Posted by ブクログ
2018年11月24日
心理学の三大巨頭。フロイト、アドラー、ユング。
アドラー心理学のまとめ
1.自分を主人公にする。
人間は、環境や過去の出来事の犠牲者ではなく、自ら運命を創造する力がある。
2.人間の行動には目的がある。
過去の原因ではなく、未来の目標を見据えている人間の行動には、その人特有の意思を伴う目的がある。
...続きを読む3.人は心も体もたった一つ。
人は心の中が矛盾対立する生き物ではなく、一人一人かけがえのない、分割不能な存在である。
4.誰もが自分だけのメガネを通してものを見ている。
人間は自分流の主観的な意味付けを通して物事を把握する。
5.全ての行動には相手役がいる。
人間のあらゆる行動は、相手役が存在する対人関係である。
あなたを作ったのはあなた。あなたを変えうるのもあなた。
人間がピンチに陥った時に支配されやすくなる誤りをbasic mistake と呼ぶ。
1.決めつけ
2.誇張
3.見落とし
4.過度の一般化
5.誤った価値観
ライフスタイルとは、性格よりもっと広い、自分についての信念。自分の周りの世界に対する信念を含めて呼ぶ。
ライフスタイルの構成要素。
1.自己概念。自己についての信念。
私は〇〇である。
2.世界像。世界の現状についての信念。
世界は〇〇である。
3.自己理想。自己、世界の理想についての信念。
私は〇〇であるべきである。
人生は私に対して〇〇であって欲しい。
ライフタスクとは人生で直面しなければならない様々な課題のこと。
1.仕事のタスク
2.交友のタスク
3.愛のタスク
困難を克服する活力を奪う勇気のくじき
1.高すぎるハードル
2.達成出来ていない部分の指摘
3.人格否定
原因を探ることは解説にはなるけれど、解決につながらない。
怒りの感情は、感情の中でも最も対人関係の要素の強い二次感情。その根底に、傷つき、寂しさ、悲しみ、心配、落胆などの一次感情がある。
自己決定性。あなたを作ったのはあなた。あなたを変え得るのもあなた。
困難を克服する力。つまり、勇気を発揮するポイント
1.尊敬、信頼に基づく人間関係をベースとする。
2.パーソナリティの違いを認める。
3.短所は長所に置き換える。
4.時に直面する。つまり、相対する。
人は出来事に対して客観的に、ありのまま受け取るのではなく、自分特有のものの見方、認知の仕方で主観的、個人的な現実として印象付けてしまうもの。つまり、人は事実をそのまま受け入れず、思い込みの世界で生きている。
他者の目で見、他者の耳で聞き、他者の心で感じること。共感とは、相手の関心、考え方、感情や置かれている状況などに関心を持つこと。同情とは異なる。
あらゆる行動には相手役がいる。
良い人間関係を築くガイドライン。
1.尊敬。礼節を持って接する態度。
2.信頼。相手の背後にある善意を見つけようとし、信じること。
3.協力
4.共感
重要なことは、人が何を持っているか。ではなく、与えられたものをどう使うか。である。こらは感情や劣等感も含まれ、どう使うかが重要である。
ほめることと勇気づけは異なる。
勇気づけの鍵は、所属感、信頼感、貢献感。主観で感じることが大切。
自分自身を勇気づけるには、ポジティブな言葉をはっきり使うこと。
セルフモチベーションを持ち、自分自身を勇気づける言葉。
・私はユニークで有能な人間だ。生活上の行動について自分で決断できる。
・私には個性的な特性やポジティブな側面があり、あらゆる生活環境の中でそれらを使うことができる。
・私はポジティブな特性を認識でき、そららに焦点を当てることが出来る。
・私は人生の困難を直視し、それらを乗り越えられる課題だとみなす。
・私は過ち、間違い、失敗を学びと成長を得る可能性だと受け止める。
・私は達成と完璧よりも努力と前進に焦点を当てる。
・この世界の中で、私の人生には目的と意味がある。
・私は自分や他人が見たり、思ったりする以上の人間だ。
・私は、自分が本当になりたい人のように振る舞っている。
他者を勇気づける方法
1.良い所を見つける。
2.加点主義で関わる。
3.プロセスを重視する。
4.失敗を受け入れる。
5.感謝を伝える。
アドラー心理学の一端を知り共感できた。これからの自分の人生の礎となる。