杉田七重のレビュー一覧

  • 海賊たちは黄金を目指す 日誌から見る海賊たちのリアルな生活、航海、そして戦闘

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    初めてのノンフィクション、興味そそられるが読みにくかった。
    海賊は空想の世界だと思っていたが、実際にいて生きるために品々を奪ってきた。
    海賊の中でも色々な人がいて、成り立っていた。
    とっつきにくい本でも読めるようになりたい、読み切れたことは褒めたい。

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    2025年06月08日
  • ヤギの睾丸を移植した男

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    また勃起したいというマチズモに酔いしれ、気持ちのいい言葉に熱狂し、科学は面白いことを言わないから蔑ろにされるという歴史を延々繰り返しているよねっていう延々繰り返された警告のノンフィクション。ヤギの睾丸移植手術が拡がった歴史的背景の解説が面白い。
    2008年の古い本が再度翻訳されたのは、つまりはMAGAってのがマチズモに飢えたアメリカ社会が新たに装着した金玉だぜってことなんだろうけれど、本著が警告だとするならばそれは既に敗北している。本作では科学が勝利したが、21世紀は科学が敗北する。誰もが耳心地のよい言葉と劣等感をぬぐう興奮に酔って新たな金玉を装着して喜んでいる。
    熱狂させる物語は心地良いが、

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    2025年05月11日
  • ヒエログリフを解け ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース

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    ロゼッタストーンに刻まれたヒエログリフ解読に挑むシャンポリオンとトマス・ヤングという人物を中心に追ったノンフィクション。
    お話の筋はあっちに行ったりこっちに行ったり脱線しまくり、冗長と思われる表現も多々あってお世辞にも洗練されているとは言い難い文章構成が続くんだけど、テーマと語りの面白さでグイグイ引っ張っていく。
    1000年以上前に消え去った未知の言語。改めて、よく解読したなあと畏敬の念。

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    2025年05月02日
  • 時計島に願いを

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    最初に目にするカバーイラストが素敵。大人になってもファンタジー好きだなあ。ナルニア物語も再読しようかな。

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    2025年02月20日
  • 時計島に願いを

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    ネタバレ

    装丁が気に入ったのと、ハッピーエンドということで読んでみた。勝手に子ども向けファンタジーを想像していたのだけど、ちょっと思っていたよりもヘビーな内容だった。
    ハッピーエンドなのは良かった。

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    2025年01月30日
  • アドニスの声が聞こえる

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    第二次世界大戦中のロンドン、田舎で祖母と暮らしていたジョーゼフは、ロンドンの動物園で動物たちの世話をしているミセスFのもとに送られる。誰からも見放されたと感じているジョーゼフは、ゴリラのアドニスと心を通わすようになる。
    人間たちの戦争のために地方の動物園へと移送される動物たち。年を取っているため移送先の見つからないアドニスには殺処分の運命が近づいてくる。
    ジョーゼフとミセスFも、それぞれに戦争で愛する人たちを失っている。それぞれの過去を抱え、お互いに心を開けない2人が、アドニスを軸に少しづつ理解し合えるようになるのだが…。

    結末は、こうなるだろうと分かっていたものの、切なく悲しい。

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    2025年01月13日
  • 時計島に願いを

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    感想
    現実は冷たく厳しい。残酷なほど非情に日々は過ぎていく。でも見方を変えてみたら。そのきっかけをくれる本。僕たちはいつも本に救われる。

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    2024年12月23日
  • 世界のはての少年

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    ネタバレ

    舞台はスコットランド西のセント・ギルダ諸島。3人の大人と9人の子供たちが、陸地から離れた海上の岩山で海鳥を捕まえる伝統の鳥猟を行っていたが、約束の日になっても迎えの船が現れず、何もない岩山でのサバイバル生活が始まるというお話。

    読みながらどんなところなのか気になって実際の場所の写真を見たのだけれど、こんな岩山で遭難生活を送るなんてあり得ないようなところで、しかもこれが実話ベースというところに事実は小説よりも奇なりというのを強く感じました。

    ヨーロッパのこの手の話はやっぱり信仰が重要な位置を占めるので、哲学的な深さがあるのが興味深いですよね。

    漂流した少年たちのサバイバル作品としての目新し

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    2024年12月18日
  • アドニスの声が聞こえる

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    舞台は第二次世界大戦下のロンドン。ゴリラと心を通わせる少年。舞台設定などから結末はそうなるんだろうなぁ……というのが見え隠れする。

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    2024年08月02日
  • ヒエログリフを解け ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    古代エジプトに魅せられた天才シャンポリオン(仏)と万能の天才トマス・ヤング(英)のヒエログリフ解読レース

    ヒエログリフに絡めて古代エジプトの思想(死、保守的、美感)や1800年第の英仏、他の古代文字など様々な事柄について書かれている。

    ・感想
    未知の言語を解読するには知識、閃き、執念、運、資金、人脈…色んなものが必要になるけどやっぱり一番重要なのはシャンポリオンレベルの「好き」という興味や好奇心なんだろう。

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    2024年03月02日
  • 海賊たちは黄金を目指す 日誌から見る海賊たちのリアルな生活、航海、そして戦闘

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    17世紀の日誌を元に再構成した、海賊たちの日々。
    生活の全般を描いたのではなく、本当にその特定の航海を七人の海賊の航海日誌から語っており実に興味深い。

    海賊本人が書いていることから、不都合なことを省いて色々誇張、美化もある前提であり、肉付けも薄いがその分生々しい部分もある。
    意外に民主主義的であったり、無駄な殺人は嫌悪したり、勇猛に戦ったりするが、所詮は違法行為。
    しかしというか、この時代にある程度以上の収入を得ようとしたら、一部の大資産家、事業家になるのか、その富を奪うのか、どちらかになるくらい生産性が低かったのかなと思うところもあり。

    良書。

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    2024年02月07日
  • 海賊たちは黄金を目指す 日誌から見る海賊たちのリアルな生活、航海、そして戦闘

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    漫画化され、復刊もしたダンピアの冒険記を読み、さらに深掘りできないかと探していたところに見つけた一冊。
    本作はダンピアだけでなく、シャープ、リングローズなどの日誌を読み取って冒険を再構成したものだ。漫画や冒険記ではキャラ・人物を良く見せているが改めて海賊たちの行動を読み通すと、無計画すぎて、ヤバい。よく生きて帰って来れたな。それでまた海に戻ろうとする連中が大勢いたところがすごい。

    ただし、私のように深掘り用サブテキストにするには本作は物足りない。その理由は、参考資料がまさに岩波文庫のダンピアの日誌や、海賊の生活を研究している歴史家・ベナーソン氏『海の盗賊の日常』などだからだ。
    とはいえ、海賊

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    2023年11月18日
  • ヒエログリフを解け ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース

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    ヒエログリフとは誰でも知っているロゼッタストーンに書かれてる文字のこと(タカとか蛇とか)。

    ロゼッタストーンは3つの文字で同じことが書かれている。一番上がヒエログリフ、真ん中がデモティック、そして一番下がギリシャ語。

    この石の発見の過程から、この文字に魅せられた(憑かれた?)学者や時代背景からとにかく沢山の事を楽しく伝えてくれる本。ヒエログリフがどうやって解読されてきたのかもまるで現場にいるように伝えてくれてて読んでてワクワク。そして例え話が妙に納得だしニヤつくほど笑えるのもいい。たいして興味ない人でも最後まで楽しんで読めること間違いなし。

    ヒエログリフ、生で見てみたいっ!!

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    2023年11月09日
  • ヒエログリフを解け ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース

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    いつになったら解読レースが始まるの?と思ったけど後半から面白くなってきた。でも結局あまりレース感はなかった笑

    ロゼッタストーン発見からヒエログリフが解読されたと知っていたけれど、単純な話しではなく、そこに至るまでの苦労は想像を超えていた!
    ものすごい膨大な地道な作業の繰り返しだったと思うけど、シャンポリオンが実際解読に成功後エジプトを訪れて遺跡の文字を読めた時はきっとものすごい喜びだっただろうな。

    過ぎた話ではあるが、フランスとかイギリスがエジプトのオベリスクとかレリーフとか、国に持ち帰るのが気になる。。

    私も勉強して、いつか遺跡のヒエログリフが読みたい。

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    2023年07月11日
  • 怪盗紳士モンモランシー2 ロンドン連続爆破事件

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    イギリスの作家「エレナー・アップデール」の長篇ミステリ作品『怪盗紳士モンモランシー2 ロンドン連続爆破事件(原題:Montmorency on the Rocks: doctor, aristocrat, murderer?)』を読みました。
    「ジェフリー・アーチャー」、「マージェリー・アリンガム」に続き、イギリスの作家の作品です。

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    崖っぷちの怪盗紳士
    痛快シリーズ第2弾!

    「モンモランシー」は崖っぷちにいた。
    泥棒稼業から足を洗い、「ジョージ・フォックス・セルヴィン卿」と共に諜報員の仕事をしていたのだが、トルコで麻薬に溺れてしまったのだ。

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    2023年06月18日
  • 秘密のノート~JELLY~

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    ネタバレ

    学生である主人公の女の子はムードメーカーキャラだが、本当のキャラは違う。
    主人公が素の状態で色々書き留めたピンクの秘密のノートがきっかけで新たな才能を発揮する物語だった。
    「どんな人にも必ず才能がある」というが、些細な事がきっかけで才能を発揮することがあるんだなと思った。

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    2023年04月22日
  • コ・イ・ヌール なぜ英国王室はそのダイヤモンドの呪いを恐れたのか

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     コ・イ・ヌールと呼ばれたダイヤモンド、その大きく光り輝く宝石は、インド、ペルシャ、アフガニスタン、パンジャブといった南アジアに覇を唱えた帝国歴代権力者の権威の証となり、幾多の闘いや流血の中を譲り譲られ、奪い奪われ、遂にはインド亜大陸を支配したイギリスの手中に帰することとなった。その数奇な来歴と凄絶な歴史を描いたノンフィクション。
     
     著者の資料の博捜によっても、これがコ・イ・ヌールと明確にその登場を明らかにすることはできず、ある時点でムガール帝国の所有となったとしか言えないらしい。
     はっきりしているのは、それがインドを離れたとき。1738年のペルシャ、ナーディル・シャーによるインド侵攻に

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    2023年04月19日
  • ガリバーのむすこ

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    主人公が流れ着いたのはかのガリバー王国で有名な小人の国。小人たちは少年をガリバーの息子だと思いもてなす。主人公は小人の国で楽しく暮らすのか、元の暮らしを選ぶのか。

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    2023年03月15日
  • 世界のはての少年

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    ・ジェラルディン・マコックラン「世界のはての少年」(創元推理文庫)を読んだ。所謂ファンタジーかと思つて読み始めたのだが、どうも趣が違ふ。読んでゐるうちに、結局、ファンタジーとは全く関係のない作品だと分かつた。カバーには「YAの名手が実際の事件をもとに描いた、勇気と成長の物語。」とある。最初にこれを読んでゐればと思ふ。たぶんYAだらうが何だらうが買つたはずである。ただ、ファンタジーとして読み始めるのと、「実際の事件をもとに描いた」物語を読み始めるのとでは、言はば、意気込みが違ふ。その意味ではいささか迂闊であつた。その「実際の事件」はいつ、どこで起きたのかといふと、1727年 に、スコットランド西

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    2023年02月10日
  • 世界のはての少年

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    ネタバレ

    実話を元にしたサバイバル小説。
    (実際は子供8人・大人3人で、全員無事帰還)
    信仰から雲行きが怪しくなってきた。



    大人(校長)でさえロープのせいにして自殺を図ろうとしたり、いじめっ子の足の指が凍傷て壊死してしまい切断したり、針の番人に拘る余り死んでしまったり、無事帰還したものの住民の殆どが天然痘で死んでおり、12人が帰ってきたことでようやく人口が倍になったり。
    ウイリアムの〜の番人とそれぞれに名ずけてやる気を与える考えは素晴らしいし、自身の物語の番人っぷりも凄い。音楽の番人、時間の番人、ロープの番人など。
    同じく、ウイリアムはマーディナの空想に救われている部分が強く、他の人から魔女だ妖女

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    2023年01月30日