【感想・ネタバレ】3センチヒールの靴のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年04月21日

恋愛をすると必ず辛くなる私。ご都合主義のハッピーエンドじゃ孤独が深まるばかりの夜に。失恋のあと、少し回復してきた出勤途中の電車のなかで。ぽっかり予定の空いてしまった休日の昼下り。
折にふれ、本棚から取り出してしまう。お気に入りの1冊。かれこれ一人暮らしを始めて3軒目だけれどずっと手元に置いている。

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Posted by ブクログ 2015年10月10日

谷村志穂さん。読みやすい短編集。少し短いようにも感じたので次は長編小説を読もうと思う。
パリの話が良かった。青い風船と白い犬の話です。

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Posted by ブクログ 2019年08月04日

言葉選びが綺麗。「風にたなびく青い風船」と「微熱」と「欅通りのカフェ・テラス」と「do you still love me?」が特に好き

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Posted by ブクログ 2012年12月15日

帯タイトルは
「自分だけ幸せを
 つかみ損ねていると
 泣きたくなった夜はありますか?」

恋愛短篇集。

これは若い子(とか言いたくないけど。苦笑)、
たとえば10代、20代前半は読んでも
ピンとこないと思うし
もちろん年齢なんか関係なく
全く好きでもない人もいるかと思います。

特に男性は絶対読...続きを読むまないはず。苦笑

だって、
女の面倒くさい部分と
女の不機嫌な部分が
たくさん詰まっているから。

ひとつひとつは数ページの短い作品たちですが、
日常の中の
熟れてきている感情だとか
実は傷ついていたり
疲弊している部分を

女性のフィルター越しに
覗くことができます。

どこかに自分を重ねてしまうような一冊。

なにも好きで孤独になってる訳でもないし、
望んで無性に人恋しさを抱いてる訳でもない。
本当はそうぢゃない。
全然違うのに。

自分本位にぶつかることしかできないぐらいの恋愛の後とか、
もう嵐が過ぎ去るのを待つしかないときとか
全てを奪われた後だとか。

しなやかに
たおやかに
生きていたいのに。

不器用な部分と
年齢とともに凝り固まってくる部分を
ピンポイントで描いています。

なるべく目を向けずに過ぎ去っていくような日常を
ここまで短く描くなんて。

これはしばらく読まなくていいや。苦笑

けど、あと数年経ったとき
突然読みたくなるような本かもしれません。

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Posted by ブクログ 2022年04月21日

・読み終わって感じたこと
アラサーだからこその喜びと苦しさがある。

・面白かったシーン
「お互いに風呂を浴び、寝巻きに着替え、さあ眠ろうというときになって、まるでぬいぐるみでも抱き寄せるように夫はカスミに腕を伸ばしたのである」
新婚も過ぎればこうなる。

・好きなセリフ


・オススメの人
アラサ...続きを読むー女子
短編好き
サラッと読みたい人
想像するのが好きな人

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Posted by ブクログ 2020年09月15日

29歳、夏の終わり、私は失恋した。
15年間想い続けた彼と、ようやく繋がったのに。
時は残酷だった。
彼は結婚していた。
私たち、本当は15年前からお互いずっと好きだった。
この日を迎えるまで、すれ違っていただけだった。
こんな悲しい結末なら、出会わない方が良かった。

こんな私の話も、この作品に加...続きを読むえたい。

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Posted by ブクログ 2020年01月04日

結婚前と後に読みました
でもどちらも好きな話は変わらず!



「Do you still love me?」


すごーーく短いお話だけど、
すごーーく良かった

洋画のような、花屋さんのカウンターにいる主人公の画が浮かんだ





あとは解説がよかったな

「3センチヒールの靴」は改題らしく
...続きを読む最初は「よく冷えたもの」というタイトルだったらしい


3センチヒールの靴を脱いで得る「よく冷えたもの」の充足ではなくて

明日からもまたヒールを履いて生きていく、っていう前向きなタイトルにしたって書いてあった

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年08月26日

・冷たい水と、砂の記憶
「いや、溺れたいのかもしれない
こんなに澄んだ美味しい水の中になら
溺れてしまっても構わない」

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Posted by ブクログ 2016年12月07日

タイトルと表紙が可愛くて思わず購入しました。
恋愛の短編集。

ほとんどの恋がバッドエンドなのが
少し物足りなさを感じますが、共感できる心情も多く、読み終わったときに恋愛を頑張ろうと思わせてくれるお話でした。

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Posted by ブクログ 2015年12月13日

戦わない、でも負けられない、そんなぼんやりした年頃。

3センチヒールというのは、中途半端な高さだ。働く世代の女性なら、それがどういうものか、わかると思う。スタイル良く見せるなら、5センチはほしい。もっと活動的になるならば、ヒールがないフラットシューズやスニーカーがあるけど、そこまで女性らしさを捨て...続きを読むることができない。3センチヒールの女は、攻め込むのほど強い気持ちがないけれど、守りに入るほど弱っていない、そんな高さなのだ。ぼんやりとした疲れを心に抱えるアラサーには、身にしみる話が連なる短編集だった。

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Posted by ブクログ 2015年10月01日

私は好きだなあ。

恋愛短編集。
星座の中の旅人、はとても好きだ。

赤白ワインの話は、怖いよー。

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Posted by ブクログ 2014年11月29日

一人暮らしのOLが人恋しくなって夜中に何か月も前の合コンにいた男に電話しちゃう感覚は、なんかリアル。
私は寂しくなったら渋谷まで1時間歩いて行って靴下だけ買って帰ってくるってパターンだったけど。

夫との性生活への不満が抑えられなくなったり、
同僚に婚約者を略奪されちゃったり、
分かれた男が犬を拾っ...続きを読むてやって来たり、
女って難しい。

読み終えてみて、あんまりないよう覚えてないや。
さらっと読める代わりに、とくに心にひっかかるものもすくないのかも。

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Posted by ブクログ 2014年09月11日

言葉のたとえ方がところどころ綺麗。
内容は理解できるとことそうでないとこと。
それが女性なのかもしれないなぁ、とも思ったけど。

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Posted by ブクログ 2013年01月25日

心に少しずつ何か小さいものを残していく短編集。

『愛のいろ』のピンクグレープフルーツの話のように、いつまでも残るものはなかったけれど。

谷村志保、もっと開拓できそう。

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Posted by ブクログ 2012年09月11日

かなり気軽に読める短編集。江國香織からロマンティックさを取った、ちょっとメランコリックなストーリーが多い印象。

『3センチヒールの靴』
男みたいに歩みたいけど、女らしくもありたい。そんな人が履く3センチヒール。7センチ、9センチヒールをカツカツ鳴らして歩くのは、私にはしんどいのだと、最近ようやくわ...続きを読むかってきた。

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Posted by ブクログ 2012年03月12日

30歳前後の、女性たちの話。どの話も、悩み、戸惑いながらも最後にはなんとなく希望がみえる。帯にあるように、「なんで自分だけ…」と悲観的になったときには読み返そう。

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Posted by ブクログ 2012年02月29日

さらさら流れていく短編集。

多分、もう少し年を重ねたら主人公の女性たちの気持ちが
わかるのかなぁ。

あとがきで作者が書いていた、心と身体のつながり、みたいな
ことが妙に納得できた。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年06月02日

クリスマスに、読んでみた。
とってもいいわけではないけど、じんわりといい作品集。
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ひとり分の夕食を作ってドラマを見ながら食べ、12時前に寝る、規則正しいが華やぎのない29歳の誕生日。ふと人恋しくなり、合コンで出会った男に電話してしまう「3センチヒールの靴」。彼がもってきたワインと同じ便を親友...続きを読むの部屋で見つける「赤と白のワインの空き瓶」。気がねなく誘えて恋の悩みも話せる男友達との関係を描く「冬休みを前に」など、大人になっても恋上手になれない女たちを描く17篇。

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