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Posted by ブクログ
ラヴクラフトが描き出した冒涜的物語群クトゥルー(クトゥルフ)神話の短編集、第3集
解説にもある通り、前2集に比べて、ハイ・ファンタジー的な物語を多く収録している。ザ・クトゥルフ神話という感じで、主要な舞台も切り立った崖の上や未開の森林などメルヘンチックなもので冒涜的な好奇心を刺激される。オチも含めて、幻想小説としての体裁が整っている
その一方として架空の街の描写を細かくしてその内の一個の家で物語が展開する作品では、ラヴクラフトらしく実際に何か起きる前の悍ましい予感や身の毛もよだつような噂などが節たっぷりで非常にゾクゾクさせられた。怪奇(ホラー)小説としての要素が強い
書いてて思ったのが、ラヴクラフトは怪奇幻想小説というふうに両方の要素がふんだんに含まれてる作品をいっぱい書いたと言うよりも、それぞれの要素は含めながらも舞台設定や伝説の登場させ方、オチなどで二つのジャンルを分けて書いていたのかなということ
(本当にほとんどの作品好きだったんだけどその中でもとりわけ)好きな作品
・アウトサイダー
・セレファイス
・霧の高みの奇妙な家
・アザトホート
・銀の鍵
・忌まれた家
Posted by ブクログ
新潮文庫の傑作選、3冊とも購入したものの、読む順を盛大に間違えました(これが3冊目)が、短編なので問題なしということにしましょう。
同じ作者の作品なのに、一気読みしてしまうようなものと、なかなか読み進めるのが困難なものとが混在している短編集。
「アウトサイダー」や「忌まれた家」、雰囲気変わって「セレファイス」が好きかな。
相対しているものの性質上、致し方ないのかも知れませんが、オチが似ているように感じてしまいました。
話の雰囲気は違っても、結局人は何の抵抗も出来ず、怪しい家は崩壊して主人公は死ぬか気が狂うかして終わるという。
だからこそこの世界観が広がった面はあるだろうし、サイコロというどうにもならないものによって運命が変わるTRPGとして人気が出るのも納得なのですが、一方でクトゥルフモチーフのゲームがクソゲー化しやすいのも納得。
思ったより個々のストーリーにはインパクトを感じませんでしたが、クトゥルフ神話というもののイメージは脳裏にしっかりと刻まれた、そんな一冊でした。
Posted by ブクログ
クトウルー神話傑作選
苦手なラグクラフトですが
これは 全15編の短編集なので
思いの外楽しめました
「アウトサイダー」 1926
廃墟となった広大な城
城の外はどこまでも続く森
空をみたい
塔を登り続ける
自分が映し出された姿に驚愕する
アウトサイダーは、誰だ
人間社会に居場所を持たぬ存在の孤独
「無名都市」1921
アラビアの砂漠の奥地
名前の無い都市
アラビア人 アルハザート 架空の人物
ネクロノミコン 架空の書物
これらの詩が引用され 全体的に悪夢的
私は一人無名都市にたどり着く
そこには朽ちた神殿
天井は低く 地下へと続く
壁画には爬虫類系の生物
人類以前の文明の歴史絵巻→狂気の山脈へと
「ヒュプリス」1923
眠りの神
若く美しい彫刻のような神
彫刻家は家に招き共に暮らす
友人は眠りを夢を恐れる
ある日 北冠座からの光に照らされて彼は彫刻となる
宇宙的恐怖 割と好き♡
「セレファイス」1922
架空都市 (夢に見た都)
夢を彷徨うクラネス
子供の頃見たセレファイスに入り込む
その都市に行く為 麻薬に溺れていく
夢の中でその地を支配して 現実では…
現実世界に膿んだ人間が夢の世界へ避難する
「アザトホート」1938
白痴の魔王 神々の始祖
2.5ページくらいのショート
わからない なんかの断片らしい
「ポラリス」1920
北極星が見える部屋に住む男
夢の都市で肉体を得る
幻想の中でイヌート族の侵攻を見る
「ウルタルの猫」1920
ウルタルには猫を捕まえて殺す老夫婦が居た
旅の少年の猫が居なくなる
少年は何か祈りを捧げると
翌日町から猫が一匹も居なくなる
その次の日 猫達は満腹で帰宅
老夫婦は骨が見つかる
動物は可愛がりましょう
「ベツの神々」1933
神々は高い山に住む
ウルタルの賢者バルサイは 神を見たい
月蝕の中 大地の神を見る
そこに別の神が現れて…
見てはいけない物を見てはいけません
「恐ろしさ老人」1921
キングスポート物語群
キングスポートに住む一人暮らしの老人
たいそう金持ちで身体が弱いと噂
三人の強盗が忍び込む
翌朝、男達は浜に捨てられていた
人を見かけで判断してはいけません
この三人の男の名前がアメリカへの移民系で
100年前の移民問題
「霧の高みの奇妙な家」1931
恐ろしい老人の続編らしい
険しい岩山の灰色の家
そこが彼の住まい
うーん?就職語が多すぎて日本語がよくわからない
そこに行った哲学者が廃人のようになって戻る?
「銀の鍵」1929
ランドルフカーターが夢で見つけた
大きな銀の鍵
それは 夢の門の鍵
毎晩 その鍵を使いあらゆる不思議な国へ
大人になって鍵を無くした
「名状しがたいもの」1925
墓場の隣の廃協会
二人の友の見たものは
あれはなんだったんだ?
あいつは名状しがたい物
ザ解決
「家の中の絵」1921
雨宿りした古い家
古い家の中の古い調度品
恐ろしいほど生きていそうな老人
コンゴ王国記の人肉部族の絵
「忌まれた家」1928
クラフトの生育地
プロヴィデンスの古い家
ここで続く不審死主人公は泊まり込み調査
クラフト版残穢的な土地の怪異
「魔女屋敷で見た夢」
勉強しすぎの数学者
呪われた魔女の家を借りる
ほんとに魔女の家だった
しばらく、クトウルーはお腹いっぱい
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