谷村志穂のレビュー一覧

  • 自殺倶楽部

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    第一章 集団自殺をする高校生
    第二章 遺された主人公
    第三章 その後の世界

    明るいお話でした

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    2014年12月14日
  • 3センチヒールの靴

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    言葉のたとえ方がところどころ綺麗。
    内容は理解できるとことそうでないとこと。
    それが女性なのかもしれないなぁ、とも思ったけど。

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    2014年09月11日
  • 海猫(下)

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    前半の続きは死に追いやられる残念な結果で終わった。残された家族のその後が描かれているが、女三世代は運命に翻弄されながらもそれぞれの愛を貫く。

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    2014年02月18日
  • ナナイロノコイ

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    江國香織、角田光代、唯川恵の三人が好きです。
    この三人については、それぞれの個性が30ページ前後の短編でも色濃く出てるなぁと思った。

    新たに気になったのは井上荒野。
    「帰れない猫」は一番好きな作品だったかもしれない。
    井上さんの作品を読んでみたいと思いました。
    こういう出会いがあるから、たまにアンソロジーを読みたくなります。

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    2013年11月26日
  • 海猫(下)

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    自分自身で運命を切り開いた母であり祖母のタミ、運命に流されるままに翻弄され破滅した娘であり母でもあった薫、そして運命に翻弄されながらも自らの意志で生きる強さを身につけた孫の美輝と美哉。それぞれが個性豊かに男を愛し、愛される様が描かれた作品。母は強し、おばあはもっと強し。男共の方が情けないのかもねぇ^_^; 谷村志穂初読でした。

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    2013年11月16日
  • 海猫(上)

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    美人は得なのか、そうじゃないのか?
    人間綺麗事だけでは生きてはいけない。
    いくら好きになってもどうにもならない恋もある。流されているようで母親ゆずりの芯の強さを持っている薫。この先どうなっていくのかを見守りたいと思う。
    しかし、一見しっかりしているようで情けない男どもはどうにかならないもんですかね(^=^;

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    2013年11月15日
  • ナナイロノコイ

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    恋愛小説は苦手な私なので、長編は無理だと思い
    短編ばかり集まったものならどうだろうと思い購入。
    好きな作家さんのお話が収録されているからというのも
    ありました。
    読みながら、やはり私は恋愛小説は無理だと再認識しつつ、
    それでも印象深いお話や気に入ったお話に出会えました。
    それだけでも大収穫かもしれません。
    情景が思い浮かべにくい作品から、
    読んでいて自分の目の前にスクリーンがあって
    そこで話の映像がしっかり流れているくらい
    鮮明に思い浮かべるものもあり
    さまざまでした。
    恋愛小説が苦手な人にも、このくらいの量ならば、
    よみやすくていいと思います。

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    2013年04月24日
  • 海猫(下)

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    壮大な昼ドラのようなストーリー。

    今から50年以上前の日本が舞台。
    もしも、薫が生きた時代が現代だったら、彼女は駆け落ちをしなかったかもしれない。
    離婚という選択肢が選べたのかもしれない。
    違う結末が待っていたのかもしれない。

    背徳ゆえの恐怖と切実さを持った愛と薫の母・タミのたくましい生きざまに心を奪われた。

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    2013年02月18日
  • 3センチヒールの靴

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    心に少しずつ何か小さいものを残していく短編集。

    『愛のいろ』のピンクグレープフルーツの話のように、いつまでも残るものはなかったけれど。

    谷村志保、もっと開拓できそう。

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    2013年01月25日
  • ナナイロノコイ

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    女性作家と男性作家の差というものが、決定的にあるのだけれど、それは文章のやわらかさというか、どうしても説明的になる男性作家と、感性を柔らかく言葉で紡いでいく女性作家との、そういう類の差で、そういう差を強く学びたくて読んだのだけれど、読んで決定的に思ったのは、主役となる女性はどこか、世の中の役割というものから乖離しているというか、名前の向こうの「わたし」が重要で、それは説明すればするほど遠ざかっていく類のものなんだということでした。

    という訳で勉強になったはなったのだけれど、うーん、人にはあまり勧めない短編集だ。

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    2012年12月13日
  • 余命

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    癌の再発と妊娠が同時期に発覚し、死の可能性があるなか、出産することを決めた女性の生き様を描いた物語。頑なにならず、もっと早く周りに頼れば良かったのに…と思ってしまった。自分の余命があとわずかと言われたら、私はこれ程までに強く生きられるだろうか?

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    2012年10月06日
  • 余命

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    私も滴の出産のときと同様、先に破水してしまって陣痛が

    なかなかこなかったことがあったので、状況は手にとるように

    わかりました。

    ただ、出産という大事な状況、がんを隠し続けるためとはいえ

    旦那を遠ざけるというのはちょっと共感できなかった。

    個人的に好きな登場人物は保井先生で、

    滴のがん再発に気付いたときの態度には胸が熱くなりました。

    全体的に重いお話だけれども、冒頭と最後の瞬太くんの存在に

    癒されます。

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    2012年10月05日
  • 3センチヒールの靴

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    かなり気軽に読める短編集。江國香織からロマンティックさを取った、ちょっとメランコリックなストーリーが多い印象。

    『3センチヒールの靴』
    男みたいに歩みたいけど、女らしくもありたい。そんな人が履く3センチヒール。7センチ、9センチヒールをカツカツ鳴らして歩くのは、私にはしんどいのだと、最近ようやくわかってきた。

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    2012年09月11日
  • 十四歳のエンゲージ

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    村上龍とか鷺沢萠とかの初期の作品とイメージが近い。登場人物がみんな痛々しい感じ。あとがきがすっきりと短くて、それが本文に合っていて、そんなところでもやっぱりこの著者は小説より事実を綴るのがいいと感じる。

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    2012年07月28日
  • 海猫(上)

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    ネタバレ

    読んでるときは一気に読めて,面白いと思っていたはずなんだけど,
    しばらく経ってからの感想。

    薫の部分は後半悲惨すぎ・・・でも面白かった。
    姉妹の話になってからが,いまいち。
    とくに妹,どんな意味が?
    おばあちゃんはよく頑張ったなぁ。

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    2012年07月13日
  • 十四歳のエンゲージ

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    一番いろんなことで葛藤する時期ではないだろうか。
    真面目だった私も、いろんな葛藤やモヤモヤを抱えて生きていた時期だったし、死に近いところにいた時期でもある。
    そして、やっぱり心の綺麗な人は、長くは生きないんだなと思った。

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    2012年04月23日
  • 余命

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    何だか遣る瀬無いです。。

    しかし、本当に色々な夫婦の形があるのですねー。
    夫婦って不思議!
    最近そんな事をひしひしと感じている私です。

    滴が癌を再発した事を良介に言えなかった気持ち。
    何となくだけど解ってしまう。

    私も、主人が悲しむ顔なんて見たくないなぁ…。

    自分ならどんな選択をするか。。

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    2012年03月31日
  • 3センチヒールの靴

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    30歳前後の、女性たちの話。どの話も、悩み、戸惑いながらも最後にはなんとなく希望がみえる。帯にあるように、「なんで自分だけ…」と悲観的になったときには読み返そう。

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    2012年03月12日
  • 3センチヒールの靴

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    さらさら流れていく短編集。

    多分、もう少し年を重ねたら主人公の女性たちの気持ちが
    わかるのかなぁ。

    あとがきで作者が書いていた、心と身体のつながり、みたいな
    ことが妙に納得できた。

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    2012年02月29日
  • 海猫(下)

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    恋愛小説は苦手だ。どれもこれもまず、ぐらぐらした主人公がフラフラそのまま流される。で、どろどろ。安易なパターン化?

    函館「太平洋側」の素朴な漁村の暮らし描写が良かったのでそこに星3つ。


    ぐらぐらフラフラどろどろなのでかどうかわからないけど身勝手三昧に続いて散々周りに迷惑をかけた挙句、「ああ、許してくれたんだね~」っていう夫。バカもオロカも極まれり。

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    2012年02月20日