佐田千織のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
アメリカはサウスダコタ州の田舎町で、11歳の誕生日に少女ローズが偶然発見した巨大な金属の手。
17年後、物理学者となった彼女は、その手がおよそ6000年前のものであることを知り、ほどなくして、トルコで同様の金属の前腕が発見されたことから、それらが巨大な人型ロボットの一部であり、他のパーツも各地にバラバラになって埋まっているのではと推測するのです。
こうして未曾有の規模のパーツ回収プロジェクトが動き出します。
さらには、パーツ発見が進むうちに、内部に乗り込んで操縦できるタイプのロボットと判明して…
魅力的なストーリーに加え、ユニークで印象深いのが、本書の語り口。
ほぼ全編が、プロジェクトの推進 -
ヴィナ・ジエミン・プラサド / ピーター・ワッツ / サード・Z・フセイン / ダリル・グレゴリイ / トチ・オニェブチ / ケン・リュウ / サラ・ピンスカー / ピーター・F・ハミルトン / ジョン・チュー / アレステア・レナルズ / リッチ・ラーソン / アナリーニューイッツ / イアン・R・マクラウド / ソフィア・サマター / スザンヌ・パーマー / ブルック・ボーランダー / ジョナサン・ストラーン / 市田泉 / 小野田和子 / 佐田千織 / 嶋田洋一 / 中原尚哉 / 古沢嘉通 / 細美遙子3.7 (6)
Posted by ブクログ
AIが普及した近未来にAIと人間の関係を考えさせる16編。海外の作家でケンリュウ以外知らない作家だが、面白かった作品も多い。日本のロボットはお友達SFに比べてダークなものが多かった。
エンドレス サード・Z・フセイン 個別のAIにも経済的な浮き沈みがある設定が楽しい
アイドル ケン・リュウ 自分とそっくりのAIをつくるということを三井住友中島社長は実現してる?
もっと大事なこと サラ・ピンスカ― AIによる殺人? よくある設定だが実際におこると怖い
人形芝居 アレステア・レナルズ 乗組員ほぼ全員死亡した宇宙船でAIが右往左往
翻訳者 アナリー・ニューイッツ AIの言葉を人間にわかるように翻訳 -
Posted by ブクログ
バトロワものではないです。どちらかと言えば、ミステリー? 登場人物は常に自らの命題を追いかけており、読者にとってはそれが読み続ける理由になります。これからどうなるんだろう、というワクワク感はありましたし、それがこの本の面白いところだと思います。
あとは、人間関係は細かに書かれており、カップリングが好きな人はそれなりに楽しめると思います。好みのカプがあるかはお話が別かもしれませんが。
微妙だったのは、執拗な性描写です。疲れてしまいました。それが必要なものなのは分かりますけど、ちょっとうんざりしてしまいましたよ、パリサさん。
翻訳物なので確かに読みづらくあるんですけど、ずっと読んでいれば気に -
-
-
Posted by ブクログ
人新世SFということで、当然、地球環境の危機的状況をテーマにした作が多い。けれども、ハード面よりもソフト面にスポットを当てた作がほとんどを占める。環境危機への対応策なんて分かりきってる、問題は社会がそれを実行しようとしないことなのだ、ということなのだろう。ただ、そのアイデアが案外とナイーブ。全体に理想化されたコミュニティの登場が目に付くのだが、その描写がまるでカウンターカルチャー全盛の頃のヒッピーコミューンなのだ。「菌の歌」なんかは、あの頃のSFそのまんまである。こんな感じの話、いっぱい読んだなあ。まあお話の中とは言え、この問題に簡単に答えなんかが出るわきゃないってことなんでしょう。
-
スコット・シグラー / チャールズ・ユウ / ヒュー・ハウイー / アーネスト・クライン / コリイ・ドクトロウ / ジュリアナ・バゴット / アレステア・レナルズ / イアン・マクドナルド / ロビン・ワッサーマン / ジョン・マッカーシー / ショーニン・マグワイア / ンネディオコラフォー / ダニエル・H・ウィルソン / ダニエル・H・ウィルソン / J・J・アダムズ / 新井なゆり / 金子浩 / 佐田千織 / 小路真木子 / 中原尚哉 / 原島文世3.0 (3)
-
スコット・シグラー / チャールズ・ユウ / ヒュー・ハウイー / アーネスト・クライン / コリイ・ドクトロウ / ジュリアナ・バゴット / アレステア・レナルズ / イアン・マクドナルド / ロビン・ワッサーマン / ジョン・マッカーシー / ショーニン・マグワイア / ンネディオコラフォー / ダニエル・H・ウィルソン / ダニエル・H・ウィルソン / J・J・アダムズ / 新井なゆり / 金子浩 / 佐田千織 / 小路真木子 / 中原尚哉 / 原島文世3.0 (3)
-
スコット・シグラー / チャールズ・ユウ / ヒュー・ハウイー / アーネスト・クライン / コリイ・ドクトロウ / ジュリアナ・バゴット / アレステア・レナルズ / イアン・マクドナルド / ロビン・ワッサーマン / ジョン・マッカーシー / ショーニン・マグワイア / ンネディオコラフォー / ダニエル・H・ウィルソン / ダニエル・H・ウィルソン / J・J・アダムズ / 新井なゆり / 金子浩 / 佐田千織 / 小路真木子 / 中原尚哉 / 原島文世3.0 (3)
-
Posted by ブクログ
ネタバレ情景描写と人物の内面描写が多く、ワクワクするSFというものではなかった。むしろ、極限状態の人間を演出するための題材として「人類の終焉」や「宇宙」を登場させた、人間ドラマといった感じ。不可解な点も多かったが、ネットで他の人の考察を見て多少楽しむことができた。
地球に最後の人間として残されたオーガスティンは、過去に女を妊娠させてしまうが、父親になる気がなく、そそくさと逃げて自分の宇宙研究に没頭する。
宇宙で他の乗組員たちと共同生活を送るサリーは、仕事を家族よりも優先して夫や娘とうまくいかなくなり、宇宙飛行士として選ばれることをきっかけに破局する。
どちらも、それぞれ人類の滅亡・宇宙での孤立という -
ヴィナ・ジエミン・プラサド / ピーター・ワッツ / サード・Z・フセイン / ダリル・グレゴリイ / トチ・オニェブチ / ケン・リュウ / サラ・ピンスカー / ピーター・F・ハミルトン / ジョン・チュー / アレステア・レナルズ / リッチ・ラーソン / アナリーニューイッツ / イアン・R・マクラウド / ソフィア・サマター / スザンヌ・パーマー / ブルック・ボーランダー / ジョナサン・ストラーン / 市田泉 / 小野田和子 / 佐田千織 / 嶋田洋一 / 中原尚哉 / 古沢嘉通 / 細美遙子3.7 (6)
-
ヴィナ・ジエミン・プラサド / ピーター・ワッツ / サード・Z・フセイン / ダリル・グレゴリイ / トチ・オニェブチ / ケン・リュウ / サラ・ピンスカー / ピーター・F・ハミルトン / ジョン・チュー / アレステア・レナルズ / リッチ・ラーソン / アナリーニューイッツ / イアン・R・マクラウド / ソフィア・サマター / スザンヌ・パーマー / ブルック・ボーランダー / ジョナサン・ストラーン / 市田泉 / 小野田和子 / 佐田千織 / 嶋田洋一 / 中原尚哉 / 古沢嘉通 / 細美遙子3.7 (6)
-
ヴィナ・ジエミン・プラサド / ピーター・ワッツ / サード・Z・フセイン / ダリル・グレゴリイ / トチ・オニェブチ / ケン・リュウ / サラ・ピンスカー / ピーター・F・ハミルトン / ジョン・チュー / アレステア・レナルズ / リッチ・ラーソン / アナリーニューイッツ / イアン・R・マクラウド / ソフィア・サマター / スザンヌ・パーマー / ブルック・ボーランダー / ジョナサン・ストラーン / 市田泉 / 小野田和子 / 佐田千織 / 嶋田洋一 / 中原尚哉 / 古沢嘉通 / 細美遙子3.7 (6)
-
Posted by ブクログ
ネタバレ全編にわたって、会話の書きおこしとインタビュー的な文体が続いており、大変読みやすかった。
主人公のダリア・ミッチェル博士が偶然宇宙からのパルスを発見し、パルスのDNA再編成機能によって人々が「上昇」し、世界が崩壊するという感じの話。
脱落も含めて上昇したのは世界人口の約1/3とのことで、残った2/3の人々は、結局各々の人生を続けるしかない。
そういう面では、インフラの復旧すら進まない世界で、動植物を育てたり創作活動をしたりすることに娯楽を見出しつつ生きることのできる人間の適応力は凄まじいなと思える作品だった。
このご時世、どうしてもコロナ渦を連想してしまうけれど、なんだかんだで混乱しつつも -
Posted by ブクログ
すごい。異星人ロボットによる人類滅亡の危機に直面してどうにか免れたけど、それは地球人を団結させはせず、強大な力を得た1つの国が他国を蹂躪するとは。
ローズが倒したロボットをアメリカが直し(?)て自国の兵器にしている。アメリカ・ファースト。。加えて、異星人の遺伝子を多く持つ人々をランク分けして収容所に入れてる、ディストピア。
前作のラストでエッサット・エックトにテーミスごと飛ばされたエヴァ、ヴィンセント、ローズ、ユージーン准将…それぞれ、かの星で思うことがあったみたい。准将は病死で還って来られなかったけど、還ってきた3人は仲が悪くなっててんでバラバラの方向に向かってる。エヴァとローズは近そうだけ -
Posted by ブクログ
ネタバレ下巻は衝撃の連続でした。ウワーッと思ってる間に終わってしまった…続きが読みたいです。
宇宙人が地球人を消してる理由は上位過ぎて受け入れられないけど…介入はそんなに悪なのねと思いました。
インタビュアーとカーラの退場、悲しい。インタビュアーの過去にびっくりして(ちゃんと人間だったんだ…)と思い、カーラの強さにうううとなりました。
新世紀エヴァンゲリオンから名付けられてて「!」となったエヴァも、カーラそっくりの無鉄砲で良いです。エヴァパイロットのチルドレンたちより若いな、10歳は。
一応、ローズが撃退したことになってロボットたち地球から離れたけど、最後の急展開は一体。。
映画は何時でしょう?? -
Posted by ブクログ
久々々々に巨神の続編を読みました。
1作目は見付けた部品でロボット組み立てて動かすために試行錯誤で終わった気がしますが、2作目は初っ端から新しいロボットきてて急展開でした。
最初にロンドンに現れた1体倒すだけでもてんやわんやだったのに、後半では13体に増えて。世界の主要都市にロボット出現してて、日本は新宿駅にいます。
ロボットの攻撃、最初のロンドンではそこら辺の全部蒸発状態にしたけど、2回目にきたロボットたちは毒ガスみたいなので生命だけ消してる。この違いも気になります。
それにしても相変わらずインタビュアーは本当に人なのか…AIでは?ってくらい人っぽくない。ずっと明かされないままなのかな。
カ