H・P・ラヴクラフトのレビュー一覧

  • 狂気の山脈にて―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    SFかホラー。クトゥルー神話。太古の地球を支配した宇宙からの生命体が甦る、かも知れない。訳文が読みづらい。2023.9.6

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    2023年09月07日
  • 狂気の山脈にて―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    南條竹則編訳のクトゥルフ神話作品集第2作。
    編訳者解説でのクトゥルフ神話の説明──「人類が現れるよりもはるか以前に宇宙から飛来して、この地球を支配していた存在がいる。かれらは事情(わけ)あって地球の表舞台から姿を消したが、今も海底や、人跡到らぬ山林や、次元の隙間に身を隠して復活の機会をうかがっており、太古以来かれらを崇める秘密の教団がある──」というものも、とても分かりやすく、各話コメントも理解の助けになる。
    『狂気の山脈にて』や『時間からの影』における旧支配者たちの設定はおぞましいながら壮大で面白い。

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    2023年09月05日
  • 新編 真ク・リトル・リトル神話大系2

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     クトゥルフ神話はラヴクラフトが創始者ですが、彼一人で作り上げたものではありませんでした。様々な作家がこの「遊び」に参加し、自由に創造の翼を広げてこの世界を開拓していきました。
     2集はラヴクラフトやロングなど5人の作家によるリレー小説『彼方よりの挑戦』など13編を収録。以下、少々ネタバレありの各話感想。
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    『納骨堂綺談』(ダーレス&スコラー/1947)
     ロンズディル家の三男が、当主である次男の屋敷の中で失踪する。屋敷の地下深くには納骨堂があり、彼はそこに財宝が隠されている

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    2023年08月22日
  • 新編 真ク・リトル・リトル神話大系4

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     クトゥルフ神話の啓蒙に努めたダーレスに才能を見出された作家の一人がラムジー・キャンベルです。ダーレスの指導により、彼は生まれ育ったイギリスに、ラヴクラフトのように架空の都市を作り上げ、そこを舞台に様々なクトゥルフ神話作品を創作しました。
     4集はキャンベルのクトゥルフ神話代表作品である『妖虫』やラヴクラフトが遺した創作メモを元にダーレスが創作した『ポーの末裔』など10編を収録。

     以下、ちょっとだけネタバレありの各話感想。
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    『月に跳ぶ人』(ローンズ/1942)
     失踪したグレ

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    2023年08月22日
  • 新編 真ク・リトル・リトル神話大系1

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     ク・リトル・リトル神話――クトゥルフ神話とも呼ばれるそれは、アメリカの作家であるハワード・フィリップス・ラヴクラフトが創始し、フランク・ベルナップ・ロングやクラーク・アシュトン・スミスらが広げ、オーガスト・ダーレスらが体系化した、架空の神話体系です。最初は作家同士で架空の神々や地名や書物等といった固有情報や世界観を創作し、共有し、貸し借りする遊びでした。それに読者も気づいたことで追従者が続出し、それに伴って神話体系も拡大・拡散していきました。
     本シリーズは創始者であるラヴクラフトを始め、1989年までに発表されたクトゥルフ神話をモチーフとした作品を掲載したアンソロジー集です。1982年に刊

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    2023年08月22日
  • 狂気の山脈にて―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    業績として人物を語るならば、ラヴクラフトは偉大な人かもしれない…とひとりごちつつ、「狂気の山脈を登攀する」みじめとしか言いようのない心境になっていって、最後、3割を残して名誉ある撤退を決意。
    これも読書だと自分なりに判定して。

    とてつもない著作群を執筆した人物らしいが、趙がつくほどの叙述的文体は長時間読み続ける精神力が続かない(むろん体力も)
    そうでなくても、近年と身にはやって居rというか、主流になっている、ショートセンテンス、酷いものになると頁の6割程度にパラリとちりばめられたかのような文体、文章構成が増えている、しかもも自分も慣れている
    愚かしい現状では、よほどのマニアックな方でないと読

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    2023年07月09日
  • ラヴクラフト全集2

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    冥界や謎の神話、黒魔術的要素を含んだようなお話勢揃い。時々、スゴイ眠気に襲われる時がありますが、何故か読むのをやめられない。しっかり集中して読まないと訳分からなくなりますが、分かると不思議な面白さ。癖になる。

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    2023年05月31日
  • アウトサイダー―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    短編15編。すらすら読み進められるかと思いきや、中盤のハイ・ファンタジー系も含めなぜか目が滑るというか、作品世界内の描写がどうにもイメージし難く、逆に疲れてしまう始末。最後の2編、「忌まれた家」は今年になってからアンソロジー『怖い家』で読んでいたし、「魔女屋敷で見る夢」は以前コミカライズ版を読んでいたこともあってまあなんとか。新潮文庫版のこのシリーズを3冊続けて読んで、ラヴクラフト作品はやはり自分には今一つ性に合わないのかもしれない……ということを感じた次第。

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    2022年12月07日
  • インスマスの影―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    クトゥルー神話は作家が創造した架空の神話ということを初めて知ったので相当驚いた。それだけ広くさまざまな創作の元になっている存在。
    SFホラーといった内容だった。
    この中では表題作が1番読みやすかった。旅行で訪れた先で恐ろしい体験をして逃走劇が繰り広げられるシーンも良かったが、更に自分との血の繋がりに話が発展していくのが良かった。伏線の回収もあり、面白く読んだ。
    「あの深きものらの棲処で奇蹟と栄光に囲まれ、とこしえに暮らすであろう」こんなラスト想像していなかった。あれほど忌み嫌った存在そのものになることをもう受け入れていてゾクゾクする。

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    2022年09月12日
  • アウトサイダー―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    新潮文庫のラヴクラフト新訳選集も第三弾、ラヴクラフト氏の「うぶなロマンチスト」(巻末の解説から)的側面が味わえる、ファンタジー寄りの作が多めだろうか。あと、「魔女屋敷で見た夢」はクトゥルー神話の元々のアイデアが、使い古された怪奇小説のガジェットを疑似科学(SF)の用語で語り直すことだったんじゃないかと、思わせてくれて楽しい。個人的ベストは、そういう意味でもストレートなSFホラーになっている「忌まれた家」。

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    2022年08月27日
  • ラヴクラフト全集5

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     この巻にはクトゥルー神話の「体系」が形成される以前の、萌芽のような作品が集められるということらしい。
     相変わらず会話文がほとんど無い上に地の文も妙に読みづらいラヴクラフトの書法だが、印象的な作品が2つはあった。
    「死体蘇生者ハーバート・ウエスト」(1922)は、確かに以前スカパーで見た映画の原作だ。何という映画だったかは忘れた。ホラー小説として優れたストーリーではあるが、雑誌連載であったためか、後続の章でまえの章の内容がくどく反復される箇所が沢山あって少々呆れてしまった。これが無ければ傑出した短編と思う。
    「ダニッチの怪」(1929)は新潮文庫版の「新訳」アンソロジーにも収められており、記

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    2022年05月30日
  • インスマスの影―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    なんでコッチ系って、ヌルヌル系や海鮮系なのかしらねー。
    雰囲気はB級映画。S・キングとか。ウルトラQとか。
    ゲームのブラッドボーンがちょっと似てる。
    あっと驚く仕掛けがあるでもなし、芸術性があるでもなし。何となく思想が偏っている。キリスト教圏の人が書くとこんなものか。
    たまーにネットやゲームで見かけるクトゥルー(フ)神話ってどんなものか、ちょっと知りたいなら読んでみるといいかも。
    有名な《窓に! 窓に!》がなかったのが残念。

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    2024年04月11日
  • ラヴクラフト全集5

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    1985年以降購入して読んだが、詳細は覚えていない。
    これまで聞いたことがないような擬音のカタカナ、”ほのめかす”という普段使わない訳、不気味な話には惹きつけられた。
    また読みたい。(2021.9.7)
    ※売却済み

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    2021年09月07日
  • ラヴクラフト全集4

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    1985年以降購入して読んだが、詳細は覚えていない。
    これまで聞いたことがないような擬音のカタカナ、”ほのめかす”という普段使わない訳、不気味な話には惹きつけられた。
    また読みたい。(2021.9.7)
    ※売却済み

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    2021年09月07日
  • ラヴクラフト全集3

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    1985年以降購入して読んだが、詳細は覚えていない。
    これまで聞いたことがないような擬音のカタカナ、”ほのめかす”という普段使わない訳、不気味な話には惹きつけられた。
    また読みたい。(2021.9.7)
    ※売却済み

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    2021年09月07日
  • ラヴクラフト全集2

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    1985年以降購入して読んだが、詳細は覚えていない。
    これまで聞いたことがないような擬音のカタカナ、”ほのめかす”という普段使わない訳、不気味な話には惹きつけられた。
    また読みたい。(2021.9.7)
    ※売却済み

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    2021年09月07日
  • ラヴクラフト全集1

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    1985年以降購入して読んだが、詳細は覚えていない。
    これまで聞いたことがないような擬音のカタカナ、”ほのめかす”という普段使わない訳、不気味な話には惹きつけられた。
    今回電子版を購入したため、読むのが楽しみだ。(2021.9.7)
    ※売却済み

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    2021年09月07日
  • インスマスの影―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    クトゥルー神話(クトゥルフ、ク・リトル・リトルなどの表記もあり)で知られるH.P.ラヴクラフト(1890-1937)作品の新訳版。
    「神話」を象徴する7篇(「異次元の色彩」、「ダンウィッチの怪」、「クトゥルーの呼び声」、「ニャルラトホテプ」、「闇にささやくもの」、「暗闇の出没者」、「インスマスの影」)を収める。

    生前は不遇であり、存命中に出た単行本はわずかに1冊。
    だが、彼の描く独特の怪奇世界は、死後、徐々に受け入れられ、多くの作家にも影響を与えた。クトゥルーの名はゲームやアニメなどにも取り入れられ、予想外の広がりを持つことになった。

    普通の町、普通の村に、不吉と捉えられる場所がある。そこ

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    2021年08月16日
  • インスマスの影―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    怪奇小説。白日夢に見そうな話だ。あまり読まないジャンルでなかなかページが進まなかった。視覚だけでなく、聴覚、嗅覚、それに気配が、耐えられない気分にさせられる。2021.8.7

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    2021年08月07日
  • インスマスの影―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    装丁がふと目に留まり、ラヴ・クラフトのクトゥルー神話に手を出しました。
    翻訳モノは苦手意識があるので、最初の方は読み進みが遅かったけど、クトゥルフの概念・展開が分かってきてから中盤~後半の話は、不穏に付きまとう影を追いたくて、ページをめくり続けてしまいました。

    同シリーズ「狂気の山脈にて」も読んでみようかと。

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    2021年01月28日