杉田七重のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『レモンの図書室』は良かったので、読んでみた。表紙はちょっと可愛すぎかなと思う。
今回もクラスメイトの男の子の名字は「マツナガ」、主人公の親友はインド系と黒人で、今どきの児童書らしい。
主人公の母は化粧品の卸売業を個人で行いながら娘を育てていて、これも今どきのシングルマザーという感じ。
しかし美人で事業の才能もあるこの母がモラハラの父(主人公の祖父)に育てられたため、自己肯定感が低く、それ故モラハラ気味の彼氏と付き合ってしまうことを繰り返している。
主人公は太っているがそれを自虐的ネタにして笑いをとっている。人前では底抜けに明るい人気者だが、心は深く傷ついている。
しかし、自分が物真似をするこ -
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両親の離婚後母と14歳の老犬ギズモと暮らす13歳のジョージ。幼なじみで親友だったマットは、最近いじめっ子たちとつるんでジョージに嫌がらせをしだしたので、ギズモだけが彼の慰めだった。
ところがギズモの調子がおかしい。病院で元気は回復したものの、どうも高齢のためにお別れのときが近づいているらしい。
ギズモと永遠にいられるわけではないと知ったジョージは、残された時間を思い切り楽しむために、「ギズモにさせてあげたいことリスト」を作り、それをクリアしていくことにした。
愛犬との来たるべき別れのときのために、できることを精一杯しようとする少年と、それに対する周りの子どもたちや大人の反応を、優しく描いた物 -
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Posted by ブクログ
すごい。
海で嵐が来て遭難。樽みたいな黒いところに人間?死んでる?
恐る恐る見たら女の子で生きていた。
わずかな食料と水を分け合い生き延びる2人。
亀を見つけて、抵抗があったが生きるために食べる。
美味しくてたくさん食べた。
食べたおかげで元気が出て、自分が強くなったような気がして気分も上向に。
海で死の一歩手前という極限状態。
サメと戦い右足の一部を失い気絶した少年は、目が覚めたとき
病院のベットの上だった。
少女と困難を乗り越え生き延びたのに、
その少女はいない。
探しに行かないと!
すごいストーリー。
初めからラストまで
力が入ってしまうような読書体験。
一気読み。
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Posted by ブクログ
ネタバレ小さな子供が自分のためだけに作り出したイマジナリーフレンド。
小さな女の子のフラーが作ったイマジナリーフレンドのジャック。
ジャックはみんなに嫌われていると思っていたけれど、本当は違っていた。
周囲はジャックのことが単に見えていないだけで、そもそもそこに存在していないのだった。
自分がイマジナリーフレンドだと知ったジャックは
存在するということを望み、フラーの元を離れ自分探しの旅に出る。
時にやんちゃな男の子の相棒となり
一番毛嫌いしていたダックスフントとなり
気弱だけど知識と想像力豊かな男の子の相棒になり
どんなに生まれ変わってもイマジナリーフレンドには代わりない自分の姿を認め
大人 -
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Posted by ブクログ
みんなを笑わせることが好きな11才のジェリーは、いつでも明るいからからかわれても平気と思われている。けれど本当は傷ついているのだ。特に太めの体のこと。
そんな本心は、ママにも親友たちにも隠して秘密のノートに詩にして書いていた。
ママの新しいBFレノン に秘密のノートを見せたことをきっかけにして、明るさで隠していた心の叫びを人に伝える勇気を持つことができた。
抑圧的で偏見の固まりのおじいちゃんに間違いを指摘できるジェリーの強さに拍手。
ママもジェリーから勇気をもらい、父親にやっとNOを言えた。レノンという理解者を得て、ママもジェリーも変わっていく。
理解者がいると、人は勇気と自信が持てるのだろう -
Posted by ブクログ
ネタバレ心を通わせて、希望を失わないで。
ある男の回想という形をとって語られる物語。少年の時、旅路で世話になった人の昔話。それは、フラミンゴと話ができる少年と、その少年の隣にいた少女の話だった。
人間は自分と違うものを嫌う。戦争は残酷な行為に理由を与える。発達障害のロレンゾを笑った人もいたし、ロマのケジアにロマというだけで辛くあたった人もいた。サロモン先生はユダヤ人というだけで殺されてしまった。ケジアの両親もロマという理由でキャンプに連れて行かれた。
メリーゴーラウンドは希望だ。すべては元の場所に帰ってくる。乗るのは主に子ども。希望の象徴だ。カポラルはケジアやロレンゾにとって、敵の立場にあたるド -
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