杉田七重のレビュー一覧

  • 海賊たちは黄金を目指す 日誌から見る海賊たちのリアルな生活、航海、そして戦闘

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     貴重な当時の海賊日誌をまとめストーリー仕立てにした本。こんなひどいことをと思いつつ、こんな生活をしないと生きていけない時代だったのだろうなと想像しながら読みました。恵まれた今の日本に生まれた人間としては、価値観が大きく変わる良本でした。
     この本を読んで海賊のイメージがかなり変わりました。辛く長い航海の日々、時には捕虜と仲良くなり、時には慈悲もなく残虐に、いとも容易く多数の兵士に打ち勝つ海賊の強さ。(怖いもの知らず、生きるのに精一杯な人間は強い。。。)
     そして最後は国に雇われ、その知識が活かされるなど、普通の人がしていない経験をしているというのは何事にも変えられないのだなぁということも思い

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    2026年02月27日
  • アウシュヴィッツの恋人たち

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    これが実話であること、過酷な環境を生き延びた2人が別々にアメリカで成功していることに人の持つ生きる力の強さを感じた。
    基本はダヴィドの聞き取りをベースにしつつ、ツイッピについても、彼女が残した詳細の記録をベースに、生き生きと、それでいて過大になりすぎず魅力的に描写されていた。

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    2026年01月21日
  • アドニスの声が聞こえる

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    ネタバレ

    良かった。
    ところどころにはさまれた、「おまえはグルメか」 「Aで始まる言葉なんて無数にあるのに、よりによだて、どうしてゴリラの名前なんか選んだ」ユーモアのある表現が好き。
    ミセスFが、グライス校長にジョーゼフのことをはっきり言い切るところはウルッときた。
    アドニスのところもよかった。
    色々刺さるところありだった。

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    2025年11月23日
  • タイガー

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    ネタバレ

    良かった。
    「世界の歴史には無限の可能性があって、あなた方自身にも無限の可能性があります。ですから、いまの世界はこれで本当にいいのかとつねに問題意識を持ち、もしこうじゃなかったらどうだろうと、考え続けなければいけないのです。」
    タイガーとアダムの関係性に涙せずにはいられなかった。

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    2025年11月15日
  • もうモノは片づけない!

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    面白かったーハチャメチャすぎて笑ける
    多分めっちゃ笑かそうとして書いてる
    何かしなあかん事とかで頭いっぱいで自分を追い詰めてしまっているときにオススメ

    「お決まりのライフスタイルに意外性はない、徐々につまらない人間になって死んでいく
    乱雑な机でアイデア革命をおこし突飛な考えを生み出しましょう」

    「親にとっていちばん肝心なのは早いうちに観念すること、子供がいるかぎり家は片付かない、だから何があっても気にしない
    子供が生み出す乱雑さと闘ってへとへとにすごすか、ありのままを受け入れるか、選択肢はふたつしかありません
    大事なことだけに意識を集中させましょう
    例えばどの幼稚園に入ればハーバードに入れ

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    2025年10月05日
  • ヤギの睾丸を移植した男

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    ヤギの睾丸を移植した、では全く語りきれない、稀代の詐欺師、ブリンクリーの生涯。
    20世紀初頭のアメリカというピンポイントな時と場所が、ブリンクリーを産んだ、とも言えなくもない。科学がいろいろな不可能を可能にし、人々は「科学」ぽいものに簡単に騙された。また、規制は次々生まれる科学にも詐欺師の手口にも全く追いつけず、医師免許がなくても医師を名乗ったり、医師免許も金次第で簡単に取れたりする。
    まずい手術、不用意な薬品の販売、など何人の命を奪ったかも分からない偽医者だが、人々からの人気は絶大だった。

    作り話よりも嘘みたいなブリンクリーの活躍?に前半は心躍らせながら読んでしまった。ただし、何百人もその

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    2025年10月04日
  • ロボット・ドリームズ

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    映画『ロボット・ドリームズ』がオールタイムベスト級に大好き!原作を読んでみたいと思ってたけど、たまたま入った有隣堂で邦訳版(セリフないけど)を見つけて即購入。発売日と知らずに買ったけど、運命だ…!
    今はもう会わないけど、一緒に過ごした楽しかった時間は覚えてるし大切なことは変わらない。あなたがいたから今の自分がいる。別れはいつも辛いけど、とても前向きな気持ちになれるストーリー。大好き。
    細かい描き込みが楽しい。作者インタビューなどのおまけも付いてて大満足♪

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    2025年09月18日
  • 時計島に願いを

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    夏休みの読書で子供と読みました。

    子供は、本当の家族となるために血の繋がりよりも相手を思いやれるかどうかが大事と感じたようです。
    私は、現実に押しつぶされそうになり何かに逃げる事になっても、夢を信じて奇跡を願えば叶う。つまり夢を信じて奇跡を願う事で、押しつぶされそうになってもギリギリのところで耐える事ができるし、誰かが手を差し伸べてくれる。と言う事です。

    昔の本と比べると本の中で登場人物が抱える問題がよりパーソナルになっている点など、今時と言えば今時だなと思いましたが、読んだ後に色々な感想が持てる点は良いなと思いました。

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    2025年08月31日
  • ヒエログリフを解け ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース

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    古代エジプトは極度に乾燥した気候であり砂漠に捨てたものはいつまでもそのままであった。ナイル川により耕作は安定していて永遠性が信じされていた。そういう文化のもとに古代エジプトの永遠を求める思想がうまれた。ヒエログリフは紀元後の時点ですでに神秘的な目で見られていた。ひと目見て美しくこの世の真理を表しているとさえ長らく信じられていた。
    このようにエジプトの歴史からヒエログリフの解読の歴史を解説していく。ナポレオンのエジプト遠征によるロゼッタストーン発見からトマス・ヤング、シャンポリオンの2名の登場とその解読の過程へと進む。
    ヒエログリフは絵文字ではなく表音文字と表意文字の両方の側面があった。作者が英

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    2025年05月06日
  • 時計島に願いを

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    自分が夢中になった本の世界が現実にあったとしたら。イギリスにある、ハリーポッターのワーナースタジオツアーに行った時にとても感動したのを覚えています。
    物語は人を救う。現実に疲れてしまったときに、本を開けば物語の世界に救われる。
    本好きの方には読んでいただきたいです。

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    2025年05月03日
  • 海賊たちは黄金を目指す 日誌から見る海賊たちのリアルな生活、航海、そして戦闘

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    長編を読む際は、別の本と併読することが多い。
    でも今回は一冊通しで読み切った…!ノンフィクションなのに、書いてある出来事が丸ごとフィクションみたいで、全然飽きなかったから。
    その分、随分カロリーを消費しちゃったけど笑

    「『短いながらも愉快な人生』というのが海賊たちのモットーで、本書の原題”Born to Be Hanged”(絞首刑になるために生まれてきた)に象徴されるように、絞首台に上がって早期に人生を終える者が多い」(訳者まえがきより)

    これは、かの有名なカリブの海賊たち(※)の冒険譚であり、略奪劇である。それも前述の通り、全編ノンフィクションだ。
    著者はなんと2年にも及ぶ航海の記録を

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    2025年04月23日
  • 時計島に願いを

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    やっぱりこうでなくっちゃ。子どもっぽいかも知れないけれど、お話しは幸せに終わるのが一番。
    中で取り上げられている「時計島」シリーズは対象とされる年齢であれば読んでみたいと強く願っただろう。

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    2025年03月23日
  • ガリバーのむすこ

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     作者は戦争をテーマに、読みやすい作品に仕上げている。子どもからおとなまで家族で本作を読み、一緒に戦争のことを考えるきっかけになれれば、と思う。

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    2025年03月22日
  • 時計島に願いを

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    ネタバレ

    SNSでおすすめされていたのを見て、読んでみました。プロローグから引き込まれました。最後の方までどうなるかわからず、飽きずに楽しく読めました。読後感もとても良かったです。

    英語ならではのなぞなぞの訳し方も、なるほどと参考になりました。

    ただ196ページの
    You can roll there but not rock.は
    「揺れてもいいけど、転がっちゃダメ」ではなく
    「転がってもいいけど、揺れちゃダメ」が正しいのではないかなー……?と思いました。
    rollが転がるで、rockが揺れるという意味なのでは……?
    まぁ、ここでの日本語訳はあまり内容に影響はないのですが……

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    2025年03月20日
  • 時計島に願いを

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    39歳、出勤時と休憩時間に夢中になって読み耽りました。
    久しぶりに胸にぎゅっと抱きしめたくなるような宝物のような物語に出会いました。嬉しいです。
    ファンタジーの世界に憧れて、夢中になったかつて子供だった大人たちにはきっとときめくストーリー。(物語の中にアリスやハリーポッターなどの名前がちらほら登場するのも胸熱!)

    登場人物もみんな魅力的。
    やっぱり物語くらいはハッピーエンドでいい!
    夢があって希望に溢れてていい。

    この本に出会えてよかった。
    これがデビュー作という作家さん。
    今後の作品が楽しみで仕方ない!

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    2025年02月04日
  • 時計島に願いを

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    私が物語を好きな理由が詰まった作品だった。幼い頃に親しんだフィクションの世界に乗り込んだ主人公が与えられる謎を解きながら人生の重要な決断をして、成長していく。物語は単なる空想や逃避ではなくて、物語のある部分が読者の胸を打ち心に触れ訴えかけることで読者の人生を変える力になることを教えてくれる物語だった。現代版『チャーリーとチョコレート工場』と言われているのも納得

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    2025年01月01日
  • 時計島に願いを

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    子供の頃に夢みた将来とはかけ離れた厳しい現実を生きているルーシー。クリストファーを養子に迎えたいのにそれも叶いそうもない…そんな彼女の元にゲームの招待状が届く。
    大人気児童書シリーズ新作を掛けて挑むゲーム。

    心をわしづかみにされた!
    ゲームにはワクワクし、ジャック、ヒューゴ、ルーシー、それぞれの思いに胸を打たれる。
    愛と希望と勇気の物語。とても幸せな気持ちになれた。

    子供の頃に物語の世界に入りたい、物語に救われたと思ったことがある人にすすめたくなる一冊。

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    2024年12月27日
  • 最後の1分

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     数あるクリスマス小説の中で、これほど悲惨なものはない。クリスマスを控えたある街で大きな爆発事故が起き、64人が死傷する。その1分前の出来事が事細かに伝えられるのだが、目の前の日常を精一杯生きる様子がポップな感じすらして、自らに不謹慎さを覚える。そして、爆発事故。登場人物たちの灯火が一瞬で失われ、物語とは分かっているのに、言葉にできない喪失感に苛まれた。

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    2024年12月24日
  • 時計島に願いを

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    子供の頃に救ってくれた本。
    時計島シリーズ。
    その物語を大人になった、当時子供だった読者が、擬似的に体験する話でした。
    とても没入感のある良い話でした。
    中盤からラストにかけては一気読みしてしまいました。
    読み終わって明るい満ち足りた気分になる本でした。

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    2024年12月14日
  • アドニスの声が聞こえる

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    第二次大戦のロンドンを舞台にした物語。素晴らしい作品だけどいかんせんつらすぎる。でも現実にはもっとひどいことが続いているんだよな……。

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    2024年09月28日