【感想・ネタバレ】東芝解体 電機メーカーが消える日のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年08月29日

日本の電機メーカーの没落の原因に迫る。迫力とリアリティのある文章に引き込まれる。本書は2017年に執筆されたもの東芝の成り行きは周知の通り。優等生として書かれた三菱電機含めその後の状況と見比べながら読むのも良いだろう。フィリップスやノキアなど海外の成功事例を踏まえれば日本社にもまだまだチャンスは残っ...続きを読むているはず。

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Posted by ブクログ 2023年07月22日


日本の企業がどんどん没落していく様相はほとんどの日本人が感じるところでしょう。
その要因を探るヒントが東芝に隠されています。
東芝に関しては粉飾決算に関する本も多々ありますが、本書はそれらにはマストではなく、ビジネスモデルとしてどうなのか?企業の優位性がどう保てなくなったのか?を俯瞰的に見られます...続きを読む
通信業界にも携わっていたので、そことの癒着についての言及もあり、なるべくしてなったと感じる解体劇です。

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Posted by ブクログ 2022年06月25日

物作りで世界をリードしていたはずの日本企業が、ことごとく、海外企業に買収されている現実は気持ちの良いものではないが受け入れなければならない。日本経済、会社を発展させるために苦労してきた先輩達は決しておごることなく真面目に働いてきたはずであるが、どこかでボタンの掛け違いが生じて、誰かがあぐらをかき、方...続きを読む向性を間違えたのも想像に難くない。では、これからの日本経済をささえる若者を育てるために、教育現場では何すれば良いのか?そんなヒントも随所にあり、またひとつ引き出しができた。

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Posted by ブクログ 2021年12月25日

著者は日経新聞から独立した方。東芝3分割というニュースを聞いて読んだが、電機業界の構造や動向が詳しく解説されている。

日本の通信市場は、1985年の通信自由化まで日本電信電話公社の独占で、国民から集められた電話料金は設備投資の形で、電電ファミリー(NEC、富士通、日立、東芝、沖電気)に流れた。

...続きを読むNTTドコモは、第3世代携帯電話(3G)の国際的な通信規格が出来上がる前にFOMAのサービスを国内で始めたが、欧州、アジアでは2Gと兼用のデュアルタイプを選んだため、日本のメーカーは海外から撤退することになった。2007年にiPhoneが登場した後も、ドコモはiモードを存続させる姿勢を続けたが、2008年にソフトバンクがiPhoneを発売すると、ドコモは海外メーカーのスマートフォンを売り始めた。

電力業界が集めた電気料金も、設備投資の形で東芝、日立、三菱重工などの電力ファミリーに流れた。経団連の要職も電力ファミリーでたらい回しにしてきた。

戦後の日本では多くの労働組合が立ち上がっていたことから、日本の共産主義化を恐れたアメリカは、半導体などの先端技術の移転や製品の輸入によって日本の経済発展を後押しした。しかし、冷戦が終わると、日米構造協議で電力と通信の自由化を迫った。電力10社と通信事業者の設備投資は、1990年代半ばの9兆円から、2000年代初めには4兆円に激減した。

東芝は、アメリカの原発子会社ウェスチングハウスが倒産して1兆円の損失を出したため、2016年に医療事業をキャノンに、白物家電事業を中国の美的集団に、半導体メモリ事業も米投資ファンドが率いる日米韓連合に売却した(2018年)。

NECは日本電信電話公社に通信機器を納入することで成長した会社で、電電ファミリーの長兄。1980年代に半導体、パソコン、ディスプレイなどの事業を広げ、半導体の売上で世界一となった。アメリカは通商法301条違反の疑いで提訴し、1986年の日米半導体協定でアメリカ製半導体の輸入拡大を約束させられた。協定が切れた1996年以降は、サムスンや台湾のTSMCが猛攻を開始した。1999年にDRAM事業を分社化して日立のメモリー事業と統合(日本政策投資銀行が出資してエルピーダメモリ)。2002年には、LSI事業も分社化して日立、三菱電機と統合した(産業革新機構が出資してルネサスエレクトロニクス)。2011年には、レノボとの合弁会社を設立してパソコン事業を譲り渡した。ビッグローブも2014年に日本産業パートナーズへ売却した。残っているのは、システム構築事業とテレコムキャリア事業のみ。

東芝、日立、ソニーの中小型液晶事業についても、産業革新機構が出資してジャパンディスプレイとして2012年に統合された。

東電と電電公社の「製造部門」とされた日立は、日本のGNPと同一のカーブを描いた。1999年からROEを経営指標の中心に据えて、半導体メモリー(DRAM)、産業機械、ロジック半導体、携帯電話、小型モーターを次々に売却した。一方で、IBMハードディスク事業を買収したが、事業再建に多額の費用を投じたものの、それに見合う利益を出すことができず、2012年にウエスタンデジタルに売却した。2014年、三菱重工と火力発電設備事業を統合したが、主導権は三菱重工が握る。

松下電器は、研究開発に意欲的なソニー、シャープ、三洋電機などの動きを見て、売れると判断したものを大量生産して最強の販売網で売りさばいた。日立や東芝がそれに続くのが日本の電機産業のパターンだった。ビデオレコーダーでは、松下がVHSを選んだことで、それが世界標準になった。液晶テレビでも、シャープの後を追った。2009年にパナソニック電工と三洋電機を買収。三洋電機の洗濯機・冷蔵庫事業はハイアールに、半導体事業はオン・セミコンダクターに売却され、10万人いた従業員のうち、9000人しか残っていない。現在は車載電池と住宅を成長分野として掲げている。

富士通の前身は、シーメンスと古川電機工業の合弁会社である富士電機の電話部門。コンピューターを主軸に置いたため、NTTとの結びつきは弱い。1990年代のダウンサイジングの流れに対応できず、インターネット普及後のクラウドコンピューティングの時代にも乗り遅れた。ニフティの個人向け事業はノジマに売却した。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年09月08日

平成の30年間は日本経済衰退の時代である。「喪われた30年」
マクロ経済の分析は多いが、ミクロからアプローチしたのが本書
当然リアリティはより高い。
思うに主要産業について「平成の産業史」を総括するべきと思う。
マクローミクロを一体で理解して初めて実相が判る。
結局日本経済は、①官の統制と保護②大企...続きを読む業のフルセット③ガラパゴスなどにより主要企業が保護されて維持されてきた。
グローバル化の中で事業基盤が崩れてきていても、直視せず、従来路線の堅持、既得権の保護にあぐらを掻いてきた。むしろ困難な状況になるほど国頼みで自ら弱体化の道を選んだ。

家電業界、個々の個性はあるものの、根本は
①電力ファミリー
②電電ファミリー
の潤沢な売上・利益に依存してきた。
経営は不要、経営者も育たないのが現実。
むしろ長期的には腐敗が進み、世界競争力は劣化した。(猪瀬直樹)
結局、グローバル化とデジタル化というパラダイムの変化には対応できず、自社も業界も衰退・滅びていくしかなかった。

個別の局面では健闘した事例もあって興味深いものがあった。
しかし大勢として着実な劣化と衰退はやむを得ない必然の途。

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Posted by ブクログ 2019年02月26日

各電機メーカーの成り立ち
電力、NTTと関係が深い会社、東芝、富士通、NEC
ノキア、フィリップス
原発リスク
パナソニックは三洋と電工がメイン

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Posted by ブクログ 2017年10月27日

かつて世界の半導体市場を席捲し、家電と言えば日本製が一番と謳われた日本の電機メーカー。それが現在では見る影もなく存在感が薄れています。東芝、シャープは最近の新聞報道でも様々な情報が出ていますが、ソニー、パナソニック、富士通、NEC、三菱電機、日立などの企業についてはあまり情報を目にすることがありませ...続きを読むん。しかし、20年前と比較すると程度の差はあれどのメーカーも躓きを経験しています。成功体験にしがみついたり、企業トップの人事をめぐる内紛だったり、消費者のニーズを無視した開発を押し進めたりと、原因は様々です。しかしその失敗を無駄にしないためにも、また同じ轍を踏まないようにするためにも「どこで道を誤ったのか」をきちんと整理する上で、本書は各メーカーが陥った失敗をわかりやすく説明しています。電機業界の情報に通じていなくても普通に新聞やテレビのニュースに接している人なら読み通すのに苦労しないと思います。
本書を読んで興味が持てれば、各メーカーについてより詳しく取り上げている他の本を読んでみるのもいいでしょう。

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Posted by ブクログ 2017年10月21日

日本の電機メーカーが何故こんな体たらくな状態になったかを歴史から紐解いた本。
日本の電機メーカーが、というより日本という国自体にも迫りくる危機のようにも感じる。

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Posted by ブクログ 2017年08月21日

日本の電機メーカーの悪戦苦闘ぶりがよく分かった。
この流れが、半導体⇒電機と来て次は自動車にも押し寄せてくるのだろうか。

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Posted by ブクログ 2017年08月06日

理系大学生である自分としてメーカーは非常に身近である
ここまで電機メーカーが社会主義的だとは思ってなかった
ショックではあるけどこれを機に生まれ変われたら良いなとも思った
広い範囲で手を出した分野から離脱して勝てる分野だけで挑む.とても基本的なことではあるけどそれができていなかったんだね...
色々...続きを読むと勉強になりました

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Posted by ブクログ 2017年06月29日

電機メーカーが日本人の誇りだった日もあるんだよなあ~
学生時代、ケンブリッジで、僕の持っているウォークマンに、全世界の留学生が寄って来た時にはホントにびっくりした
みんなに「売ってくれ売ってくれ!」と頼まれ、ソニーが誇らしかった。
時代ははるかに遠く。
そりゃ、東芝はヤバいだろうし、原発関連全滅はわ...続きを読むかるが
サムソンに負ける体制になってしまったのは、やはり通産省が悪い。

リスクとって途上国へ向かったサムソンが勝つのは当たり前
半導体もみな産学共同で、庇護しているうちにダメになり
国民車構想も、「官僚たちの夏」では花形だけど
邪魔しかしてなかったという説もあるもんなあ

ソニーもストリンガーですっかりダメになり、
門戸開放も、いいことばかりじゃない

サンヨーシャープみな消えてったけど、
天下の松下でもこれかあ~
島耕作の威力を持ってしてもダメかなあ。

ん~・・・・日本に国産電機メーカーが消える日が来るとは?

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購入済み

電機業界の真相と現実

2017年05月27日

ある程度業界の状況理解していたつもりでも、全体を俯瞰した内容に考えさせるものがありました。また、なかなか将来の夢を描きにくいのも、後味が悪いのが正直な感想でした。次の一歩はどありそうか?の一言でも欲しかった。

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Posted by ブクログ 2022年06月23日

一般企業には勤めたことがないので、ただただ華々しい世界の裏側は泥々しているのだと感じた。それと同時にどの世界も世の中の進むスピードについていくことができず、失速していくのだと思った。判で押したような人材を育てては、同じことの繰り返しだということを改めて痛感した。

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Posted by ブクログ 2019年06月19日

【感想】
日本の総合電機業界の成り立ちから近年の没落までがまとめられている。電力ファミリー、電電ファミリーとして甘やかされてきたが故に、時代の流れや海外企業の動きに対して適切な経営判断をしてこなかったのが敗因。
新規分野においては技術力もビジネスも後塵を拝している状況は厳しい。三菱電機が電機メーカー...続きを読むから機械メーカーへ変化しているのはせめてもの救いか。
消費者としては国内ブランドの家電がなくなっていくのは寂しい。

【目次】
序.日本の電気が負け続ける「本当の理由」
1.東芝 「電力ファミリーの正妻」は解体へ
2.NEC 「電電ファミリーの長兄」も墜落寸前
3.シャープ 台湾・ホンハイ傘下で再浮上
4.ソニー 平井改革の正念場
5.パナソニック 立ちすくむ巨人
6.日立製作所 エリート野武士集団の死角
7.三菱電機 実は構造改革の優等生?
8.富士通 コンピューターの雄も今は昔

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Posted by ブクログ 2019年05月26日

日本の大手IT企業がなぜダメになったかをつづった本。

親方日の丸でやってきたところがダメになったのは当然として、それ以外にも海外ベンダーとの部材競争で負けたり色々な理由があることあることがわかった。
そしてIT企業の一員としては、将来が見えず悲しくなった。

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Posted by ブクログ 2019年04月23日

国に甘えていた構図の電電ファミリーと電力ファミリー関連事業が国際競争力を失ったのではなく、もとより無いということがよく理解できた。
しかし、ではどうしろと?というと難しい。要は強みのある分野かつ市場拡大が見込まれる分野への集中投資、というのが答えなのだろうが、どこもそれを一生懸命やってきた。そして大...続きを読む抵裏目に出ている。
経営者の戦略的判断の質、というしかないのだろうか。

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Posted by ブクログ 2018年12月15日

東芝をはじめ各電機メーカーの歴史を紐解き、過去の失敗をつまびらかにしている。
過渡期にある今、経営者はどう進むべきか。過去から学ぶべきだ。そして技術者はやはり技術を追求すべきだと感じた。

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Posted by ブクログ 2018年11月25日

"日本の電機産業が歩んできた道をメーカー別に振り返り、好調とは言えない各社の現状を分析した本。本書を読んでいると、あたかも当事者から聞いたようなコメントがいくつかちりばめられているが、著者は取材で得た情報なのだろうか?あとがきには、取材によるもだと記載がある。
本書をそのまま受け入れれば、...続きを読むもはや技術大国という名は返上しなくてはならないかもしれない。アジアのコンペチターの方が、技術力でも販売力でも上を歩いている。
しかし、こうした現状で敗北が決まったわけではない。優秀な人材があまたある我が国のエンジニアの知恵を結集すれば、活路は見いだせないはずはない。
だが、世界でビジネスを戦うには、すべての企業が帯に短したすきに長しかもしれない。得意な分野でライフスタイルを一新するようなイノベーションを起こし世界中の人が喜ぶサービスを生み出す企業はどの企業になるか期待したい。
とはいえ、本書を読む限りはここまで楽観できないのは事実。この産業に長くいるが、当事者として、身に染みる話ばかりが語られているように感じるのは、過去しか語られていないから。今、各メーカーが何に注力し、どんなことをしようとしているかはこれからの物語。さぁ、動きだそう、電機産業。"

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Posted by ブクログ 2018年09月18日

刺激的なタイトルの通り、

内容もなかなか刺激的。


日経新聞で長く取材を続けて来た筆者からみた日本型総合電機の衰退の歴史が綴られている。


東芝、シャープ、NEC、ソニー、パナソニック、日立、三菱電機、富士通


どの会社にも至極手厳しい論調で、

評価されてるのは唯一三菱電機だけ。


筆者...続きを読むの指摘はよく言われていることで、

バブル崩壊や、アジアメーカーの台頭、東電、NTTとのファミリービジネスの崩壊などの事業環境の変化に対し、適切な事業のリストラクチャリングが出来なかったこと。

どの会社も技術へのこだわりや社内政治にしがみついてしまい、気がついた時には後の祭りになっているというパターン。


さすがに各社ともに遅蒔きながら状況は認識していると思うのでここからどう巻き返すかだけど、残念ながらこの本にはそんな話は殆ど書いていない。逆に会社は潰れても技術者は残る。それで良いではないか!という、当たり前だけど身も蓋もない話で締めくくる。

これには筆者の諦めの気持ちが透けて見えて悲しくなった。

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Posted by ブクログ 2018年09月14日

日本の電機メーカーの多くは、電電公社から仕事をもらっていた電電ファミリーと、電力会社から仕事をもらっていた電力ファミリーに属する。通信、電力が自由化され、そのような下請け的な仕事が減ってきたところに、グローバル競争、新興国の台頭の大きな波を受け、起業として凋落していった。本書では、大きな時代の変化に...続きを読む対応できなかった経営者たちの姿を、太平洋戦争での敗戦の原因となった指導者たちの姿と照らし合わせながら描いたという。
過去の成功モデルから離れられず、市場の変化に対応するより、社内の抗争に力を注ぐ姿は確かに多くの日本企業にみられたものだとは思うが、はたして日本だけに特有なものだろうか?IBMなど欧米の大企業でも同様なことは起きた。だが、ノキア、フィリップスなど、柔軟に迅速にビジネスを変え、復活した企業も多い。日本でも、JT、富士フィルムなど成功例も多い。電機メーカーの苦境は、過去のファミリーの中でのビジネスの甘さから抜け出せていないことが根本原因なのだろう。しかし、本当に発想を変えることができ、経営が変われば、まだチャンスはあるはずと信じたい。

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Posted by ブクログ 2018年05月03日

東芝やシャープなどを含む
8つの電気系企業について

どのような経営で
国際競争力を失ってきたか
経営者が変わってなにをしたか

事実がまとまった形で書かれていて
わかりやすいので
読んでみてもいいかんじ

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Posted by ブクログ 2017年06月17日

東芝をはじめとした日本を代表する電機メーカーの凋落を、その会社の体質やグローバル化との関係から痛烈に批判する。

東電をはじめとした電力と、電電公社の通信の庇護下にあったせいで競争力と気概を失ってしまい、その2つが自由化された時に大ダメージを受ける、というのは正鵠を得ている。
ノキアやシーメンスなど...続きを読むを引き合いに出して、潮流が変わっているにも関わらず、プライドやサンクコストに邪魔されて利益を出せない事業に固執して損失を拡大していくというのも残念でならない。

個人的にはシャープが鴻海の傘下に入ったのは大正解だと思うし、韓国台湾中国のメーカーを格下に見る国民や官僚の意識は百害あって一利なしだと思う。
M&Aとか選択と集中といった流行り文句を吹聴しながらも社内政治や内紛で右往左往するんじゃなくて、コアイデオロギーをブレずに持ち続けながら社会に貢献し続ける会社であって欲しい。

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Posted by ブクログ 2018年10月28日

東芝だけでなく、電機メーカーの危機を論じる本。「なるほど」という印象である。電電グループ、電力グループといった傘の下で生きていて、定められた仕様通りに物を作れば、コストをカバーするお金を出してくれる環境で育ってきた企業群である。その社風は、今も基本的には変わっていないのだろうと思った。その結果、考え...続きを読むなくても待っていれば仕事が来るといった社員が多いのだろうと思う。

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Posted by ブクログ 2018年09月25日

以前、大西さんの本『会社が消えた日』の内容が非常によかったので、この本を手に取った。

日本の主要電機メーカーが、いかに国からの保護で温々と事業を継続できたかがよくわかった。

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Posted by ブクログ 2018年04月23日

後から書けばどうにでも言えるよな、と。

それでも日本の電機メーカーが危機に瀕しているのは事実。そこは激しく共感。

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Posted by ブクログ 2018年03月13日

各メーカーの衰退について結果から紐解いていますが、それだけではなく、後からであればいくらでも書けるわけで。。。今後の見通しについてのご意見も知りたいと思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年11月12日

まずまず。
企業、特に電機業界は、発展も早いが衰退も驚くほど早い。
ちょっと前まで羨ましがられてた企業が、今では倒産の恐れさえある。
日本の電機業界は、NTTと東電、国に保護された状態で発展してきた。その構造が崩れた今、衰退に至るとのこと。実は、競争力は乏しかったのだと。
日本の製造業、産業はどこに...続きを読む向かえば良いのだろうか。

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Posted by ブクログ 2017年08月27日

リストラして何とか利益が出るようになった、というところまでの会社が多い。これからどうなっていくか楽しみ、とも言える

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Posted by ブクログ 2017年07月30日

この手の本を読むと大抵クリステンセンのイノベーションのジレンマやレビットのマーケティング近視眼のお話に当てはめられて考えることのになるのですが、
本書も結果的にそうなってしまった。

自分は重電の話はそれほど詳しくないけど、
ガラケーに代表されるように企業としての思考停止の結果、今の電機メーカーの凋...続きを読む落っぷりがあると思います。

ものづくり力とは偏執狂っぷりから来るという事を改めて理解。ただし、プロダクトアウトが想像できないと今の世の中ではやっていけない。
それを現場レベルで意識して何かを生み出そうとする人間は今はこの業界には行かない気がした。
なので、解決の糸口は当面ないのでしょうね。

復活しつつあるシャープを見るとプロの経営者って結局いないのかなぁ、と考えさせられる内容。

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Posted by ブクログ 2017年07月09日

表題通り、各電機メーカーの現在までがよくまとめられている本。ただ、筆者の取材しているメーカーが偏っているのか、詳しいところとそうでないところがある感じがする。個人的にはもう少し日立と富士通のことが知りたかった。

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