岩井俊憲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アドラー心理学の要所がわかりやすく噛み砕かれている良著。
アドラー心理学の大枠を知るにはちょうど良い長さで、かつ日常に落とし込むヒントが著者の知識や経験を元にまとめられていて、読みやすかった。
例えば、『怒っている人の原因を探す必要はない。人はその怒りで「相手を思い通りに動かしたい」、その落ち込みで「自分に注目してほしい」など、その感情を使って、成し遂げたい「目的」がある。しかもその目的には必ず「相手役」がいて、相手によって行動や態度が変わる』と説明している。
リーダーとか上司など、上に立つ人だけでなく、なんなら誰であってもごく日常的な人間関係の中にも応用できる考え方が説かれている。
もちろん -
Posted by ブクログ
前作からの続編。まさか野村ルイが主人公とは。
ルイの職場や家庭での悩みや問題は、あるあるの内容で、自分自身の事として読ませていただきました。アドラー心理学を用いた問題への対処方法はより実践的で、今回も仕事に活用できそうな内容が多くありました。
特に、生活の中でアドラー心理学を活用するための七つの発想として、①自己決定性発想、②建設的発想、③目的発想、④使用の心理学発想、⑤つながりと絆の心理学発想、⑥相互尊敬・相互信頼発想、⑦勇気づけ発想があり、これを一つ一つ丁寧に実践できるようにできれば、職場環境も家庭環境も未来志向の可能性に溢れたものにできると思いました。 -
Posted by ブクログ
【なぜ読むか】
部署移動して「心理的安全性」について考えることが増えた。リーダーに今後なる身として、知っておくべき知識が書いてありそうだと感じたため
価値観が多様化している。その時代でマネージャーになることに不安を覚えている。私はいわゆるネットでJTCと呼ばれる会社に勤めており、27歳でまだ部下を持つ身ではない。
昭和の価値観を古いと感じる一方で、Z世代の働き方にも違和感を覚えている。多様な価値観を認めることは、誰もが自分勝手に過ごしていいわけではない。「多様化」にもルールがあるはずだ。と考えてはいたが、言語化が難しかった。
「共同体感覚」は一つの答えに近い。集団の利益が自己利益に優先す -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本は、人間関係の悩みを持ってる方や、相手次第で自分の調子を崩してしまうような方にぜひ読んで欲しいです。
個人的に良かった2つを紹介します。
①習慣を変えるためには
「習慣」とは、「無自覚的に、器用に」にパターン化された現状の行動である。
だから、「自覚的に、不器用に」変えていくということです。
それらを行う上で、大事となる考え方があります。
・それは、「イエス・アンド」の発想です‼️
「習慣」を変える時思うのは、「だけど、今までは親が…」、「だけど、ご飯を残すのは勿体ないし無りしてでも食べよう」等という「イエス・バット」の考え方に陥り変化の抑止が生じてしまう。そこで大切なのは「イエス・