杉田七重のレビュー一覧

  • 秘密のノート~JELLY~

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    ネタバレ

    本編とあとがきから抜粋

    つらいときや、そんなに楽しくない時は、
    素直に選択肢その1を選ぼう

    私たちはみんな作り笑いを浮かべている
    それは選択肢その2
    でも常に忘れないでいよう
    いつだって、選択肢その1を選ぶことはできるんだって

    ちょっとしたことで大きく凹んでしまうことがある。
    →大人になって経験が増えればそんなことも言えるが、大人への階段を登り始めたばかりの人たちにとっては、どんな悩みもきっと一大事。

    解決策として
    書くこと。それは文章でも詩、物語、漫画、絵など。
    目を背けようとしていた悩みと嫌でも正面から向き合わざる得なくなり、それによって問題に解決策が見えてくることもある。

    おそ

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    2023年03月13日
  • ガリバーのむすこ

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    5.6年。ガリバー旅行記からの、現実アフガニスタンに住んでいた僕が戦争によって難民になり、ガリバーのむすこに勘違いされる話。表紙の絵の展開も最後も素敵。
    戦争を絡めたモーパーゴさんの話は本当にさらりと深い。

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    2023年02月21日
  • サヨナラの前に、ギズモにさせてあげたい9のこと

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    ジョージは愛犬ギズモともうすぐサヨナラの時を迎える。その前に、してあげたいことの計画をたてる。一つ一つクリアしてゆく過程は楽しいのだが…
    その中で、ジョージが抱える問題(いじめにあっていること、親友マットとの関係、精神的に辛くなると発作が起きてしまう)、両親の問題、そしてギズモを通して知りあったリブの抱える問題、たくさんの大変な問題が見えてくる。
    ジョージとマットとの関係は辛い。
    マットが大人になろうとして変わってしまった。仕方がない部分もあるが、それまでの親友を新たな仲間といじめるのは最低。
    ジョージはマットの変化を受け入れられずに痛々しい行動をする。それが痛々しい。

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    2023年01月24日
  • ブラックホールの飼い方

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    小学生向きの夏休みのおすすめの本で紹介されていたので読んだ。
    まず、主人公ステラの聡明さに驚いた。
    11歳でカール・セーガンやアインシュタインの理論を知っていて、ホットサンドとトマトのスープが作れる!すごい。弟との関係はリアル。
    彼女がブラックホールに出会って、なんでも吸い込むラリーと過ごして、自分の心に空いた悲しみに気づいていく。
    バスタブでブラックホールの中を旅して、目印のステラで特異点のドアを開けたシーンは、幻想的。
    と、同時にその特異点のお家のドアは彼女の心の奥底に繋がってるんだろうな。ちょっとうるりときてしまう、素敵な話だった。
    とても良い本なのだけど、表紙の挿絵が金髪のまるで白人の

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    2022年09月04日
  • 少女と少年と海の物語

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    パンドラ船から遭難したイギリスの少年ビルと、偶然遭遇した移民の少女アーヤの物語。
    飢餓、灼熱の太陽、サメや天候等、海上で生き抜くことの大変さ、アーヤが少しづつ語る物語に、読み終わるのがもったいないと感じるくらい引き込まれた。
    読み終わった後、普通に生きていることが特別に感じた。

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    2022年05月15日
  • 怪盗紳士モンモランシー2 ロンドン連続爆破事件

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    前作で華麗にスパイへと転身したモンモランシーが、トルコでまさかの薬物中毒となっていた!頼みの綱のロバート医師は手術の大失敗で失意のドン底。セルヴィン卿は2人を連れてスコットランドで療養させるが、そこでは謎の幼児の死亡事件が起こり、ロンドンでは駅の爆破事件が勃発するという最悪のタイミング。しかし、ヘタレな所はあってもモンモランシーはやる時はやる男だった!2つの事件の真相は予想外に奥深く、個性豊かなモンモランシー達3人、その他脇役陣の魅力が増した2作目だった。ここで翻訳が止まっているのが非常に惜しまれる。

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    2021年11月09日
  • 怪盗紳士モンモランシー

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    19世紀イギリス。逃亡中の失敗で、全身に瀕死の重傷を負ったモンモランシー。外科医の実験台となる事で奇跡的に回復し無事、刑期を務めた後、出所となった。「お金持ちになる!」の野望を胸に、獄中で練り上げた計画を実行に移す。紳士と泥棒の二重生活が始まった。無数に走る下水道を駆使して鮮やかに宝石店を襲う様や、全くの別世界だった紳士としての嗜みを習得していく様子がとても面白い。様々なピンチも訪れるが、恵まれた運や知恵を絞って躱していく。ヨーロッパを巻き込む陰謀に関わるなど意外な展開を見せたラスト、続きが気になる!

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    2021年10月30日
  • ブラックホールの飼い方

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    ネタバレ

    面白いと同時に深く考えさせられることが書いてある本だった。

    ブラックホールとの出会いから色々なことを経験する中で、お父さんとの関係、弟やお母さんとの関係、自分のおうちとは何か、自分を形づくってるものは何か、、ということを身をもって知っていく様子が描かれている。

    お父さんとの冗談ばかりのやりとりが、自分にはリアルで(私もいつも家族としょうもないことを言いあって笑ってるから)、だからこそ、そういうやりとりを思い出すステラの悲しみがすごく伝わってきた。同時にそれだけ大きな悲しみをステラがそれを乗り越えていく様子も、丁寧に描かれていて、納得できる展開だった。

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    2021年08月03日
  • 秘密のノート~JELLY~

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    前半はとにかくつらかった。

    でも、レノンの登場以降、主人公ジェリーの気持ちが救われたことに安堵し、また悪い流れになったときは涙が出そうになるなど感情移入して一気に読み終えました。

    この本に出会えてよかった!

    これも、日本語のタイトルと表紙がよかったと思います。原書はちょっと重すぎる…。

    中学生に読んでほしい。

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    2021年06月20日
  • フラミンゴボーイ

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    マイケルモーパーゴは、歴史の一コマを取り出して現代の私たちと繋げてくれるのが、なんてうまいのだろう。これまで第2次世界大戦を舞台にした物語を何作も届けてくれているが、毎回切り口が違って、毎回素晴らしい。
    イギリス青年のヴィンセントが、子どもの頃出会った忘れられない物語の一場面と一枚のゴッホの絵をきっかけに南仏カマルグを訪れ、そこで知り合った女性ケジアによって過去の物語が語られる。
    ロマの少女ケジアと障害を持ったロレンゾの物語は二人の家族の物語であり、第2次世界大戦末期ナチスによって侵略されたフランス田舎町の時代の空気を伝えるものでもある。
    その物語の中に占領軍のドイツ兵カポラルを描くことで、軍

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    2020年03月03日
  • 最後の1分

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     同時多発爆発事故(事件か事故かは不明)が起きることになる、クリスマスを目前に控えた、昔ながらの個人経営の商店が立ち並ぶ、近くに飛行場のある小さな街の、その爆発から1分前からの出来事を、1秒を1章単位でカウント・ダウンして描いていく、といった異色の作品。
     事故の中間報告を掲載したホームページのアドレスまで載っているが、そのホームページの記載内容も含めて、全てはフィクションである。
     街の人々の生活と同時に飛行機の中での不審者についても平行して語られる。
     この不審者のエピソードものちに重要になってくるのだが、ネタバレになるので割愛。
     ただ、ネタバレ、とはいっても、読者は既にここに描か

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    2018年01月04日
  • 小公女セーラ

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    (おすすめのポイント)
    ・セーラは父と母が亡くなってしまい、貧乏で、悲しい生活の中でも優しい心を忘れず、他の貧乏な下働きの人に食べものを分けてあげるところです。
    ・最初はお金持ちだったセーラ。でもお父さんが亡くなってしまい、セーラは夜おそくまで働かされます。でもクリスフォードさんに助けられていたり、そこがおもしろかったです。
    ・セーラという女の子が、新しい学校に転こうしてきていじめられます。でもセーラはいじめをのりきって成長していきます。ふしぎなこともあって、おもしろい作品です。
    ・私は、セーラが貧乏になっても、ずっと、いつまでも王女様の気持ちを忘れずに、やさしくしていたのでとてもいい人だと思

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    2019年01月30日
  • 小公女セーラ

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    ロンドンの寄宿学校に特別寄宿生としてやってきた富豪のクルー大尉の一人娘、セーラ・クルー。誰に対しても優しく、素敵な物語を作るのが得意な彼女は、まるでお姫様の様に贅沢に過ごしながらも決して高飛車になることなく、たちまち皆の人気者に。同級生のアーメンガルドに小さなロッティ、召使いのベッキーと仲良くなる彼女に、しかし悲劇は唐突に訪れる。クルー大尉が亡くなり、無一文で身寄りのない孤児となってしまった!? まさに天から地へ落ちるが如く一変し、まるで奴隷のような生活を強いられてしまうセーラ。しかし持ち前の想像力でどんな苦境も乗り越えていく彼女に、ある日信じられない奇跡が起こり――

    世界的に名作なバーネッ

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    2013年07月24日
  • アウシュヴィッツの恋人たち

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    とても重い話だった。自分はとても生き残れないだろう。世界には想像もできない経験をしてきた人達がいて、どう分かり合えばよいのか。まず知ろうとすることから始めようと思う。

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    2026年03月04日
  • アウシュヴィッツの恋人たち

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    これノンフィクションなんだよね。
    人間の仕業がここまで恐ろしいとは。
    怖くて仕方ないのに読まずにはいられない。

    生かすか殺すかよく簡単に「選別」できるもんだね。
    収容所運営側にも言い分はあるかもしれないが、当時や戦後、どういう精神状態だったんだろう。

    でも非常に恐ろしいことに、私がその立場だったら加害してたんじゃないかと思ってしまう。
    感覚が麻痺したとか、逆らえば自分が殺されるんだとか言いながら、どこかで自分の怒りや憎悪のはけ口にする気持ちを否定できないような。
    恐ろしい、本当に恐ろしい。

    ナチスの所業や収容者の命に対する思いはもちろんだが、自分もナチス側として存在していたらどうだったか

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    2026年02月08日
  • ロボット・ドリームズ

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    映画は観ていない。本はシンプルな絵柄でセリフもないけれど、心の細かい機微がわかっちゃう。ロボットなのに色々想像していて…人間みたいな感情はプログラムに組み込まれていたのかな。愛らしくもあり、少し切ない。
    違う映画だけど『AI』のロボット達を思い出した。

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    2026年02月02日
  • 事件現場をドールハウスに

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    海外文学なのにすごく読みやすくてサラッと読めた。やっぱり自分と同じ女性が主人公のミステリーは好きだな。

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    2026年02月01日
  • 時計島に願いを

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    トラウマをかかえた子どもを引きつける『時計島』シリーズ。過去、現実からのがれたくてその島に押しかけた子どもたちが何人かいた。そして今、大人になったその子どもたちがふたたび時計島に呼び寄せられ、新たなゲームがはじまる。

    各人がおのれのトラウマと向き合いつつ、ゲームを進めていく展開。でも、バトルロワイヤル的な陰惨さはなく、むしろ絆がうまれていくのが読んでいて好もしい。正直、ちょっとひねりをきかせたロマンス小説じゃねーかと思わなくもなかったけれど、それはそれでいいというか、さわやかな読後感でした。

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    2025年12月01日
  • タイガー

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    身分制、奴隷制が存続した大英帝国が舞台のディストピアファンタジー。絶滅したはずの〈タイガー〉が少年の前に現れ、世界を変える力のある「守護者」をさがすよううながす。

    ディストピアのあり方や、タイガーの導きなど、さほど目新しい感じはしなかったのだけど、デイヴ・マッキーンのさし絵がとにかくすごくて、本全体としての中身と姿形とが絶妙に仕上がった1冊。これは紙版で買って損はないと思わされた。

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    2025年12月01日
  • ヒエログリフを解け ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース

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    ネタバレ

    1000年以上誰も読むことができなかった古代エジプトの謎の文字“ヒエログリフ”。

    ロゼッタストーンの発見から解読まで。
    未知の文字を解読することの難しさ、そもそも文字なのか?とか表音?表意?とか考えてみたら、難しすぎる作業。シャンポリオンが最終的に解読した話は知っていても、ワクワクして楽しい読書だった。
    ただ、シャンポリオンがなかなかの性格なので、ヤングに頑張って欲しいって思ってしまう…。

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    2025年11月25日