佐田千織のレビュー一覧
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地球外生命が残したと思われる巨大なヒト型ロボットのパーツを世界中から回収して組み立てるというお話。
上巻は主なパーツを回収して、ロボットを動かすことができるようになるまでを描いている。
特徴的なのは、対話と報告書形式の文章で話が進んでいくところ。
ウダウダした描写や説明がないからすごく読みやすい。
それに登場人物がクセ者ぞろいで、次は何をやらかすんだろう?って、読んでてワクワク感がある。
実際、上巻の終わりにはとんでもないことをやらかしちゃう。
読んでいるうちに、むかし夢中になって読んでいた小説版『戦国魔神ゴーショーグン』シリーズを思い出しちゃった。雰囲気がよく似てるんだよね。 -
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アメリカはサウスダコタ州の田舎町で、11歳の誕生日に少女ローズが偶然発見した巨大な金属の手。
17年後、物理学者となった彼女は、その手がおよそ6000年前のものであることを知り、ほどなくして、トルコで同様の金属の前腕が発見されたことから、それらが巨大な人型ロボットの一部であり、他のパーツも各地にバラバラになって埋まっているのではと推測するのです。
こうして未曾有の規模のパーツ回収プロジェクトが動き出します。
さらには、パーツ発見が進むうちに、内部に乗り込んで操縦できるタイプのロボットと判明して…
魅力的なストーリーに加え、ユニークで印象深いのが、本書の語り口。
ほぼ全編が、プロジェクトの推進 -
Posted by ブクログ
AIが普及した近未来にAIと人間の関係を考えさせる16編。海外の作家でケンリュウ以外知らない作家だが、面白かった作品も多い。日本のロボットはお友達SFに比べてダークなものが多かった。
エンドレス サード・Z・フセイン 個別のAIにも経済的な浮き沈みがある設定が楽しい
アイドル ケン・リュウ 自分とそっくりのAIをつくるということを三井住友中島社長は実現してる?
もっと大事なこと サラ・ピンスカ― AIによる殺人? よくある設定だが実際におこると怖い
人形芝居 アレステア・レナルズ 乗組員ほぼ全員死亡した宇宙船でAIが右往左往
翻訳者 アナリー・ニューイッツ AIの言葉を人間にわかるように翻訳 -
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バトロワものではないです。どちらかと言えば、ミステリー? 登場人物は常に自らの命題を追いかけており、読者にとってはそれが読み続ける理由になります。これからどうなるんだろう、というワクワク感はありましたし、それがこの本の面白いところだと思います。
あとは、人間関係は細かに書かれており、カップリングが好きな人はそれなりに楽しめると思います。好みのカプがあるかはお話が別かもしれませんが。
微妙だったのは、執拗な性描写です。疲れてしまいました。それが必要なものなのは分かりますけど、ちょっとうんざりしてしまいましたよ、パリサさん。
翻訳物なので確かに読みづらくあるんですけど、ずっと読んでいれば気に -
Posted by ブクログ
人新世SFということで、当然、地球環境の危機的状況をテーマにした作が多い。けれども、ハード面よりもソフト面にスポットを当てた作がほとんどを占める。環境危機への対応策なんて分かりきってる、問題は社会がそれを実行しようとしないことなのだ、ということなのだろう。ただ、そのアイデアが案外とナイーブ。全体に理想化されたコミュニティの登場が目に付くのだが、その描写がまるでカウンターカルチャー全盛の頃のヒッピーコミューンなのだ。「菌の歌」なんかは、あの頃のSFそのまんまである。こんな感じの話、いっぱい読んだなあ。まあお話の中とは言え、この問題に簡単に答えなんかが出るわきゃないってことなんでしょう。
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Posted by ブクログ
ネタバレ情景描写と人物の内面描写が多く、ワクワクするSFというものではなかった。むしろ、極限状態の人間を演出するための題材として「人類の終焉」や「宇宙」を登場させた、人間ドラマといった感じ。不可解な点も多かったが、ネットで他の人の考察を見て多少楽しむことができた。
地球に最後の人間として残されたオーガスティンは、過去に女を妊娠させてしまうが、父親になる気がなく、そそくさと逃げて自分の宇宙研究に没頭する。
宇宙で他の乗組員たちと共同生活を送るサリーは、仕事を家族よりも優先して夫や娘とうまくいかなくなり、宇宙飛行士として選ばれることをきっかけに破局する。
どちらも、それぞれ人類の滅亡・宇宙での孤立という