杉田七重のレビュー一覧

  • もうモノは片づけない!

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    モノを捨てまくるなら最初から買わねば良いのだ!!断捨離で、人生変わってたまるかーーーー!‥…というえきさいてぃんぐな本でした多分w

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    2019年02月25日
  • 最後の1分

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    ネタバレ

    ある商店街での爆発事件の1分前から1秒ずつ周囲にいる人々のエピソードが語られる。

    1秒でそんなに盛り込めないだろ!というつっこみはさておき、みんなが知りたいタイショーの漫談まとめ↓
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    55(秒前):大将に、とっておきの漫談があるんだよ。
    54:この話はきっと気に入る。
    53:大将の仕事に関係があるんだ。
    52:聞いたことがあるかな。
    51:それってのがさ
    50:ジャックとピートっていう
    49:昔の友だちどうしが
    48:そこで出くわした。
    47:これがまったくの偶然だった。
    46:で、ジャックは
    45:昔の友に会えて
    44:そりゃもうワクワク。
    43:そこで彼(ジャック)は言った。『こいつぁ、うれしいね。
    42:まさかこんなところで会えるなんて。けど
    41:なんだって、そんなシケたツラしてる?』
    40:(ピート)『じつはさ、オレ
    39:医者に診てもらったんだ。
    38:オレさあ
    37:めったにねえ病気になっちまった。
    36:望みはゼロだとさ。
    35:あした、死ぬんだよ!』
    34:するとジャックが言った。『ピート
    33:そりゃ、大変だ。
    32:だが、落ち込むな。
    31:オレが、おまえを
    30:人生最高の
    29:夜を体験させてやる』
    28:そこでふたりは
    27:そりゃもう
    26:豪勢なレストランに出かけ
    25:片っ端から料理を注文して
    24:食えるだけ食った。
    23:夜を徹して
    22:しこたま酔っぱらって
    21:翌朝はひどい二日酔い。
    20:死にかけている男は
    19:友をぎゅっと抱きしめた。
    18:喉を詰まらせて、彼は言ったよ。
    17:(ピート)『どうやって礼を言えば
    16:わからないよ。
    15:最高の夜だった。
    14:完璧だよ。
    13:人生最後の日が
    12:今日でよかった』
    11:ところが今度はジャックがふさぎ込んでいる。
    10:死にかけている男は
    09:わけがわからなかった。
    08:それで、彼はきいてみた。
    07:(ピート)『おい、どうしたんだよ?』
    06:それでジャックは
    05:ピートに説明した。『だって
    04:おまえはいいさ。
    03:行かないと。
    02:オレには仕事があるんだよ』
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    うん。面白くないけど爆発前に話し終えられている!すごい!しかしバーニーの仕事(居酒屋経営)に関係はないような気がする。

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    2017年05月14日
  • 怪盗紳士モンモランシー

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    シリーズもの。第一巻。
    2016年12月第二巻発売予定。

    序盤は囚人493が刑務所でどう暮らしていたか。
    釈放後に泥棒の準備と紳士になるための準備を進めていく。

    話がさくさくと進み、あっという間に紳士になっていく。
    紳士になっても注意を怠らず、常に分をわきまえている感じが恰好良いところだと思う。

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    2016年09月15日
  • 最後の1分

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    ネタバレ

    とにかく登場人物が多いので、章毎に前のページを繰ってどんな人物か確かめながら読み進んでいた。人物の置かれた状況、性格を書き分ける腕前は見事だ。こんな狭い空間にこれだけそれぞれパニックを抱えた人が集まるって、あり得ることだよなあ。

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    2015年03月26日
  • 小公子セドリック

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    パパはいないし貧しいけれど、大好きなディアリスト・ママと大好きな友人と日々を過ごす少年・セドリックは誰からも好かれる愛らしくて優しい思いやりのあるアメリカの好少年。だけど実は、イギリスの貴族の跡取りだった!? でも祖父にあたるドリンコート伯爵は大、大金持ちだけれど、かんしゃく持ちのひねくれ者で領民からも嫌われるひと。大好きなディアリストと引き離されたセドリックは、けれども無邪気な憧れとまっすぐな心で伯爵の堅い心をほぐしていく。伯爵とディアリストと、いつか三人で暮らすことが出来るのか。秘密の花園・小公女に続いてつばさ文庫で登場のバーネットの名作。

    これもまた長いことタイトルだけは知ってて内容全く知らなかったタイプの話で、つばさ文庫から出てくれるのを待っていたのでした。とはいえ読み始めるまでの待機期間は長かったけど。小公子だし小公女と似たような感じかな~、タイトル似てるな~とか子供の頃はバカみたく思っていたりした記憶。内容は小公女とは逆ですよね。小公女はセーラがお金持ちの生活から一転して貧乏な生活になってしまうけどこちらは貧しい少年がいきなり大金持ちになってしまうと言う。小公子の方が現代にありふれてる話よね。
    私は安易な発想しか出来ない心の貧しい奴ですので、きっと伯爵はすごいセドリックに厳しく当たってとにかくこの関係を和らげていくのが読みどころなんだろうな、とか思ってたらむしろ伯爵は最初からセドリックには好意的で、ではどの二人が複雑な関係を和らげていくのかというと伯爵とセドリックの母・メアリの方で、ああ!これは「あまちゃん」のアキと夏ばっぱと春子の図式だな、と一人合点してました。実は小公子であるセドリックじゃなくてこの二人が主題なんですよね、この作品は。二人の和解がクライマックスになってる感じがします。最後のまさか…?!って展開ははらはらしましたね、オチはある程度見えていたとはいえ面白かった。偽物も本物もないよね。伯爵がはっきりセドリックを守ろうとするとこもよかったしここから和解エピソードに繋がるのもいいよね。
    ひねくれ者の私からするとなんだいセドリックみたいな奴なんてって思う側のはずなんですが、でもこういう自然と慈悲のある、何のひねくれでもなく、陽だまりのこころの結晶のような少年っていて欲しい。いてくれたらすごくほっとするし、私も彼に好かれたいと思う。そして伯爵やホッブスさんやディックのように彼を守りたいと思う。ああ、さっきあまちゃんのアキって書いたけど、セドリックは皆のアイドルなんだねえ… いい作品でした。

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    2015年03月22日
  • クリスマス・キャロル

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    会計事務所で働く、強欲でケチで誰に対しても意地悪で心が狭くて、街の皆から嫌われているスクルージ。勿論、街中が浮かれ騒ぐクリスマスなんてだいっ嫌い! 「クリスマスなんてばからしい!」 けれどその夜、同業者のマーレイの幽霊が現れて、同じ運命を辿らないでとスクルージに告げる。“まだ、やり直せるチャンスはある”――そしてスクルージは、クリスマスの精霊と共にかつての、現在のク、そして未来の――スクルージが死した後のクリスマスの様子を辿っていく。その中でスクルージの堅い心はほぐされ、何かが芽生えていく。それはまさしく、“クリスマスの奇跡”! 幸せはいつも、自分の心が決める! 世界一有名で、誰もが心暖かになれる、最高のクリスマスの物語がつばさ文庫に登場!

    タイトルだけは知ってたけど、ずっと知らなかった話。高校二年生の時に舞台で見てすごく感動したんだけど、ちゃんと本で読んだのは初めてです。つばさ文庫の翻訳文学はいい仕事しますねえ。文章がとても面白かったです。特に市場の賑やかなところとか、美味しそうな食べ物の描写とか、あえて台詞じゃなくて地の文で描写してわりとあっさり話を進めるところとか、でもボブの家庭・フレッドの家庭の描写とかすっごくいきいきしてて、うおおあったけえ~~!って読んでるこっちが幸せになりました。クリスマスっていいなあ(´;ω;`)
    スクルージの過去もうちょっと掘り下げて欲しかったなあと思うんだけど(改心するのがかなり早い感じもするし)でもホントにすごくいい話。スクルージ(´;ω;`)ブワッてなること間違いなしだし、クリスマスがいい日に思える。あと、これ落語に翻案してくれないかな、と思う。未来のクリスマスなんて、まるで「らくだ」みたいじゃないですか。むしろ私が翻案つくりたいくらいだ。一時間くらいの長い噺になりそうだけど。
    最近はクリスマス中止のおしらせー、とかクリスマス爆発しろ、みたいな感じでリトル・スクルージばっかの世の中で、正直自分もそうだったんですけど、作中で「クリスマスってのは神さまの祝福のある日」と言うようなことが書いてあったので、そのことを祝う感じなんで、別にキリスト教じゃなくてもいいし、みんなが少し優しくなれる日なんだろうと思うと、あ、やっぱクリスマスっていいな…って思える。やっぱクリスマスおめでとう!メリークリスマス!って言いたくなります。そう思わせてくれるクリスマスキャロルはほんっとうに世界の名作ですねえ…! クリスマスに荒んだ気持ちを持った皆さんはぜひぜひ読むべきですっ

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    2013年12月21日
  • フラミンゴボーイ

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    動物を癒やすことのできるロレンゾ。彼は少し発達障害があるようだが、心の優しい人。特にフラミンゴが大好きで、いつも巣を守っている。ロレンゾと仲良くなった幌馬車で移動する少女ケジア。2人は町の子どもたちにいじめられていた。2人は家族もフラミンゴたちも戦争に巻き込まれていく。ヒトラー時代の第二次世界大戦の物語。

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    2026年08月18日
  • ヤギの睾丸を移植した男

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    ある男の一生。これはアメリカンドリームなのか、それともただの転落人生なのか。天才的なマーケティングで成り上がるが、嘘で固めた虚像は、大きくなりすぎて、最後は自分ですら、騙されてしまう。いつの時代でも、周りから持ち上げられるとろくな事はない。

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    2026年04月19日
  • ガリバーのむすこ

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    アフガニスタンの少年オマールは
    戦争状態の国から逃げてきた。
    港で母と生き別れ、流れ着いたのは
    リリパット国と呼ばれる小さな人々の島。

    その昔、ガリバーが訪れたという島では
    同じ種族がふたたび流れ着いたと
    オマールを「ガリバーのむすこ」として
    歓迎してくれる。
    穏やかで優しい島人との暮らしを
    楽しむオマールだったが
    彼らには心配事があるらしい。
    それは、隣の島ブレフスキュからの侵攻…。

    実はちゃんと『ガリバー旅行記』を読んでない。
    でも、これ単体でじゅうぶん楽しめました。
    オマールは島長グラン・バルタや
    友達になったガヤとナトバンたちと
    力を合わせ、知恵を絞って島を救う。
    こんなふうに共存できればいいのにな。

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    2026年03月28日
  • 事件現場をドールハウスに

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    探偵役のメープルが激情的で
    正義の人なんで、ちょっと疲れる(^◇^;)
    第二次大戦で夫が戦死したうえ
    住んでいる町になじめていないこともあって
    何かと発想がネガティブだわ。

    ある人物が犯人に間違いないと信じていて
    その前提でいろいろ証拠集めをするのですが
    うん…それ多分犯人じゃないよね…って
    思うこちらからすると
    探偵役として感情移入しにくいな〜。

    ただ、犯人探しの合間に描かれる
    戦後の寡婦として生きていくために
    自分でドールハウスを作成販売していこうと
    気持ちを鼓舞するような部分は
    読んでいて応援したい気持ちになりました。
    作っている過程もいろいろ載ってて
    それもドールハウス好きには楽しかった。

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    2026年01月18日
  • 時計島に願いを

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    ネタバレ

    ・ジャック  時計島シリーズという本の作家
           数年ぶりに新作の本を書く
    ・ヒューゴ  絵本画家 ジャックの家に住んでいる
     ・パイパ  ヒューゴの元恋人
    ・ルーシー  クリストファーという男の子の
           養母になりたい
           自分の親と姉を恨んでいる
     ・ショーン ルーシーの元恋人 芸術家
    ・クリストファー  養護施設のようなところ
              で暮らしている 賢い子
     ・アンドレ.ワトキンス ゲーム参加者
                 人種差別のいじめ
                 ジャックに救われる
     ・メラニー.エヴァンス ジャックのおかげで
                 人気者になる
     ・ドクターガードナー  医者で同性愛者で   
                 ジャックに励まされ
                 両親に告白する
    ルーシーは条件が整わないので
    クリストファーの養母に認められなかった
      →20代の女性がそこまで養母になりたい
       気持ちが理解出来なかった..
       ..西洋で流行っていると解説に..
    新しい家族の形らしい
    ジャックからゲーム参加の招待状
     他3人が参加
     優勝したらジャックの新しい絵本を
     手に入れられる 優勝し 本を読み 
     高額で売り クリストファーの養母
     (家と車を手に入れる) と決意
       →前半読んで..外国の本の
         主人公のメンタル
         に共感出来ないでいた..
    絵本を持ってきてしまうとか(盗む)
         20代で養子をとろうとするとか..
    ルーシーの過去がわかりだす
      両親が病気の姉ばかり世話して
      妹の自分はほったらかし..
    病気の子供を世話する
      自分が好きな親 虐待する親 だった
       ショーンと付き合い
       子供が出来たが嫌がられ流産
       付き合っている時体に
       女神の刺青を入れる

    ヒューゴも親が虐待する親

    ジャックがしばらく絵本を書かなかった期間
      親に性的暴行されていた女の子が
      ジャックの家に来ようとし
      溺れて死亡
      その親がジャックを
      幼児性愛者の誘拐として
      訴えようとして お金で解決
    今にも死を選びそうなジャックを
    ヒューゴが何年も寄り添う
     その時ヒューゴの恋人は去ってしまう
     ジャックはゲイ

    時計島のゲームでは
    ルーシーは優勝出来なかった
    けれど ジャックの養子になり
    クリストファーを子供として
    迎え入れ時計島に住む
    ヒューゴとも恋愛関係
    となる感じで終わる..

    帯に チャーリーとチョコレート工場に捧げる
    とあったので 関係あるのかなと
    思ったけれど 関係ないように感じた

    この本は家族のプレゼント
     (自分が読みたいとリクエストして 
      もらった本)
    なので..凄く期待していた
    ハリポタやアリスみたいな
    ファンタジー を想像していたので..
    (本文にも出てくる)

    実際読むと..ポリコレというか
    ...左派的思考..というか..
    引っかかるところ多かった
    プレゼントしてくれた家族には
    感謝しているし嬉しかった
    ありがとう

    自分の本を選ぶ目が
    ズレていた
    ..残念だった

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    2026年01月05日
  • 時計島に願いを

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    ハッピーエンドのファンタジーは読後感が最高ですね。
    話の内容にワクワク。
    単にファンタジーだけを楽しみたい私には、それぞれ個人の抱えてる問題が出てくると少し重たいなと思ってしまいました。

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    2025年09月28日
  • イマジナリーフレンドと

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    勝手に、小さい頃に見えていたイマジナリーフレンドと決別して成長する話なんだと思っていたら、イマジナリーフレンド目線で衝撃。色んな子供のイマジナリーフレンドをやっていく。ラスト良かった。

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    2025年07月25日
  • 海賊たちは黄金を目指す 日誌から見る海賊たちのリアルな生活、航海、そして戦闘

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    初めてのノンフィクション、興味そそられるが読みにくかった。
    海賊は空想の世界だと思っていたが、実際にいて生きるために品々を奪ってきた。
    海賊の中でも色々な人がいて、成り立っていた。
    とっつきにくい本でも読めるようになりたい、読み切れたことは褒めたい。

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    2025年06月08日
  • ヤギの睾丸を移植した男

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    また勃起したいというマチズモに酔いしれ、気持ちのいい言葉に熱狂し、科学は面白いことを言わないから蔑ろにされるという歴史を延々繰り返しているよねっていう延々繰り返された警告のノンフィクション。ヤギの睾丸移植手術が拡がった歴史的背景の解説が面白い。
    2008年の古い本が再度翻訳されたのは、つまりはMAGAってのがマチズモに飢えたアメリカ社会が新たに装着した金玉だぜってことなんだろうけれど、本著が警告だとするならばそれは既に敗北している。本作では科学が勝利したが、21世紀は科学が敗北する。誰もが耳心地のよい言葉と劣等感をぬぐう興奮に酔って新たな金玉を装着して喜んでいる。
    熱狂させる物語は心地良いが、政治や社会といって物事についてはつまらない退屈な事実にこそ耳を傾ける必要がある、という事実をわかり切っている人にはこんなに長い本を読む必要はないし、わからない人がこれを読んでも「奇書を読んだぜ」みたいな安っぽいスノビズムに酔うくらいで現実には活かせやしないだろう。警告の傑作ノンフィクションと銘打つには、その力は無いと思う。
    章立てが特になくずっと事実が続くので、ちょっと退屈でもあった。

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    2025年05月11日
  • ヒエログリフを解け ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース

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    ロゼッタストーンに刻まれたヒエログリフ解読に挑むシャンポリオンとトマス・ヤングという人物を中心に追ったノンフィクション。
    お話の筋はあっちに行ったりこっちに行ったり脱線しまくり、冗長と思われる表現も多々あってお世辞にも洗練されているとは言い難い文章構成が続くんだけど、テーマと語りの面白さでグイグイ引っ張っていく。
    1000年以上前に消え去った未知の言語。改めて、よく解読したなあと畏敬の念。

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    2025年05月02日
  • 時計島に願いを

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    最初に目にするカバーイラストが素敵。大人になってもファンタジー好きだなあ。ナルニア物語も再読しようかな。

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    2025年02月20日
  • 時計島に願いを

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    ネタバレ

    装丁が気に入ったのと、ハッピーエンドということで読んでみた。勝手に子ども向けファンタジーを想像していたのだけど、ちょっと思っていたよりもヘビーな内容だった。
    ハッピーエンドなのは良かった。

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    2025年01月30日
  • アドニスの声が聞こえる

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    第二次世界大戦中のロンドン、田舎で祖母と暮らしていたジョーゼフは、ロンドンの動物園で動物たちの世話をしているミセスFのもとに送られる。誰からも見放されたと感じているジョーゼフは、ゴリラのアドニスと心を通わすようになる。
    人間たちの戦争のために地方の動物園へと移送される動物たち。年を取っているため移送先の見つからないアドニスには殺処分の運命が近づいてくる。
    ジョーゼフとミセスFも、それぞれに戦争で愛する人たちを失っている。それぞれの過去を抱え、お互いに心を開けない2人が、アドニスを軸に少しづつ理解し合えるようになるのだが…。

    結末は、こうなるだろうと分かっていたものの、切なく悲しい。

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    2025年01月13日
  • 時計島に願いを

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    感想
    現実は冷たく厳しい。残酷なほど非情に日々は過ぎていく。でも見方を変えてみたら。そのきっかけをくれる本。僕たちはいつも本に救われる。

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    2024年12月23日