あらすじ
リーダーの仕事は、目先のことを部下に権限委譲し、未来をつくることだ。人を信用して任せることができずにいつも忙しくしている“若手リーダー”に警告を発し、上手な任せ方とリーダーがやるべき仕事について考える。
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Posted by ブクログ
人を育てるためにいかに仕事を任せるか、可能な範囲でムリをさせる、能力を最大限発揮させる、口出しを我慢する、仕組み化する。
ついついやってしまいがちな過ちと、その改善策あり。多くの気づきになった。
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任せることが苦手だったので、手に取った一冊。
自分の考え方が間違っていて、部下だけでなく、自分の成長する機会も奪っていたんだなと思わされた。
恐れずに任せる。
放任主義ではなく、子供の発表会を袖から見守る親の気持ちで過ごす。
任せる上での心構えが具体的に書かれているで、非常に身になる本でした。
実践する覚悟ができる
部下を持つようになり、どのように任せればいいのか悩んでいました。たくさん関連本を読みましたが、1番わかりやすく心に響く内容でした。
まだ発展途上の部下に任せると成果のレベルが下がり、事業の利益に影響することもあります。
その責任を自分で取らなければならないという怖気があったのだと気づかされました。
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仕事に限らず経験の差で先輩、後輩がいてその後輩をどうやって育てればよいかを人材育成のコンサルタントである作者の経験を基に書かれた本。個人的な考えではあるが作中では部下と呼ばれているがいわゆる後輩側からこの手の本を読むのは後輩である自分自身がどういったモチベーションや行動をとれば良いかが分かってよいかもしれないと思った。
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久々にホームランなビジネス書でした。
今の自分の課題にピッタリだから、よりしっくりきたのでしょうか。
書いてある内容と自分を照らし合わせると、わかっているはずで、犯してしまっている間違いが非常に多かったです。
部下を、つい、怒ってしまったり、なんでできないのだろうかと疑問に感じている人には非常にお薦めです。
Posted by ブクログ
部下を持つ人の、仕事の任せ方について。ひいてはリーダーシップについて。
ライトな風貌だが、中身は実に具体的で正統派。
まだ自分は部下を持つ立場ではないものの、こんなにも実際の職場でのイメージを持ちながら読めるとは思わなかった。
仕事の委譲が上手くなることは、自分の生産性を上げることであり、部下を育てることでもあり、組織を強化することでもある。
これは座右。
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TL向けの本を読めば、上司の気持ちがわかるかと思い購入。
今の上司とはだいぶタイプが違うので、上司の気持ちはわからなかったけど、将来部下ができたときに役立てたい。
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■任せる技術
A.要点:まず無理してまかせる。
1.作業ではなく責任を任せる。
2.部下の恐怖を取り除く。
3.我慢して手を貸さない。
4.隣を一緒に走る。
5.締切のない仕事に締め切りをつくる。
6.定期的にチェックする仕組みをつくる。
B.「できるようになってから」任せるのではない。任せるから「できるようになる」。
C.部下の仕事とは、「今日」の食い扶ちを稼ぐことにある。一方で上司の仕事とは「今日とは違う明日」を創ることである。
D.既に「課長の仕事」をしている人を後から課長にする。課長になってからやります、という人はなってもやらない。
E.相手に矢印を向ける人は成長しない。
F.「高いレベルの要望をすること=厳しさ」と、「選手に敬意を払うこと=優しさ」を両立させる。
G.1秒で理解できないものは見えるかではない。
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「仕事を任せる」ことについて学びたく手に取った。
具体的な方法や技術が細かく書かれていて、勉強になった。
部下の仕事とは、「今日」の食いぶちを稼ぐことにある。一方で上司の仕事とは、「今日とは違う明日」を作ることである。
↑これに目から鱗で、私は雑務に追われ、このことをしっかり認識していなかったことに気づかされた。
私ももっと上司らしい仕事をしたいと思った。
上司としての基本マインドが詰め込まれた一冊。
Posted by ブクログ
非常に学びの多い一冊だった。任せるという行動とそれに伴う内面の葛藤もあるがままに示してくれているのに共感した。
ワークもあったので自分の振り返りとして定期的にやっていきたい
Posted by ブクログ
仕事を任せる方法論が分かりやすく具体的に書かれている。「部下が失敗する権利を奪うな」(p46)など、仕事を任せる上での心構えも参考になった。
p4 本書は「任せられない」を「任せられる」ようにするための本である。その発想の原点は「できるようになってから任せる」のではなく「できなくてもムリして任せる」というところにある。一見、むちゃくちゃな「ムリして任せる」。しかし、現実には、そこからしか何も生まれない。そもそもビジネスとはリスク·ティクを伴うものだ。リスク・ゼロのビジネスはない。後輩·部下に仕事を任せるのも、それは同じこと。リスクを取る。しかし、リスクを最小化し、ダメージ期間を最短にする。打つべき手を打ってからリスクにチャレンジするのだ。本書はその具体的な方法論を提示する。
p36 任せることができない上司は、部下の仕事を自分で抱え込む。そして年がら年中「忙しい、忙しい」と額に汗をかく。自分は人一倍仕事をしている。そう思い込んでいるのだ。しかし、経営者から見るとその上司は「仕事をしていない」に等しい。つまりは本来の上司の仕事をしていない。部下の仕事を上司が奪っていることにしかならないからだ。経営者からすればこれは大いなる損失だ。部下よりも給与の高い上司が部下の仕事を見しているのだ。その分部下が楽をしている。これが損失でなくて何であろら。しかも、上司は上司としての仕事に一切手がつけられていないことになる。これでは明るい未来はない。
p48「失敗」から「成功」へ至るブロセスこそが部下を育てる。だから「任せる」ことで人が育つのだ。だからこそ、上司は部下の失敗する「権利」を奪ってはならない。部下が転んで膝をすりむいてしまわぬようにと、先回りをして部下を守りすぎてはならない。それは部下の「権利」を奪うことになるからだ。
p61 管理職が部下に仕事を任せる時にやりがちな間違いは、「責任」を負わせずに「作業」だけを任せる。ということだ。それは、本当の意味で仕事を任せていることにはならない。「貴任」は上司が負ったまま、指示された一部の「作業」だけを部下 に任せていることになるのだ。これでは部下は成長しない。そのことに上司自身が気づいていないのだ。人は「責任」を負い、 「責任」を果たすことで成長する。
p63それでも、部下は一度でできるようにはならないだろう。何度も同じ失敗を繰り返すに達いない。 それでいい。それが当たり前なのだ。そこであきらめて自分でやってしまわずに、 辛抱強く部下に任せ、資任を負わせ続けるのだ。それが部下育成というものだ。そう考えれば、 定例反復的な仕事は、 すべて部下に任せるくらいでちょうどいい、といろことがわかる。そうでなくては、 とてもじゃないがもっとレベルの高い仕事を部下に任せることなど一生涯できないことだろう。あなたが持っている定例反復的な仕事は何だろうか? まずはそれを洗い出し、すべてを部下に任せることから始めてみてはどうだろうか。
p108 任せた以上は、自分と違うやり方を許容しなくてはならない。
「オレだったらこらするのに …」
「そのやり方をすると後で必ず問題が起きるぞ。あー、やっちゃった…」
そう思ったとしても、部下のやり方に異を唱えてはいけないのだ。失敗することも含めて部下に経験させなくてはならない。それが本当の意味での任せる、ということなのだ。
p165 そうして遅れが生じるようになるとますます相談しにくくなる。マイ ナス情報を上司に伝えるのは気後れするものだ。仕事をため込んでいたことがばれてしまう。それならば、余計なことを上司に言わない方がいい。自分で何とか処理してしまえ! そう思って、ますます相談できなくなる。つまり「何かあったら相談に来いよ」は、論理的に成り立たないのだ。それに部下は気づいていない。いや、上司すら気づいていない。部下に仕事を任せる際に、これこそが最も危険な報連相のスタイルなのだ。
この間題を防ぐためには、コミュニケーションの定例化が有効となる。僕がクライア ントの経営者に必ずアドバイスしているのがこの1日1回、週1回というものだ。1日1回とは、 業務日報を提出させそれをチーム全員で共有する、という方法だ。
p166 週1回とは、部下一人ひとりとの定例面談を指す。可能ならば一人1回1時間。それがムリならば30分間、 いや15分間でもいい。とにかく毎週一対一で行う。これが大切だ。面倒だからとまとめて数人とやってはいけない。一対一だからこそ心を開いて話してくれることがある。一対一だからこそ話題にできる、緊急ではない大切な話題があるのだ。
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目からうろこ。
メモ。
・そもそも部下の仕事は「今日」の食いぶちを稼ぐこと。一方上司の仕事は「今日とは違う明日」を作ること。
・「作業」ではなく「責任」を任す
・失敗する権利を奪わない
・すでに「課長の仕事」をしている人を、後から課長にする。(できないから任せられないのではなく、任せないからできないまま)
・壁の手前に成長はない。壁の手前にやりがいはない
Posted by ブクログ
任せるための考え方や方法がまとまっていて分かりやすかった。任せる以外にも仕事をする上での考え方も意外と参考になった。
以下は忘備録。
任せるには、無理を承知で任せることが必要たとえ失敗しても失敗から多くの経験を学ぶからだ。だだし、無理やりムリをさせることはできない。そして、作業ではなく責任を任せることを意識しなくてはならない。まずは部分的な責任から任せていく。そのためには上司からお願いするのではなく、部下に選択肢を与えて自分で選ばせなければならない。また、任せるためには無理難題をいえる部下でなければダメなので、信頼関係を作るところから始めないといけない。任せた仕事に口を出すときは、細心の注意を払わないといけない。任せると言っておきながら結局は責任までは任せられていないと感じるからだ。独り言をつぶやく程で話し、取り入れるかどうかは部下に任せよう。
緊急ではない重要事項の仕事を進めるために、上司はそれを小さな塊に分け、それぞれに締め切りを作ってあげよう。
上司はスーパーマンを求めがちだが、そもそも組織とは平凡な人材で非凡な成果をあげるためのものなので、苦手を補ってあげたりべつのタイプを組み合わせたりと、ペアリングで一つの組織を完成させるという意識を持つ。
ストーリーを話すことで、うまく横シャワーが受けれるような環境にしていく。
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イっ気に読める、勢いで読めてしまう本。自分に出来ている事、いない事、等考えさせられるが、結局自らが考えて組み立てていく他ない。進みながら、ふと戻ってみると良い本だと思う。
Posted by ブクログ
・上司は常に選択肢を用意する。p91
・部下にビジョンを p94
・部下の事を知っているかい?p104
・任せるとは、自分と違うやり方に異を唱えないこと。p108
・我社の管理職を育てるために、売り上げを捨てる覚悟をしている。何も捨てることをせずに人材育成を手に入れよう、などと虫のいいことは考えていないのだ。p142
・宿題をやりなさい、と言ってはならない。p145
・「何かあったら相談に来いよ」は、論理的に成り立たない。p165
・1秒で理解できないものは見える化ではない。p204
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この著者をあまり信用していなかったが、これはいい。世の管理職がどのようなことで悩んでいるのか、その最大公約数を知るだけでも気が楽になる。自分の抱えている悩みはごくありふれたものなのだ。方策がやや精神論寄りだが、結局の所、心の構え次第なのかもしれない。
Posted by ブクログ
元リクルート出身で、人材関連サービスを提供している会社の代表者の著書。自分の経験を踏まえながら、任せることで部下を育てることの大切さと留意点を述べている。
確かに、任せることをせずに、指示を中心として、マネジメントしている人は多い。それでは、部下は上司を超えることはなく、仕事の質も上司に依存する。そうではなく、お互いの持てる力を引き出して、より高みを目指すのであれば、部下に任せて考えさせることが必要だろう。
周囲にも一読を薦めたい良書。任せること、待つこと、放ったらかしにしないこと、は私自身の忘れないようにしたい。
Posted by ブクログ
「任せない上司は上司失格。」
本書では、
後輩・部下の成長は「仕事を任せる」ことが近道であることを示す。
わかっていても任せることができない上司の為に、任せ方を紹介。
響いた点
管理職が部下に仕事を任せる時にやりがちな間違いは、「責任」を負わせずに「作業」だけを任せる、ということ。一部の「作業」だけを任せていては部下の成長につながらない。人は「責任」を追い、「責任」を果たすことで成長する。
Posted by ブクログ
部下に仕事を任せるにはどうしたらよいのだろうか。多少時代に合わないところもありますが、自分がどのように立ち回ったらよいかが参考になりました。
ただ、ワークを取り入れたりするのは、少し難しいかなと思ったりもします。
Posted by ブクログ
仕事を「任せる」時のポイントが事例を交えて解説されています。
職場で実践できるワークが複数掲載されているのも良かったです。
リーダーは「スーパーマンを求める」のではなく、「平凡な人材で非凡な成果を上げる組織」を創るべきという話は共感しました!
読みやすいですし、お勧めできる一冊です。
Posted by ブクログ
人を育てる任せ方
1. ムリを承知で任せる
2. 任せる仕事を見極める: 作業だけでなく責任も
3. 任せる。と伝える
4. ギリギリまで力を発揮させる
5. 口出しをガマンする
6. 定期的にコミュニケーションする
7. 仕組みをつくって支援する
小林一三「金がないから何もできないという人間は、金があっても何もできない人間である」
Posted by ブクログ
部下のマネジメントの本
良いことは言ってるんだけど、例がどれもできてない例ばかりである。
なぜできないかの深堀りもないしで説得力が薄い。
別な章で同じこと言うなど構成が下手なので本としての質は低くなってしまっている。
考え方は良いのでもう少し上手く書いた本に出会いたい。
①無理を承知で任せる:失敗する権利、既に課長の仕事の人を課長にする、
②任せる仕事を見極める:責任を任せる、リーダー適正
③任せると伝える:ビジョンを合わせる、結果を求める、やり方は任せる
④ギリギリまで力を発揮させる:仕事のレベル・影響力・自己成長を求める、敬意を払う
⑤口出しを我慢する:事実・主観・評価・提案・命令のフィードバック、トータルでプラスか
⑥定期的にコミュニケーションする:集1回、能力xやる気で指示・メンタル対応を変える、認める、期限・マイルストーンを作る
⑦仕組みを作って支援する:平凡な人材で非凡な成果、武器を与える、標準化・単純化・専門化、ストーリーによる横シャワー
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読むのは2度目だが、要点がコンパクトにまとめられており、良い本だ。
たくさん用意されたワークシートも、それぞれシンプルで、いつか使ってみようかなという気になる。
プレーヤーとマネージャーの違いは大きい、と感じる昨今。
Posted by ブクログ
人に仕事を任せるに際しての「考え方」を書いた本。
「こうやればうまくいく」的なハウツーではありませんでした。
おそらく、多くの人が「わかっちゃいるけど、それができないから困ってるんだよー」と思っているであろうポイントが
正しく列挙されているような印象を受けました。
任せるとは関係なく、「自分に矢印を向ける」という考え方は、改めて大事にしたいと思いました。
それはつまり、自分に仕事を任せてくる人がこの本に書いてあるような意味での任せ方をしないからといって、
「あいつの任せ方はよくない」などと考えず、
「この状況に対して、自分は何ができるか?」と考えていく、というようなことです。
・・・気をつけまーす(・_・;)
Posted by ブクログ
任せるとは、自分が範を示し、信頼して、フォローし続けるということか?前もそう思ったが、如何に任せていないか、口出ししすぎているか突きつけられている。明日から出来るかな?
Posted by ブクログ
ふーんという感じで軽く読める。
取り組んでいることを、理屈っぽく再確認するというような本か。
課長の仕事をしている人を課長にする。
部下を主役にする。
そんなところ。
しかし、クライアントに嘘をついて部下を育てるって、リクルートというのは信頼できない会社らしい。
著者もそんな汚いやり方を批判していない。
Posted by ブクログ
「部下に任せる」どのように任せたら良いのか?どこまで任せたら良いのか?というところが、筆者の実感をいれながら具体的に書いている。なかなか面白い視点の本だと感じました。
Posted by ブクログ
人を育てるにはどうしたらいいか。
業務の一部をまかして、進捗を確認して、手取り足取り指導すればいいのか。
しかし、それでは時間と手間がかかってしまう。
人を育てる立場にいる人にだって、進めなければならない自分の仕事がある。
それになにより、こんな方法では自らの意思で成長していく「人財」を育てることができないのだ。
では、どうすればいいのか。
仕事を「任せ」ればいいのだ。
仕事を任せられた者は、イヤでも育つ。
とはいえ、単に丸投げ状態ではどうにもならない。
何をどのように「任せ」ればいいのか。
そして教育をする立場として何をすればいいのか。
本書は「任せる」ための技術と、そして任せる側の心構えを詳解している。
私には、読むのはまだ早い、内容でした。
将来、もしこういう立場になったら参考にしよう。
詳細はブログでメモ。