H・P・ラヴクラフトのレビュー一覧
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全集⑤巻まで続けて読んでおきながら、
その後スルーした⑥巻を今頃。
ジーン・ウルフ『書架の探偵』読後、猛烈に気になり始めたので。
理由は↑これ↑をお読みの方には何となくおわかりいただけるかと。
春日武彦先生の書評エッセイ集『無意味なものと不気味なもの』で
「ランドルフ・カーターの陳述」ネタばれレビューを読んで
敬遠していたのだけれども、猛烈に実地確認したくなったので。
内容はランドルフ・カーター・シリーズとも呼ぶべき
一連の中短編と、その魁となった初期作品。
面白かったのは下記の二編。
■ランドルフ・カーターの陳述(1919年)
行方不明になった友人ハーリイ・ウォーランについて
問い質さ -
Posted by ブクログ
ダゴン
短い!「窓に!窓に!」の終わり方が印象的だけど、本文にダゴンの言葉が出てこないのはなんだかなあ。『インスマウスの影』のダゴン教団の聖地だったのだろうか。
家のなかの絵
これまた短い!そして起承転結でいえば、起承で終わるという中途半端さ!爺さんが食人鬼だったんでしょ。
無名都市
超古代の遺跡を探検…。何かが起きるぞ、という雰囲気を醸し出す書き方は、HPLのお家芸ですね。
潜み棲む恐怖
雷で現れる地底人、マーテンス一族。不思議なこともあるものですねえ。
アウトサイダー
時々記憶をなくしては、自分が何者なのかを問う、不死者のライフワークだろうか。
戸口にあらわれたもの
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Posted by ブクログ
"きみはこの惑星でのわたしの唯一の友だったーーこの寝椅子に横たわる忌わしいもののなかに、わたしを感じとって見つけだしてくれた唯一の魂だった。また会うことがあるだろうーーおそらくオリオン座の三つ星の輝く霧のなかか、先史時代のアジアの荒涼とした大地か、記憶にのこらない今晩の夢か、太陽系が消滅している遥かな未来の他の実体で。"[p.71_眠りの壁の彼方]
「宇宙からの色」
「眠りの壁の彼方」
「故アーサー・ジャーミンとその家系に関する事実」
「冷気」
「彼方より」
「ピックマンのモデル」
「狂気の山脈にて」
「資料:怪奇小説の執筆について」
「作品解題」大瀧啓裕 -
Posted by ブクログ
科学系の話がほとんどだった第4集人は打って変わって、悪魔や呪いの話でまとめた第5集。最後についてくる「ネクロノミコンの歴史」が表すとおり、ネクロノミコン絡みの話で統一されているとも言える。
「ネクロノミコン」に絡む部分を除き、全体にゴシック・ホラーや霊的カラーの強い1冊なため、「恐怖におののいた」と書かれていても、なんとなく漠然とした印象を受ける短編が多い。
その中において、何らかの薬剤をフレッシュな死体に注入することでゾンビ化させる「ハーバート・ウエスト」はかなり新鮮に見える。ゾンビ映画を髣髴とさせる幕切れも良いのだが、解説的には「凡作」なのね。うん。
また、ラブクラフトを読むには避け -
Posted by ブクログ
ネタバレ「インスマウスの影」:旅行のさなかに訪れたインスマウスというさびれた町。その町では魚顔をした人々とその嫌なにおいが充満している。このような街の雰囲気作りや人々の描写・人知を超えた生物の描写など
はさすが、コズミックホラーの第一人者であった。
そして、オチとして、訪れた主人公自体がインスマウスの人物の血統であったというのも面白かった。
この物語の背景に筆者の自身の血統に対する嫌悪感や有色人種に対する偏見があるというのを読んだが、それがありありと感じられた。
「闇に囁くもの」:地球外生命体が地球に降り立ち、自身の目的を達成するために活動を続けており、その活動を妨げる物には容赦をしないというホラー