大西康之のレビュー一覧
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購入済み
電機業界の真相と現実
ある程度業界の状況理解していたつもりでも、全体を俯瞰した内容に考えさせるものがありました。また、なかなか将来の夢を描きにくいのも、後味が悪いのが正直な感想でした。次の一歩はどありそうか?の一言でも欲しかった。
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ネタバレわが師(とこちらが勝手に言っているだけだが)日下公人先生によれば、全職業の中で一番難しいのが経営者だそうである。何故なら経営者は事業計画を練り、銀行、出資者に頭を下げ金銭を出してもらい、社員を採用し、人材育成をして、営業をして、顧客からのクレームに対応して、利益が出たら節税し、内部留保を貯め、投資を行い、ゴーイング・コンサーンにするというスーパーマンでないといけないというからだ。
なるほどそうである。そうなると上記のようなことをしていると、当然寝る暇もないくらい働かないといけない。稲盛さんも京セラ(創業時は松風工業と言った)を起業した時は徹夜、徹夜の連続だったそうである。
そんな稲盛さんは -
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稲盛和夫とそのチームによるJAL再生ドキュメンタリー。
会社更生法適用後、再上場の確率は7%(TDB調べ)と言われている中、それを成し遂げた再生物語を、日経新聞編集委員が綴っています。
(因みに、二次破綻の確率は40%)
民主党政権下での稲盛氏招聘の経緯から始まり、JAL役員の反発と理解、経営科学の浸透、787問題の解決、航空グループの選択などがまとめられている良書です。
時々に、過去を振り返る形で、京セラでアメーバ経営が高度化されていく経緯や、第二電電を立ち上げた背景に触れられているのも興味深いところ。
「計画一流、言い訳超一流」と言われた官僚らしい官僚組織に、「航空業界の素人」である稲 -
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稲盛和夫、名前はよく聞いていたが、その人柄思想については知らなかった。
利他の心、自分に欲がないか問いかけ、ないことを見極めて仕事を引き受ける。
ameba経営、うちの会社に導入してみたい。
(効率の悪い部門がたくさん明るみに出るだろう!)
再建前のJALとうちの会社には、官僚的、言い訳がうまい、縦割り…など共通部分が多く、わかるわかると共感しながらどんどん引き込まれてしまった。
稲盛さんもいってますが、JAL再生は稲盛和夫だけでなく多くの人の歯車がうまく噛み合ってできた奇跡だった。
この本を読むまでは、ANAびいきの私は、ANAは真面目に頑張っているのに、JALは公的資金注入や税制優遇を -
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2011年上場廃止になった三洋電機。会社は消えても人生は終わらない。三洋がパナソニックに買収され、消滅に至るまでと、会社を失った元三洋電機社員の再生の物語。できまへんではなく、にっこり笑ってちょっと考えさせて下さいと言って、立ち向かうそんな人々のストーリー。メモ。(1)彼らの再生はかつての強さを取り戻す復活ではない。しかし、厳しい現実と折り合いをつけながら、彼等は新しい人生を掴み取った。そのしなやかさ、したたかさこそがこれからの日本に求められる一番大切な資質だと思う。
(2)皆で団結して、1つの方向にわーっと走る。そういう勢いみたいな部分は三洋電機の方が上でした。しかし、緻密さ、真剣さ、詰めに -
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【刺さった点】
・会社更生法という法律に対する理解。今までは民事再生法との違いがわからなかったが、本書を通じて両者の役割の違いがなんとなく感じ取れた。
・管財人という仕事の意義。これは倒産事件によって様々かもしれないし、特に清算型と再建型とでは大きく異なるだろうが、欧米発祥の資本主義経済が広く普及した現在においてはとても社会的意義の大きい仕事なのだろう。
・JALの倒産から再生までの政官民のゴタゴタについての解像度が上がった。JAL倒産当時の私は学生であり何が何やらさっぱりだったが、社会人を経た今だからこそ、歴史に学べる点が多々あった。
【気になった点】
・メインアクターをやや美化している感 -
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企業破綻の場に、管財人として乗り込む弁護士。
本当あそこって人間の生々しい怒りと欲望その他諸々血を流す修羅場なんで、「修羅場の王」という呼び名は膝を打つ。
JALの会社更生をまとめ上げた剛腕弁護士。
面白かった。
小説ではなくてルポという形での再構成だから、扇情的な描写はあまりなかったと思うのだが、手に汗握るというか、いろんな立場の人間のギリギリのせめぎ合い。
ぼく自身当時の経緯を目の当たりにしている筈なのだが、興味がなかったせいか全く記憶になく、破綻したよなあ、立ち直ったよなあ、頑張ってるANA損だよなあ、くらいに思ってたが、もちろんJALも血を流してる。
役員とか株主とか、金融機