【感想・ネタバレ】ブラックホールの飼い方のレビュー

あらすじ

かわいいペットはブラックホール!?

科学や宇宙が好きな11歳の少女・ステラは、宇宙研究施設NASAからの帰り道、人間ではない何かにあとをつけられる。とことん真っ黒で、目の奥に小さな銀河が広がっているそれは、まるでブラックホールみたい。
このブラックホール、健気で愛嬌もあるうえに、嫌なものをなんでも飲み込んで片付けてくれるので、ステラは大助かり。ところが、あるものが飲み込まれてしまい、ステラはブラックホールの中へ取りに行くことに・・・・・・。
ブラックホールと心の穴がリンクする、最愛のパパを亡くした少女の立ち直りに寄り添う感動物語。

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Posted by ブクログ

小学生向きの夏休みのおすすめの本で紹介されていたので読んだ。
まず、主人公ステラの聡明さに驚いた。
11歳でカール・セーガンやアインシュタインの理論を知っていて、ホットサンドとトマトのスープが作れる!すごい。弟との関係はリアル。
彼女がブラックホールに出会って、なんでも吸い込むラリーと過ごして、自分の心に空いた悲しみに気づいていく。
バスタブでブラックホールの中を旅して、目印のステラで特異点のドアを開けたシーンは、幻想的。
と、同時にその特異点のお家のドアは彼女の心の奥底に繋がってるんだろうな。ちょっとうるりときてしまう、素敵な話だった。
とても良い本なのだけど、表紙の挿絵が金髪のまるで白人の女の子みたいに描かれてるのが違うんじゃないかな、と思った。ステラ・ロドリゲスや親戚のセレステおばさんという名前。アメリカの白人というよりスペイン系やプエルトリコ系の名前に感じられた。

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2022年09月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白いと同時に深く考えさせられることが書いてある本だった。

ブラックホールとの出会いから色々なことを経験する中で、お父さんとの関係、弟やお母さんとの関係、自分のおうちとは何か、自分を形づくってるものは何か、、ということを身をもって知っていく様子が描かれている。

お父さんとの冗談ばかりのやりとりが、自分にはリアルで(私もいつも家族としょうもないことを言いあって笑ってるから)、だからこそ、そういうやりとりを思い出すステラの悲しみがすごく伝わってきた。同時にそれだけ大きな悲しみをステラがそれを乗り越えていく様子も、丁寧に描かれていて、納得できる展開だった。

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2021年08月03日

Posted by ブクログ

前半は、少し退屈だったが(それは、大人になってしまった自分の心のせい?)、テーマの重さに気が付かずに、読み進めてしまった。
いや、気がついていた。
ほんとは。

でも、すっーと心の中に入ってきた。大人だから、読めるのかな。同じ境遇だったら...どうなのかな...

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2023年08月31日

Posted by ブクログ

ブラックホールをペットにした少女とその冒険譚……ではなく、本質は父の死と向き合う本。思い出はブラックホールに食べさせるのではなく、自分の中で消化し向き合うこと。

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2021年09月20日

Posted by ブクログ

断片的に心に響く箇所はあったけれど、自然に心に入ってくるというより、一生懸命理解しようと努めながらなんとか読み終えた。

あとがきを読むといい話に思えるので、読解力の問題でしょうか…


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2021年08月05日

Posted by ブクログ

趣旨は十分理解できるんだけど、この手のお話はネタに乗れるか乗れないか、かなあ。ブラックホールをフェアリーテイル的にとらえることが、わたしはちょっとできなかった。たぶん相性の問題。

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2020年12月20日

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