H・P・ラヴクラフトのレビュー一覧

  • チャールズ・デクスター・ウォード事件(新潮文庫)

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    ラヴクラフトの趣味が旧大陸の様式で、アメリカ舞台に書き起こして、それによるチグハグさを感じる箇所が好き。

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    2025年05月04日
  • 狂気の山脈にて―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    気の遠くなるような時間と空間を股にかけ、精神を操りあらゆる知識を収集する偉大なる存在‥『時間からの影』の構想スケールの大きさに圧倒された。

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    2025年03月31日
  • ラヴクラフト全集1

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    インスマウスの影、名作言われるだけある。シンプルに本編も面白いのに、ラストの語り手の末路が本当ゾクゾクする。

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    2025年03月03日
  • インスマスの影―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    2021年の新潮文庫の100冊。3年半積んでた。
    様々なゲームやアニメの下地となっているクトゥルー神話。その原点をまとめた短編集。7篇収録。→

    表題作「インスマスの影」が一番好き。ホラー×サスペンス。ハラハラした後のラストにはゾクリとする。上手すぎる〜!!
    「異次元の色彩」もいい。寓話感がたまらん。
    「ダンウィッチの怪」や「暗闇の出没者」は怖さが半端ない。ホラー感がすごい。

    途中、あまりの不気味さに一旦読むのを→

    やめようかなぁ、と思ったんだけど、最後まで読んだらまだまだ続きが読みたくなった。なにこの中毒性の高い世界観(笑)

    とりあえず新潮文庫から出てるラヴクラフトは次の100選になっ

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    2025年01月27日
  • インスマスの影―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    クトゥルフ神話の中でも ネームバリューの高い「クトゥルフ」や「ニャルラトホテプ」が出てくる作品、他にも有名な作品が8作収録されている
    異形の描写が読んでるだけで怖気立つほど精細で鬼魅の悪さが引き立たされる
    クトゥルフデビューとしておすすめ

    シリーズの最初だからか、「ダンウィッチの怪」や表題作の「インスマスの影」とかやたら有名なやつを収録しててクトゥルフ神話に手を出したい人を惹き付けようとする努力が見えた気がした

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    2025年01月02日
  • アウトサイダー―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    人におすすめはできないが、こう、なんというか、、
    名状しがたい独特の恐怖と、それと隣り合わせの恍惚というか。
    ラヴクラフトを読むのは初めてだったが、これはまだ優しい方らしい。
    そんなこと言われたらそそられてしまうではないか。

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    2024年12月30日
  • ラヴクラフト全集7

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    ネタバレ

    『イラノンの探求』
    好き!夢を追い続けている間は肉体も意識も若々しいままなの、若さの持つエネルギーとか愚かさを象徴しているようだし、全てが水の泡になった後の急なわびしさ、むなしさも味わいがあって好ましい。
    イラノンのことを知っている人がいなくなる前に夢から覚めることができてよかったのかもしれない。

    『眠りの神』
    分かりやすいオチがある分かりやすい話だった。薬物乱用者に寛容な時代だったんだなあとかあんまり関係ないことを考えたり。
    しかし友人の声を音楽と評するのはすごい。喋る全てが旋律であり詩であるように感じられるなんてこれ以上の褒め言葉ある?熱烈だなあ。

    『忌み嫌われる家』
    家の来歴をとんで

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    2024年11月09日
  • ラヴクラフト全集3

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    初期の作品から最後の作品まで収められた一冊。街並みや教会の描写が、なんとも言えない凄みがあって引き込まれる。読んでいくと現れる、闇に蠢く奇怪な生物。何かわからないまま終わるのに、読むのをやめられない。

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    2024年08月11日
  • ラヴクラフト全集1

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    怪奇・幻想小説の先駆者であり、クトゥルフ神話と呼ばれ世界中に熱烈なファンを持つ体系的作品群を生み出した、ラヴクラフトの代表作が詰まった短編集。生前に出版された唯一の中編『インスマウスの影』を筆頭に、ブラックユーモアの利いた『死体安置所にて』、ダークファンタジーの感もある『壁の中の鼠』、宇宙的恐怖(コズミックホラー)を体現する名作『闇に囁くもの』、とラヴクラフトの作風が網羅されている。ハマりそうな予感。

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    2024年07月17日
  • アウトサイダー―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ひとりごと
    懐かしくて購入。

    ラヴクラフトの日本初の全集が国書刊行会から出たのは私が学生の時。いまだに持っているが、装丁も何もかもよかった。お小遣いも少ないので親に前借りして購入したほど。
    まだ荒俣宏氏も団清二というペンネームであったときのような。あの頃、紙袋二つを持ってお茶の水古本街ですれ違ったことがある。
    荒俣宏氏が、海洋関係の仕事の昼休みに翻訳をしているとかいろんなことが書いてあったチラシ?みたいなもの、どこに行ったかな。
    要するにまさかラヴクラフトが文庫なんて思わなかった時代である。
    当時、本は文庫でいいのか!みたいな質問にいろんな作家や評論家などが書いていた小冊子もあったな。

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    2024年07月02日
  • ラヴクラフト全集2

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    クラスメイトが貸してくれた2冊目のラヴクラフトですが実はもう1冊ラブクラフトを読破しています。
    全ての全集を読んだ訳ではありませんのでお詳しいファンの方に怒られるかもしれないですがお話のパターンが見えて来ました。

    ①海から異形の者がやって来て、それを見た人間の気がおかしくなってしまい周りも巻き込んで最終的にはドギャーン!!

    ②異形の者に出会ってしまったり儀式に出くわして気がおかしくなり精神病院に入れられる率が高い。

    ③身内とか知人の遺品の中に訳の分からない文献を見つけてしまい、気になって調べてるうちにドギャーン!!

    ④怪しい建物の地下や未開の地の奥はろくな事がない。

    ⑤何パターンも

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    2024年02月04日
  • ラヴクラフト全集1

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    クラスメイトが読んで欲しいと貸してくれたので拝読。
    小難しくて読めてない話があるから教えてくれとの事。お任せ下され!と読み始めたのですが、100年近く前の作品なので確かに文章がかたい。にも関わらず凄い世界観で引き込まれました。
    クトゥルフ神話の元祖らしく、かなりダークな世界。
    クラスメイト曰く「ダンジョン&ドラゴンズ」等に影響を与え、ラヴクラフトさんの世界観を元にしたボードゲームも人気だとの事。
    わかるなあ、これはクリーチャーと戦いたくなります。(後方支援で)

    短編集なのでまたそれぞれに感想を書きますのでご興味ある方はお付き合い下さい。実際に読まないと分かりにくい世界観なので簡単に書きます。

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    2024年01月21日
  • ラヴクラフト全集5

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    ネタバレ

    これまでの巻でも時折登場したが、今作では"ネクロノミコン"が頻繁に登場し、巻末に"ネクロノミコンの歴史"があるが、読みずらい笑

    "死体蘇生者ハーバード・ウェスト"は珍しく連載だったようで、話が切り替わるごとに前回のあらすじが展開される。
    やはり後半の、"魔女の家の夢"と"ダニッチの怪"は臨場感があって面白かった。
    "魔女の家の夢"では、主人公がおかしなことに直面しても、きっとこれはこうゆうことだろうと自分自身に適当な理由を言い聞かせることが多々あり、無理があるだろう笑と思い

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    2024年01月01日
  • ラヴクラフト全集2

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    "クトゥルフの呼び声"というタイトルは有名だが、話自体はさほど長くない割に読みずらかった。叔父の資料を中心とした情報収集の話が主で、退屈に感じた。悪魔的儀式のシーンや、終盤の石柱の台座の扉を開けてからの話は面白かった。他者が死んだり狂っていく中で、ヨハンソンの行動力が凄まじい。

    "エーリッヒ・ツァンの音楽"は映像化して欲しあくらい光景がありありと思い浮かべられ、奇怪であり、読みやすかった。

    "チャールズ・ウォードの奇怪な事件"は落ちが分かってしまっていたので微妙。しかし、医師の根気というか、活躍が凄すぎて笑った。


    フングルイ・

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    2023年12月11日
  • ラヴクラフト全集1

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    ネタバレ

    クトゥルフ神話TRPGが好きで、手を出してみた。インスマウスの影から、あのクトゥルフの世界独特の不気味さと、好奇心が擽られる展開(TRPGの探索って感じ)で好き。
    BADENDな落ちも好き。

    "インスマウスの影"、"壁の中の鼠"、"闇に囁くもの"は名状しがたい生物が色々出てきて面白い。
    "闇に囁くもの"は、内容も一転してるしタイプだし都合のいいこと書いてあるし、捨てろって言われてたテープを持ってこいだとか、不自然すぎて悪魔の誘いとしか思えず。行ったところで、彼の周囲から腐臭がしたり、声を出しても口元の動きが髭で見

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    2023年11月21日
  • 狂気の山脈にて―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ラヴクラフト作品は初めて読んだ。
    人類誕生よりもはるか昔にかなり高度な文明を築いた存在がいた、という話だったのは初めて知った。名前は知っていたものの前情報無しで読んだので、一体どんな展開になるんだ?とワクワクしながら読めた。

    現代の作品と比べると語り手の独白がかなり多いので読みづらさもあるけど、語り手の思考とシンクロして少しずつ恐怖を感じていく体験ができてよかった。

    SF大好きなのでラヴクラフト作品はまた読みたい!けどおそらくどの話も同じ神話という設定らしいから展開は似てると思われるので、一気に読むと胸焼けしそうなので他の本を読みつつ合間で読みたい。

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    2023年10月10日
  • 狂気の山脈にて―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    昨今の様々なコンテンツでパロディ・オマージュされていることを考えると、クトゥルフ神話はサブカルの教養書と呼んでも差し支えないと思う。
    知っておくと、思いがけないところで出会した時に面白くて、漫画やゲームの楽しさが増える。もちろんTRPGも。
    また、堅苦しくて変わった文体ではあるけれども、それが魅力だとも思う。狂気と正気の狭間のような文章が、主人公たちが熱意をもって書き殴ったものを直に読んでいるような臨場感を与えてくれる。
    テケリ・リ!

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    2023年08月23日
  • 狂気の山脈にて―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    西洋ホラーの伝説的な作品、クトゥルフ神話の物語。
    作者のラブクラフトは当時はあまり評価されなかったようだが、亡くなった後に再評価された作家。
    それが今現在まで名作として残り続けているので、生きている間に評価されていればと思わないではない。

    内容は前半の5作は数ページ~数10ページの短編になっており、クトゥルフ神話とは関係ない物語もしくは繋がりの薄い作品になっている。
    どちらかと言えば悪魔や悪霊の話だ。

    しかし後半の狂気の山脈と時間からの影はそれまでの作品とは全く異なる冒険譚となっている。

    この2作品は難解ではあるものの、どんな展開になるのだろうと次が楽しみになる作品だった。

    壮大なスケ

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    2023年08月20日
  • ラヴクラフト全集1

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    4編の作品が集録されています
    あとがきにあるように「ラヴクラフトのリズム」に苦みましたが、徐々に慣れてきました。
    100年近く前の作品とは思えない現代的なSF感があった「闇に囁くもの」は特に面白かった。
    ラヴクラフト作品はイメージ力がある読者がハマるらしいのでお試し下さい

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    2023年07月26日
  • 狂気の山脈にて―クトゥルー神話傑作選―(新潮文庫)

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    初心者が噂のクトゥルーを読んでみるぞ2冊目!
    おどろおどろしくて不気味で冒涜的寄りな短編と、ちょっと冒険要素の入った長編二作。
    どちらもどちらで面白い!
    第一集『インスマスの影』収録のは前者寄りが多かったのかな。サクッと読めるけど、不気味さは格別。
    表題作「狂気の山脈にて」は面白かったけど前半苦戦。
    「名状しがたい」を事細かに描写するとこうなるのね…。
    南極の地理、地形やあれこれの描写は、ファンアートのイラストなどのお手伝いが必要ですた。
    「古きものども」「偉大なる種族」視点のサイドストーリーがとても読んでみたい。名状しがたくて冒涜的だけど、キャラがたってていいぞ!
    やはり面白い。怖いだけじゃ

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    2023年02月21日