嫌われる勇気、幸せになる勇気を
読んでさらに
アドラーについて知りたいと思っていた矢先
樺沢紫苑先生のおすすめに出ていたので
手に取った本。
右に名言、
左に解説がありすらすら読める!
この名言が名言中の名言だらけ!
何度も読み返したい
よく言えば、目次に見出しだけではなく、
小見出しもあると良いと思った。
すらすら読めてしまうので、
さらに自分のものにするためには、
また別のアドラーの本を読みたいと思った。
①すべてあなたが決めたこと
自己決定性について
・人は過去に縛られているのではない
あなたの描く未来があなたを規定しているのだ
過去の原因は解説になっても
解決にはならないだろう
・敗北を避けるために
時に人は自ら病気になる。
「病気でなければできたのに…」
そう言い訳して安全地帯へ逃げ込み、ラクをする
・「やる気がなくなった」のではない
「やる気をなくす」という決断を
自分でしただけだ。
「変われない」のではない。
「変わらない」という決断を
自分でしているだけだ
・遺伝もトラウマもあなたを支配していない。
どんな過去であれ、
未来は「今ここにいるあなた」が作るのだ。
②そのままの自分を認めよ
劣等感について
・あなたが劣っているから
劣等感があるのではない。
どんなに優秀に見える人にも劣等感は存在する。
目標がある限り、劣等感があるのは当然だ。
・劣等感をどう扱うかが問われている。
・人生をみじめにするような努力はやめるべき
・強がりはコンプレックスの裏返し。
「強く見せる」努力はやめて、
「強くなる」努力をすること
・世話好きな人は、
単に優しいのではない。
相手に自分を依存させ、
自分が重要な人物であることを
実感したいのだ。
☆かまってほしい順番
子どもが親に、妻が多忙な夫に
①注目を集める
(親が子どもに
話しかけるのをやめさせようとしたり、
自分が眠るまでそばにいてほしいと要求)
(妻が帰ってきて、と夫にいう)
②力を示す
(かんしゃく、食事拒否など力ずくで)
(夫に怒りをぶつける、泣くなど)
③復讐
(問題行動を起こすなど
わざと親に不快感を与える)
(自分も遊び歩いだり家事を放棄したり)
④回避
(努力をしなくなる、
自分は無能、欠陥があると大人に見せかける)
(あきらめて、
自分の弱さや落ち込みや病気を
夫にひけらかす)
・みんなが私を嫌っている、
今回だめだかは、次もだめ
という思い込みは冷静に
立証を試みれば消えていく
・不完全さを認める勇気
③感情には隠れた目的がある
感情について
・悲しいから涙を流すのではなく、
相手を責め、同情や注目を引くために泣いている
・目的論が先にある
原因が先ではない
・子どもは感情でしか
大人をしはいできない。
大人になってからも
感情を使って人を動かそうとするのは幼稚
・大人なら
言葉を使って理性的に話し合うべき
・あらゆる行動には
相手と目的がある
・わかっているけれど、
できませんは、
単にやりたくないだけ
・無意識にやってしまった
理性が欲望に負けて
は、自分や相手を欺くための言い訳
④性格は今この瞬間に変えられる
ライフスタイルについて
・性格(ライフスタイル)はいつでも変えられる
・性格の根っこは
3つの価値観
①自己概念(私は〜である)
②世界像(世の中の人々は〜である)
③自己理想(私は〜であらねばならない)
・親の考えたを受け入れるか否かは
自分の意思で決める
☆幸福な人生を歩む人のライフスタイル(性格)は
必ずコモンセンス(共通感覚)と一致している
歪んだ指摘論理だけで生きていては
必ず人生が行き詰まる
・怒りっぽ性格の人など存在しない。
怒りという感情をしょっちゅう使う人なのだ。
感情の使い方を変えればいい。
⑤あらゆる悩みは対人関係に行き着く
ライフタスクについて
・うつ、忙しくて休みが取れない、
若い人に勝てない
これらは内面の悩みに見える言葉だが、
すべて対人関係の問題に起因
(使用の心理学
相手がいて、自らの優位性をアピール)
☆人生には3つの課題がある
①仕事の課題
②交友の課題
③愛の課題
(異性との付き合いや夫婦関係のこと。
人生で一番困難な課題であるがゆえに
解決できれば、深いやすらぎが訪れる)
後の方になるほど
解決は難しくなる。
☆あなたのために
他人がいるわけではない。
「〇〇してくれない」という悩みは
自分のことしか考えていない何よりの証拠
・交友や愛の課題における
失敗から逃げるために
必要以上に仕事に熱中症する人がいる。
そういう人は休日さえも恐れる
☆配偶者を従わせ、教育したいと思い、
批判ばかりしているとしたら、
その結婚はうまくいかない
あくまで2人が平等であり、
奪うことよりも与えることを大切にする
⑥家族こそが世界である
家族構成について
・子どもにとって
家族は世界そのものであり
親から愛されなければ、生きていけない。
そのための命がけの戦略が
そのまま性格の形成につながっている
☆身振りや話し方が親に似るのは、
子どもは親を真似ることで
親の権力を手に入れようとし、
結果として本当に似てくる。
・子どもは両親が持っている価値観を
無視することができない。
全面服従して受け入れるか全面反抗する
・子どもは親が貼ったレッテルに
過剰に応えようとする
⑦叱ってはいけない、
褒めてもいけない
教育について
・叱られたり、褒められたりして育った人は
叱られたり褒められたりしないと
行動しなくなる
そして、評価してくれない相手を敵だと思うように
☆叱ると一時的には効果がある。
しかし、本質的な解決にはならない。
むしろ、相手は活力を奪われ、
ますます言うことを聞かなくなる
・間違いをわからせるには、
親しみのある話し合いをすればいい。
大切なのは、それができる信頼関係を築くこと
・他人と比較してはいけない
ほんのわずかでも
できている部分を見つけ、
それにきづかせることが重要
・人は失敗を通じてしか学ばない
失敗を経験させ
自ら変わろうと決断するのを見守る
☆罰を与えるのではない。
結末を体験させる
(食事の時間に帰ってこなければ
一切食事を出さない)
☆人の育て方に迷った時は自分に質問する
「この体験を通じて、相手は何を学ぶだろう?」
⑧幸せになる唯一の方法は
他者への貢献
共同体感覚について
・共同体感覚が発展されれば
すべての困難から解放される
共同体感覚
①他者信頼
(周囲の人は私を援助してくれる)
②自己信頼
(私は周囲の人へ貢献できる)
③所属感
(その結果として、私は共同体に居場所がある)
・見返りを求めず、承認を求めず
・自分のことばかり考えていない?
奪う人、支配する人、逃げる人
これらは幸せになれない
・人は居場所がないと
精神を病んだりアルコールに溺れたり
他者貢献で居場所を確保
・相手を喜ばせる方法をリストアップする
・自分だけではなく、
仲間の利益を大切に
受け取るより
多く相手に与える
・信用ではなく信頼を
信頼とは裏付けも担保もなく相手を信じること
・貢献感は自己満足でOK
・判断に迷った時は
より大きな集団の利益を優先
・市場価値の高い人間になればいい
より大きな共同体で考えればいい
⑨困難を克服する勇気を持って
勇気について
・人は貢献感を感じ
自分に価値があると思える時だけ
勇気を持つことができる
(勇気づけ)
・他人の評価に左右されてはいけない
・ほめることは上から目線
勇気づけは横から目線
・失敗や未熟さを指摘してはいけない
できないと取り上げてはいけない
相手の勇気を奪ってしまう
自ら困難を克服する機会を奪ってしまう
・人の心理は物理学とは違う
問題の原因を指摘しても、勇気を奪うだけ
解決法と可能性に集中すべき
・大切なのは共感すること
共感とは相手の目で見、
相手の耳で聞き
相手の心で感じること
自分は相手の視点を押し付けてない?
・命令調をやめる
命令調は選択の余地がないので
自分の立場や状況が尊重されていないと感じる
→お願い調にする
YES、NOの選択の余地があるだけで相手は尊重されていると感じる
・間違いを指摘せず、
原因分析をせず
いきなり建設的な問題解決だけを話し合う
⑩他人の課題を背負ってはいけない
課題の分離について