大西康之のレビュー一覧
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2010年1月19日に負債総額2兆円超で倒産したJALは、わずか数年で業績を急回復し、再上場を果たすV字回復を成し遂げました。それには新生JALのかじ取りを担た稲盛和夫氏の功績が良く知られていますが、稲盛氏を迎える前に、JALをきちんと倒産させる必要がありました。信用不安を引き起こさず、1便の欠航も発生させずに倒産させる、その難事業に挑んだ人たちが本書の主人公です。
その難事業の中心となったのが企業の倒産を専門に引き受ける本書登場人物の中心的存在の瀬戸氏です。JALの倒産は、2009年の自民党から民主党への政権交代直後から事態が動き出します。日本のナショナルキャリアを潰さないために動き出す国 -
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起業家や経営者は必読のビジネスバイブルになり得ると思います。江副浩正さんとその関係者およびリクルートを取り巻くダイナミックなビジネス展開をドラマチックかつ理解しやすい文章で彩り、読み始めたと思ったら時間を忘れて一気に読み込んでしまいました。
加えて、随所に江副さんおよびリクルートの強さの秘訣やそのDNAとも言えるポイントが本書に散りばめられており、単なるドキュメンタリーではなく、ビジネスの教科書的な役割も果たしていると感じました。
経団連を象徴する日本的経営が席巻する国内市場において、ドラッカーを師とする江副さんの超合理的経営による真っ向からの快進撃は、読み手の胸を熱くするものがありました -
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リクルートという会社が、どんなことをしているのか。あまり知らなかった。また、江副浩正がどんな仕事をしていたかも知らなかったが、この本は実によくまとまっている。マスコミの報道では、江副浩正のマイナスの部分ばかりの印象操作されているような気もした。常に、新しいビジネスを考案してきたことに、素晴らしいと思った。江副浩正は、紙ビジネスによるGoogleを目指した、つまり紙ビジネスのプラットフォーマーを目指した。
リクルートは、株式時価総額が7兆円を超え、国内企業の中で第10位の規模を有する総合情報産業の企業である。1960年(昭和35年)、大学生向けの広告代理店として創業された。当初は、同窓の森 -
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ネタバレリクルート創業者の江副浩正の一生を描いた一冊。
0から価値を生み出す姿や尊さに胸が熱くなりつつ、リクルートという会社にも強く惹かれた。
以下、メモ。
自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
欠乏感を埋めるために、懸命に学び、素直に実行したのです
自分よりも優れた者に働いてもらう方法を知る男ここに眠る
じぶんの「こうしたい」を部下に伝えると、命令と服従の関係になってしまう。
だから部下にしつこく「君はどうしたいの?」「それで?」「こういう見方もあるよね」と根気強く聞き、「さすが先生!おっしゃる通り」「君がやってよ、君の言う通りなんだから」と会話して、「評論家」だった社員を「当事者」 -
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帯:
日本が誇る破壊的創造者の表裏の顔
要約:
どうやってリクルートができ、どうやって成り上がっていったのかわかる。リクルートの本質は情報の民主化と情報の最適化マッチング。
そして、江副さんが危ない橋を渡っていたのは祖父の教え「法に触れさえしなければどんどんなんでもやってみろ」と江副さんのメンターとなるようなエンジェル投資家がいなかった日本、寂しがり屋に要因がありそうだ。
感想:
まさにフィクションのような実話だった。
日本は資本主義でありながら、世の中は同調圧力に溢れ、社会主義のような精神が残っているというところに悲しさと衝撃的なショックを感じた。
江副さんが生きていたらどこまでの未来が -
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リクルートはCMで見ない日はなく、誰もが知る大企業。どのようにしてリクルートが巨大企業となっていったのか、ストーリーでよく分かる一冊。
社員一人ひとりが「圧倒的当事者意識」を持ち、優秀かつ情熱をもった戦闘集団である社員が集まるリクルートが、リクルート事件で社会を揺るがしても今なお社会で求められていることも理解できる。
創業者である江副氏は、バブルを作り出した一員であるとは思うが、就職や住宅の情報など顧客の潜在的ニーズを的確につかみ事業を成功させた手腕は素晴らしく、リクルート事件がなかったら失われた30年と言われた平成の時代も違ったものになっていたかもしれないと思わずにはいられない。