大西康之のレビュー一覧
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ネタバレ瀬戸英雄
p6 日本の倒産法には、破産法、会社更生法、民事再生法、および会社法の特別清算に関する規定がある
p16 日本における倒産は失敗のリセットでなく、タブーのままだ
p17 債務者のなけなしの財産を奪って無一文にするより、返済可能な水準まで借金をへらして(免責して)事業を継続させたほうが、最終的な債権回収額は大きくなる
p39 早川種三 会社再建の記
p46 4大法律事務所 西村あさひ法律事務所 アンダーソン毛利友常法律事務所、森濵田松本法律事務所、長嶋大野常松法律事務所
p54 株式会社産業再生機構法は5年間の時限立法だったが、カネボウ、ダイエーの事業再生を終えると高木は一 -
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あなたは何がやりたいの?
こう社員に問い・任せたリクルート創業者 江副浩正。
日本株式会社の人事部として、日本の新卒中途採用の情報の流れを作った。
モノづくり大国で、情報産業を立ち上げるというゼロからイチを成し遂げる。
AWSのようなデータセンター構想を個人パソコン、スマホ普及前に構想する先見の明を持ち時流の先を行った。
しかし、リクルート事件で社会的に抹殺。
大きくなった新興企業の創業者として、自ら近寄っていった政治の濁流に乗り込まれる。
今となっては、違法か合法かよりも「高次元のモラル」が欠けていたとも言える。それを指南する指導者が回りにいなかったとも言える。
ダイナミズムという言葉 -
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ネタバレリクルート創業者江副浩正の生涯を追った1冊。
東大在学中に就職情報誌を作ったことからできた会社がいかに急成長を遂げ、いかにリクルート事件に辿り着いてしまったのか。
心理学を学んだ江副が、高度成長期の企業の中では珍しく、社員に「君は何がやりたいの?」「面白い!じゃあ君がやってよ」とやる気を起こさせる姿はまさにベンチャー企業!
グーグルの38年前に検索機能を構想していたり、インターネットの将来を予想していた先見性にも驚かされる。
まさにジェットコースターのような人生。
生まれる時代が早すぎたんだろうな。
日本にもこんな経営者がいたのに、私も含めて知らない日本人が多いと思う。
でも家庭人としては尊敬 -
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ネタバレ事実は面白い!起業家やビジネスのダイナミズムをリアルに感じられることができる名著。
リクルートや江副さんに関する初めての本。
印象に残ったのは以下の部分:
・壮絶な子供時代(母が3回変わり、父は昔の男性って感じ)
・大学時代からお金を稼ぐことに秀でた才能
・どこにも就職せずリクルート立ち上げここまで大きくした
・経営を学ぶ機会も先輩も上司もいなかったのでドラッカーの本に付箋をたくさん貼って経営を実践を通して学んで行った
・最初は大学内の新聞広告からスタート
・学生向けの情報誌「企業への招待」、初号こそ苦労したがその後は企業への問い合わせが増え、有名企業がこぞって出稿
・こんな昔から「データイ -
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ネタバレリクルートを創業した江副さんのストーリー。企業はどう経営するとどのような人が集まり、どのように考えればどのように傾いていくのかがわかった一冊だった。自分以外の人間を信用し、任せて、大きくしていくことで、社員ひとりひとりそれぞれが経営者のような会社を作った江副さんだったが、バブルの中不動産売買にのみこまれ、政治家と深く関係を築いていき、いつしかその隙間に人間の黒い欲望や思惑が入り込んでいって最後には自分を壊してしまった人。先見の明があり未来を見据えていたロマンある人で、さらにそれに周りの人を巻き込んで仲間を増やす、人の天才だった人。世代が違うので、生きていたらどんな人だったか、動いているところを