大西康之のレビュー一覧

  • 東芝解体 電機メーカーが消える日

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    電力と通信からの収益で潤っていた国内電機メーカーが、福島第一原発事故と規制緩和に加えてアジアの新興メーカーの台頭で傾いていく様子がよくわかった。
    当時は分からなくて当たり前だが、一般消費者向け製品をどれだけ早く見限れたか、業態をどれだけ思い切って絞れたかが生き残りの境界線だった。

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    2024年08月01日
  • 東芝 原子力敗戦

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    少し前に東芝がやらかしてほぼ死に体になった。これ読めば結局何が起きてそうなってしまったのかの大まかな流れが理解できる。
    なんか政府に唆されて原子力事業に手出したって聞いてたから可哀想にと思ってたんだけど、だいぶ自業自得なだけだった。
    あと日本における原子力導入の歴史についても学べて助かる。
    登場人物が多いため人物相関図のメモ推奨。でないと途中で何度も、この西田って誰だっけ?などとページを遡るはめになる。

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    2024年04月07日
  • 最後の海賊 楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか

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    ネタバレ

    三木谷社長についての記載が半分ぐらい。あとは楽天の中枢を支える人たちのことが一人一章で書かれている。とはいえ、三木谷氏以外は全く知らないのでふーん、としか思わなかった。もうちょっと設立時からの経緯などについて書かれているとも期待していたが。

    「海賊」と言われている通り、楽天のどこまでもベンチャー体質が抜けないところはいいなと思う。

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    2024年02月23日
  • 最後の海賊 楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか

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    三木谷さんが"舵を取る船"に乗った仲間たちのエピソードが盛り込まれている。会社の内側を少し垣間見える気がした。

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    2024年02月04日
  • 最後の海賊 楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか

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    かい‐ぞく【海賊】
    1 海上を横行し、往来の船などを襲い、財貨を脅し取る盗賊。
    2 中世、海上戦力にすぐれた武士とその集団。北九州・瀬戸内海に本拠をもつものが多かった。水軍。
    3 法律用語。公海や公空を横行し、船や航空機を襲って暴行・略奪などする盗賊で、国際条約による取り締まりの対象とされるもの。

    個人的に海賊というのは改革者みたいなポジティブな印象はないと思ったが、内容は読みやすく面白い。
    もちろん脚色されている部分はあるが、楽天と三木谷さんにとっての重要人物を情緒的に物語を書いているので、興味があれば面白いと思う。
    ただ、楽天に最初からネガティブな感情をもっているのであれば、しらける可能

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    2023年11月16日
  • 最後の海賊 楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか

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    今大きな山に壁にぶつかっている楽天モバイル事業。

    この日本で、リスクのある通信インフラへの新規事業参入の英断は素晴らしい事だ。

    それによって大手通信キャリアは価格競争が起きて、顧客にとっていい変化や選べる選択肢が拡大した事はもっと評価されることだと思う。

    本来もっと国が力を懸けて底ざさえしていくべき事で、国の利益よりも国民の利益や豊かさという本質を、民間の三木谷さんは実現された方なのに、嫌われる。(なんでだよ。世の中は腐ってる)

    楽天が今後、通信のインフラキャリアとして、どう成長していくのか。個人的に失敗に終わってほしくない。インフラの新規事業参入の成功例が見たい。

    最後の海賊、ワク

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    2023年09月05日
  • 流山がすごい(新潮新書)

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    ガイアの夜明けを書籍でやってみました、みたいな内容。
    著者自身が流山の住人なので、自画自賛的な部分がないわけではない。

    ノンフィクション書籍でよくある実名がポンポンでてくる感じなのではあるが、出てきたところでさらっと終わってあまり重要でなかったりいろいろ書籍としていまいちなところはある。

    ただ自分の住んでいる市も人口は減少していく一方であり、参考にしなければならない部分もあるとは思う。

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    2023年08月09日
  • 流山がすごい(新潮新書)

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    「母になるなら、流山市。」「父になるなら、流山市。」のキャッチコピーで6年連続の人口増加率日本一となる流山市の実態。行政にとって「子育て」政策はこれ程重要なのだ、保育園(保育士)・送迎・小学校、都市計画、緑の保護‥‥。
    都市計画のキャリアを持つ政治・行政の素人市長によるリーダーシップで推進される市政改革の数々。
    最若手の助役を抜擢し一緒に「行政は市民へのサービス業」「1円まで生かす市政」「流山の可能性を引き出す街作り」の公約を実行する。
    財政的に人口増を図らなければ破綻という構造の市政に「マーケティング」概念を導入し、そのターゲットをDEWKSを呼び込むことと決め諸施策を実施。
    大鷹の森駅前の

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    2023年05月27日
  • 会社が消えた日 三洋電機10万人のそれから

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    名門三洋電機が苦境に陥り、ゴールドマン・大和証券SMBC・三井住友銀行の3社から資金提供を受けたものの、事業は切り売りされ、パナソニックに買収された本体も、結果的に骨抜きなってしまった。

    そうした最盛期には売上が2兆円を超えていた企業が、世の中からなくなった瞬間と、その後の元社員たちの活躍を追ったストーリー。

    パナソニックやハイアール、京セラといった大手企業の一部になったものの、描いていた理想的な生活は得られず、また飛び出た者も全てが幸せな生活を送っているわけではない。

    そうした中においても、三洋魂でなんとか道を切り開く元社員たちの物語。人の数だけストーリーがあり、なかなか読み応えがあっ

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    2023年04月16日
  • 流山がすごい(新潮新書)

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    TX流山おおたかの森周辺の開発話を中心に、流山市に起きている変化を住民でもある筆者が記した本。この手の話は統計など俯瞰の目で記した本と、個別の人物のエピソードをオムニバス的にまとめた本があるけど、この本は後者。
    「流山に何が起きているか知りたい」人にはちょっと個別エピソードに特化し過ぎているかなーと。
    あとリクルート関係者のエピソードが多くてちょっと胸焼け。筆者がリクルート関連の書籍も出しているからそういうコネクションかな?個人的には第2章、第7章のような話をもっと期待していた。

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    2023年02月17日
  • 流山がすごい(新潮新書)

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    送迎保育ステーション
    人口を増やすには子育てしやすい環境整備→保育スタッフの厚遇が必要

    耕作放棄地で農業

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    2023年01月25日
  • 流山がすごい(新潮新書)

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    前半の駅直結の託児と園への送り施設や緑の多い街づくり、創業スクールなどは他の市区(町村は人口的に難しい)であれば参考になる取り組みだろう。
    ただ、中盤の良人材の人的リソースに関しては立地の割に地価が安いという事実がなければ集まらなかったわけで、そういう人に選んでもらえる立地でなければマネはできない。
    後半は田中角栄まで出てきてノスタルジーがすぎるきらいを感じます。

    東京からの立地の割に地価が安いという良コスパが前提としてあった上で集まった良人材が、正しい方向性の施策を講じたことによって発展した流山市。
    駅前の地価がどんどん高くなり、段々とコスパに見合わなくなった時に人口はどうなるのでしょうか

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    2023年01月09日
  • 流山がすごい(新潮新書)

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    流山を今の形にした重要人物や、活躍している人たちにスポットライトを当てることで流山の成り立ちがよくわかる。

    実際住んでみての満足度をずっとキープするのはやっぱり難しいところもありそう。
    作っていく楽しさがなくなったら?
    今の子育て世代の子育てが終わったら?

    なんか既に盛り上がりのピークは去った感。
    これからどうなっていくかも楽しみです。

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    2022年12月27日
  • 起業の天才!―江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男

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    リクルート社員の優秀さの理由 オーディブルにて。

    人によるのはもちろんだけれど、周りの元リクルートの人たちはエネルギッシュさや利発さを兼ね揃えている気がする
    その源泉となる企業文化を垣間見れた気がした。

    前半の、次から次への展開とは打って変わった、晩年の寂しさ
    自分にカリスマ性がないのをわかっていて、周りを優秀な人で固めたと言うのが印象的だった

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    2025年12月12日
  • GAFAM vs. 中国Big4 デジタルキングダムを制するのは誰か?

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    GAFAM vs. 中国Big4アリババ・テンセント
    0.石油の世紀→dataの世紀 実利があるのか証明はこれから コロナ禍で加速 『ZOOM』
    1.ベンチャーの育成は投資家・政府ではない 想い・
    スキル・経営 官僚にはない
    2.STEMの重要性 
    ①Science ②Technology ③Engineering ④Mathmatics
    3.ゼロ・トゥー・ワン 人と違うことをやる 消耗しない 利益を確保
    4.クラウドサービスへ Softを購入しない
    5.「家電の改革」⇒今回の最大の注目点
       hardは中国 ハイアール
       softへ注力  GE 家電OS
       日本の戦略は?

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    2021年10月17日
  • 稲盛和夫 最後の闘い

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    日経新聞の編集委員が書かれた本だからか、とても読みやすい文面で、ストレスなく読み終えた。
    ターンアラウンドや企業経営面で参考になる記述はあまりなかったが、JAL再生で稲盛さんが力を入れていたことがよくわかった。
    企業風土を変えるためには膨大な時間を費やしたこと、すぐに火が付かなくても諦めずに愚直に言い続ける辛抱強さなどが書かれていた。
    またJAL立て直しの腹心として森田さんの名前も出てきたので、こちらは別の本を読んでみようと思う。

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    2021年01月10日
  • 稲盛和夫 最後の闘い

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    頭の良し悪しではなく、心の良し悪し
    当事者意識の欠如が問題であった。

    役員の意識改革。
    「利他の心を大切に」
    「うそを言うな」
    「人をだますな」

    中村天風
    経営の一番の目的は、社員の幸福の追求にある。
    「当たり前」のことの難しさ

    「静」と「動」が同居している
    静:哲学等の思慮深い面
    動:修羅のごとく戦う面

    全従業員の物心両面の幸福の追求。
    ビジネスで一番大事なことは、「信義」
    利害得失より人間性。

    松下幸之助『道をひらく』

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    2019年03月04日
  • 東芝解体 電機メーカーが消える日

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    東芝だけでなく、電機メーカーの危機を論じる本。「なるほど」という印象である。電電グループ、電力グループといった傘の下で生きていて、定められた仕様通りに物を作れば、コストをカバーするお金を出してくれる環境で育ってきた企業群である。その社風は、今も基本的には変わっていないのだろうと思った。その結果、考えなくても待っていれば仕事が来るといった社員が多いのだろうと思う。

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    2018年10月28日
  • 東芝解体 電機メーカーが消える日

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    以前、大西さんの本『会社が消えた日』の内容が非常によかったので、この本を手に取った。

    日本の主要電機メーカーが、いかに国からの保護で温々と事業を継続できたかがよくわかった。

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    2018年09月25日
  • 東芝解体 電機メーカーが消える日

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    後から書けばどうにでも言えるよな、と。

    それでも日本の電機メーカーが危機に瀕しているのは事実。そこは激しく共感。

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    2018年04月23日