あらすじ
楽天・三木谷浩史、絶体絶命!?
【三木谷浩史、絶体絶命!? それでもなぜ楽天は、東大生就職先「3年連続第1位」なのか?】
楽天・三木谷浩史は「価格破壊」を旗印に、3メガが占有する携帯事業に斬り込んだが大苦戦。メディアは「経営難」と書き立て、世間の目は厳しい。一方で、楽天モバイルの「完全仮想化技術」は2年連続で「グローバル・モバイル賞」を受賞し、新卒採用では東大生の就職先の3年連続第1位だ。日本のレガシィメディアと、海外の目と若者たち……一体、どちらの評価が正しいのか?
『起業の天才! 江副浩正 8兆円企業リクルートをつくった男』の著者・大西康之氏が次の素材として三木谷を取り上げたのは、その真相に迫るためだ。
「タンカー『日章丸』を仕立てて英国海軍の海上封鎖を突破、イランから石油を持ち帰った出光佐三。政府の反対を押し切り四輪車に参入した本田宗一郎。戦後の日本には、新たな事業に社運をかける命知らずの『海賊』がいた。だが、創業世代が去った後、日本の会社は退屈な場所になってしまった。三木谷は楽天市場で大成功を収めた後も、次から次へと危険な挑戦を繰り返す。現役でこれほど無謀な日本の経営者を筆者は他に知らない」(大西康之)
(底本 2023年8月発売作品)
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Posted by ブクログ
楽天について細かくかかれている本。読みやすくサラッと読める。
楽天の内部の人が書いたのか、かより楽天よりなことが書かれている。
三木谷さんや楽天については否定的な意見が多く、逆に気になったので読んでみた。三木谷さんよりかは、楽天に焦点が当てられてかかれている。個人的には数少ない本物の経営者であり、学べるとこは多い思う。
Posted by ブクログ
三木谷よいしょ本。
三木谷さんが凄い起業家/企業家であるのは否定しませんが、「最後の海賊」は恥ずかしくないのかね?「海賊王に俺はなる」的なワンピース好き的な周囲に染まるマインドが無いと楽天では生きていけそうも無いのを暗に伝えているのだろうか?
Posted by ブクログ
三木谷社長についての記載が半分ぐらい。あとは楽天の中枢を支える人たちのことが一人一章で書かれている。とはいえ、三木谷氏以外は全く知らないのでふーん、としか思わなかった。もうちょっと設立時からの経緯などについて書かれているとも期待していたが。
「海賊」と言われている通り、楽天のどこまでもベンチャー体質が抜けないところはいいなと思う。
Posted by ブクログ
かい‐ぞく【海賊】
1 海上を横行し、往来の船などを襲い、財貨を脅し取る盗賊。
2 中世、海上戦力にすぐれた武士とその集団。北九州・瀬戸内海に本拠をもつものが多かった。水軍。
3 法律用語。公海や公空を横行し、船や航空機を襲って暴行・略奪などする盗賊で、国際条約による取り締まりの対象とされるもの。
個人的に海賊というのは改革者みたいなポジティブな印象はないと思ったが、内容は読みやすく面白い。
もちろん脚色されている部分はあるが、楽天と三木谷さんにとっての重要人物を情緒的に物語を書いているので、興味があれば面白いと思う。
ただ、楽天に最初からネガティブな感情をもっているのであれば、しらける可能性も高い。
Posted by ブクログ
今大きな山に壁にぶつかっている楽天モバイル事業。
この日本で、リスクのある通信インフラへの新規事業参入の英断は素晴らしい事だ。
それによって大手通信キャリアは価格競争が起きて、顧客にとっていい変化や選べる選択肢が拡大した事はもっと評価されることだと思う。
本来もっと国が力を懸けて底ざさえしていくべき事で、国の利益よりも国民の利益や豊かさという本質を、民間の三木谷さんは実現された方なのに、嫌われる。(なんでだよ。世の中は腐ってる)
楽天が今後、通信のインフラキャリアとして、どう成長していくのか。個人的に失敗に終わってほしくない。インフラの新規事業参入の成功例が見たい。
最後の海賊、ワクワク読ませてもらいました!