ビートたけしのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
週刊誌に連載されていたものを抜粋した本ですね。
ビートたけしさんの独特な考え方が垣間見られる内容となってます。
物事の見方は人によって違いますが、それを知る事によって、新たな気づきを与えてくれます。
この本の中で特に共感を覚えた事が2点ありました。
本文を抜粋して紹介します。
◾︎定年になったら新しい趣味を始めて第2の人生を始めたい、なんて言ってる奴がいる。
そういう奴に限って、いつのまにかその趣味に飽きちまったり、老後が毎日つまらないなんていい始める。
オイラに言わせりゃ、それこそ自己客観視ができていない証拠だ。
音楽にしろ、芸術にしろ、60になるまでやろうともしなかったも -
Posted by ブクログ
ネタバレ近年落語家としての活動もしているビートたけしさんが、古今亭志ん生の落語の魅力を思う存分語った一冊。内容としては今まで聴いてきた落語の話と、その聴きどころが中心。たけしファンの人が落語の世界に踏み込むにはいい入門書になるかもしれない。
ただ、この一冊だけを読んで、最初から志ん生の落語から聴き始めた人だと、好き嫌いが別れるかもしれない。また、たけしさん自身が「現代」を語っている部分が少ない。「過去」のエピソードが多いので、根っからのファンが読むと「その話他でもしていた」と重複する部分に飽きてくるかもしれない。
談志ファンの私としては、談志師匠の『談志百席』等で書いてある志ん生批評のほうが濃い内容に -
毒舌
毒舌を文字で追ってるとちょっと疲れてしまう。少しオネエチャンに対して身勝手な見方もしてるし、読んでて愉快ではないな。文のリズムは落語みたいで、寄せ聞いてるみたいにパラパラとあっという間にページをめくってしまう。
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Posted by ブクログ
芸人であり、映画監督でも第一線で活躍するビートたけし氏が時事や芸能のネタに対して自身の考えを大放談した一冊。
本書は2017年初頭までの時事ネタについて著者ならではの視点から鋭く指摘する内容でテレビでも過激な発言がありますが、本書はそれを超える刺激的な内容に著者らしさがふんだんに感じられました。
ただ、刺激的ではあっても本質的に的を得たことも述べられていてそのバランス感覚はやはり天才的なものを感じました。
そして、どんなネタでも著者らしさを出して返すことのできる知性には脱帽でした。
また、近年亡くなられて交友のあった大橋巨泉氏や高倉健氏などの著名人とのエピソードも載っており面白さの中に偉大 -
購入済み
大御所によるパワハラが多い
世相を切るような鋭い話を期待したが、多くはたけし軍団の様な自分より弱者をいじめるネタであまり笑えなかった。大御所として大体TVでも好き勝手やってる事の延長に過ぎない。
強いものをおちょくるのが真の芸人だと思ってるので、昨今の「お笑いが死んだ」論に同感してしまう。 -
Posted by ブクログ
You Tubeで昭和時代のなつかしい映像を観ていると、放送コードゆるゆるで面白すぎて夢中になってしまう。
私が思うに2000年代ぐらいからテレビが、まともになりすぎてしまったように感じる。
今ではテレビを観る気になれなくなってしまった。
この本の中ではビートたけしさんが自由に泳いているなぁとの印象です。
放送コードを無視した毒舌でガンガンいっちゃてます。
たけしさんは、オイラはテレビを諦めちまったわけじゃなく、そのうち上手いやり方で自主規制を飛び越してやろうかと、お年の割には無謀だ。
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