と深見氏の関係が語られている。湿っぽくない文章ながら、北野氏の深見氏に対する思いが漏れ伝わる形式。
深見氏から独立したのち、深見氏との最期の別れが淡々としたものになっているのがなんとも悲しい。世の中の師匠と弟子というのは、やはりこういう悲しいものなのだろうかなあ。
淡々としたラストにならざるを得なかったあたりに北野氏の後悔のようなものも感じられる気はする。
末尾のコント台本は北野氏がご遺族から権利を買ったのかな?とても貴 -
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ネタバレコロナのパンデミックで露呈した日本の実態がトゲ満載で語られていて爽快。
政治問題に斬り込んだ話も多く登場したが、堅苦しいニュース番組とは違い軽快な文章で進むのでスラスラ読めた。
学校の授業も全てこんな感じで教えてくれればいいのに…。
菅元総理大臣の国会での「全集中の呼吸」発言、パンケーキ好きアピールなどに対してかわいいおじさんぶっていると一蹴しているのが特に笑った。
懐かしさも同時に味わえる。
『SNSで人を叩くくせに面と向かっては何も言えないネット民』や『小学生の「あだ名」を禁止していじめを止めたと思っている教育委員会』も鋭い着眼点や洞察力で語られていて面白かった。