ビートたけしのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最初、恋愛小説と聞いてあの「首」とかを作ってる人と本当に同じ人かと思った。でも、映画化もされたということで読んでみようと思ったのだ。
現代人において、スマホは欠かせない日常の一部となっているので、「スマホを持たない女性」というのは斬新な発想だなと思った。(活字離れにより紙媒体の本ですら消えつつあるというのに)
因みに、まだ映画は見ていない。(先に小説を読みたかったからだ。)
そんなに分厚くもないため、読書初心者にも読みやすいと思う。ただ、ビートたけしなだけあって高木と山下の下ネタがちょっと多かったから個人的にはジョークに笑えなかった。でも、普通の2人のやりとりはクスリと素直に笑える部分もあって -
Posted by ブクログ
天才ビートたけしが、恋愛小説を書いたら...
【純愛作品が誕生した!】
お笑い以外にもフライデー襲撃事件、暴力的シーンが印象的な映画等々、破天荒で男らしいイメージが強いビートたけし。
そんな彼が満を辞して恋愛小説を書いたと知り即購入してから...積本となっていた本作にやっと手を伸ばした。
時代背景は現代でありながらアナログ主義な水島悟と美春みゆきの恋模様が書かれる。
ビートたけしが駆け抜けたであろう、昭和の古き良き恋愛を元にしたのだろうか。
現代と比較すると利便性に欠けて非効率なようにも感じてしまうが
恋愛や人間関係はそもそもオフラインの時間があるからこそ、より惹かれていく部分もあるよな -
Posted by ブクログ
芸能界が昔は社会で生きていけないヤクザ者や半端者の集まりだったのが、今ではモラルを求められ立派な人の集まりのようになってしまったことを危惧している著者。
「闇営業」や反社とのつきあい、「テレビ」や客である「ニッポン人」全般が抱える「現代の影」を暴露しつつも、語り口が「お笑い男」風なので愉しく読み進められる。
最近のテレビを見ていると、昔のような面白さがなく、芸能人の自殺なども増えてきて「闇」が深いのだろうと思っていた。「社会に寛容さがなくなってギスギスしている」のはまったくもってその通りだと思う。
できれば政治や宗教との関係にも踏み込んでほしかったけれど、知らないことも多かったので読んでよか -
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Posted by ブクログ
正直、TVでたけし見て特に面白いと思ったことは無いし、(たけしに比べて)若手芸人が無理矢理愛想笑いしたりフォローしたりしてるの見てると悲しくなってくるくらい、たけしにはハマってない自分。でも、本作を読んで、たけしが下の芸人から慕われてることや今の地位にいる理由がなんとなく分かった気がする。
特別面白いことを言ってるわけではないけど、物事の本質を分かりやすい言葉で突いてるような。そしてそれをオレすごいだろ感無く説明してくれてる感じとか。
あとたけし程のキャリアがあれば老害街道まっしぐらでもおかしくないのに意外にそれがない。しっかり時代の変化、それに伴う消費者の変化も見ている印象を受ける。
例