押切蓮介のレビュー一覧
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「俺があの世界にいればこの鉄拳でローラを救ってやれるのに!」 おお、こんなところに『月光条例』の原型が!(うがちすぎ) まあさかのぼれば『ドラえもん』の「絵本入りこみぐつ」とかいろいろあったと思いますが、全編が突飛なようでいて意外と「あるある」な導入を描いているのがこの作品だ。
かわいそうなお話をなんとかしてやりたいという気持ち、牛丼屋でガンつけあう高校生、飼い犬と会話したい願望、生徒指導の持ち物チェック、都会の迷いザル、なんとなく電車の席では端っこに座りたい感覚……。
1巻あとがき漫画で川原で遊ぶ人々を見て「彼ら一人一人に人生という物語がある/この世にはこんなに物語が存在するのだ……!!/〜 -
Posted by ブクログ
「見ろォ!! 壁のチャンネルらしきボタンにキツツキが!!」「なんなんだよこの出来事は!」 本当になんだよそれ!
シュールという言葉は便利なものでこのマンガをあっさりと表現できてしまうけども、むしろデタラメと僕はよびたい。いい意味で。
ヤケクソで生み出されたような異様に身近そして適当な怪異! それらがたてつづけに主人公・耳雄をおそう! 耳雄って名前もたいがい適当だ。
怪異の入口こそホラー的な恐怖とともに描いてはいるけれど(「もしたまたま入った奇妙な映画館で……」なんて導入、実に怪奇的じゃないの)、それはどんどん適当な方向に暴走してまったく怖くなくデタラメで可笑しなギャグ表現に変貌していく。
そ -
Posted by ブクログ
少年シリウス連載作品だから、カテゴリは「少年」でいいんだよ…な?
部長じゃねえ、隊長と呼べ!と怒鳴る最強の女子・弥依、頭脳派のカエ、そして主人公であり幼い頃悪霊に姉を殺された過去を持つ翔平。3人合わせてお化け八つ裂き部…じゃなかった、悪霊皆殺し計画部…じゃなかった、心霊探偵部。1巻の導入部をふまえて、2巻からは舞台が禁忌息づく小島へ。
確実にドロドロと、グログロとした展開になっていくけど、この作品の場合ここぞというところで弥依がカタルシスを与えてくれるので鬱気分にならなくて済むと思う。翔平も、少しずつだけど精神的に強くなっているから「役に立たねぇ主人公だな!」という気分にならないし。
反対 -
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Posted by ブクログ
【あらすじ】
ジーニアース保護施設「フォルセティ」で治療を受けていた不破勝。幹部から指導を受けたことを契機に、暴力で次々と幹部連中を殺害。鈴木ハジメの存在に複雑な感情を抱き、カリスマ性をなくしてしまったネロ、そして内部分裂をするフォルセティ。ジーニアスと国家、鈴木ハジメとネロ。この地球は誰のモノになるか…。衝撃のジーニアース完結巻。
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この世界には差別や弾圧が溢れています。暴力やいじめの連鎖はなかなか無くなりません。そんな中で、全ての人がこの作品の主人公のように誰とでも平等に自然体で接することができれば、それが理想なのかもしれません。
ただ、自分と -
無料版購入済み
新旧人類もの
正直、テーマ等、かなりありがちです。圧倒的な暴力描写で、作画等は良いです。
ただ、どうやら既に5巻で終わっているようで、それもさもありなんと思う内容でした。
作者の他作品を読みたいです。