小倉広のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
敗北を避けるために時に人は自ら病気になる
「病気じゃなかったらよかったのに」
そうして言い訳して安全地帯へ逃げ込み ラクをするのだ
▶︎人は人生の敗北を避けるためにあらゆるものを利用する。パニック発熱など症状を無意識のうちに作り出す
▶︎疾病利得
遺伝もトラウマもあなたを支配しているかではない。どんな過去であれ、本来は「今ここにいるあなたが作っているのだから
例:ある殺人犯はなぜ犯したのか?」と問われたときに「自分は親に捨てられたから」と答えた、親に捨てられたまともな家庭に育たなかったから自分は殺人犯になったのだ。自分は悪くない言い訳。
しかし親に捨てられた子供がすべての人犯になるわけ
同 -
Posted by ブクログ
アドラー心理学の言葉を右のページに大きく、その解説を左のページにという構成でとても読みやすくまとめている。
アドラーの言葉も納得感がある。良書。
・人生が困難なのではない、あなたが困難にしているのだ
・健全な人は自分が変わる。不健全な人は相手を変えようとする
・やる気がなくなったのではない、やる気をなくすという決断を自分でしたのだ
・わかっているけどできませんは単にやりたくないだけだ
・「私は〇〇である」「世の中は〇〇である」「私は〇〇でアラねばならない」の3つの価値観が性格を元
・あらゆる悩みは対人関係に行き着く
・「〇〇してくれない」という悩みは自分のことしか考えていないなによりの証拠であ -
Posted by ブクログ
■読むに至った経緯
自分自身が、仕事、家事、育児、副業、、といっぱいいっぱいで弱っている状況を打破しようと思い、あれこれ思い悩んでいる今日この頃。
自分の性格上、バリバリ仕事こなして笑顔とやる気の押し売りのような仕事のスタイルは向いていないなーと思い、それと同時に少し心の元気を失いつつあるような人の支援をしたいなと思うようになったわけです。
そういった支援をするにあたり「ヒアリング」が非常に重要であり、それが支援の源泉になるものだと考えるようになりました。
で、その支援の源泉の質をあげるために、カウンセリングというものに興味を持ちこの本を手に取りました。
■感想
これ、面白いです。
カウ -
Posted by ブクログ
ネタバレ最近1on1ミーティングを導入した所属している課の上司はこの本を読んだのかな??笑
「心理的安全性が企業の生産性と業績を高める」世界的な企業Googleの調査によって得られた結果。
では、どうすれば「心理的安全性」を得ることができるのだろうか?
その答えが「カウンセリング型コミュニケーション」である。
「カウンセリング型コミュニケーション」とは従来より重視されてきた「コーチング」「ティーチング」とは別のコミュニケーション手法であり、「問題解決」を目標にするのではなく、「気づき」を目標にする手法である。
「カウンセリング型コミュニケーション」では「共感する」ことを重要視しており、相手の言葉 -
Posted by ブクログ
依頼者とのコミュニケーションに必要な気がして購入。いくつか無意識に実践している技法もあり、悪い例と同じ言動をしてしまっているなーと自覚した部分もあり。総じて、弁護士の仕事のある局面では非常に役に立つ内容だと思った。
その局面というのは主には我が方の依頼者の説得の場面。強いこだわりや感情的なしこりを持つ依頼者を理屈で説得することはなかなか難しく、感情面からのアプローチが必要だとなんとなく感じていた。のでカウンセリングの技術を応用して感情的な納得感を醸成する余地は大いにある。
ただ民間のビジネス社会で実践するには1on1的な仕組みが基盤として存在していないと厳しくない?毎回丁寧にカウンセリング的な -
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ネタバレ
まとめ
課題を分離し境界線を引く。しかし傍観するのではなく、相手を変えようとするでもなく、信じて見守る。環境を作ることに専念する。
常識を覆すアドラー心理学の教えは
褒めてはいけない、叱ってはいけない、教えてはいけない の3つがポイントになる。
褒めてはいけない
褒めると言うことが上下関係が前提であることと下から相手にあまり期待していない状態であると言うことを表している
褒めることで相手をコントロールしようとすると信頼を失う。褒めたり叱ったりと態度を変える上司は自分の都合の良いように部下をコントロールしようとしていると思われる。
信頼関係が希薄な場合上司が言っていることが正しいかどうか